生活保護より高額療養制度を見直すべき理由

生活保護 高額療養制度雑記
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「この制度っておかしくない?」と思う制度がいくつかあります。私がそう思ってしまう制度が高額療養制度になります。

高額療養制度とは、どれだけ高額の医療費でも月に7万円ほどの個人負担で済むという制度になります。もちろんこの制度の全てが悪い!と言ってるわけではありません。この制度により助かっている人もたくさんいるでしょう。(生まれながらの病気・原因不明の突然の病気などはこの制度を存分に使ってください)

でも、例えば、

  1. タバコはダメだと言われながらタバコを吸い続ける
  2. 病気になる
  3. 「どうせ死ぬんだから」と言い、それでもタバコを吸い続ける
  4. 重い病気にかかる
  5. 「やっぱり死にたくないー」と言って高額療養制度を使う

となると、話は別じゃないの?と思ってしまうのです。(個人的には)

 

知人にそういう人がいるのでなおさらそう思います。その知人は喫煙者でして、

  • 49歳で会社を辞める(ガンになったから)
  • 病気を治療するため、ストレスを溜めない生活を心がける
  • 遊びまくる
  • タバコをやめるのはストレスがかかるからタバコは継続
  • お金の出どころは親の遺産
  • 67歳になっても元気に遊んでいる

抗がん剤治療に高額療養制度を利用しながら、こんな感じに毎日楽しそうに生きているのです。(相変わらず仕事はしていません)

 

生活保護を受給するには、資産がないことを示さなくてはいけません。貯金は数万円までしかできませんし、株や生命保険は解約ですし、ブランド品は処分が必要です。

つまり、生活保護が受給できたとしても、最低限度の生活しかできないのです。(地方自治体によりますが、独身者で月に12万円ほど支給される)

 

しかし、高額療養制度を受けているその知人は、月に80万円ほどかかる治療を個人支出は6万円ほどですみ、親の資産で悠々自適に暮らしているのです。その知人は「この薬は1錠が4万円ほどするんだぞ!」となにやら誇らしげに言っております。

 

私はここに制度の歪みを感じます。

  • 生活保護者:月に10数万円の支給&資産は持てない&世間からは冷たい視線
  • その知人:月に70万円ほどをもらっているようなもの&資産は持てる&世間からは病気だから同情される

なんか変じゃない?と思わずにはいられません。

 

その知人に「死んでください」と言ってるわけではなく、高額な治療をするのであれば資産を売却してまでお金を捻出するのが普通じゃない?それができなければ、高額の治療でなくて、通常の治療で我慢するのが当たり前じゃない?と思います。(繰り返しになりますが、ここではタバコ、体に有害であると分かっているもの吸い続けた人の話になります。先天的な病気・原因不明な病気などは現在の制度のまま存分に高額療養制度を使ってください)

 

また、これはその個人に言っているのではなく、「制度がおかしくない?」と言っているのです。

 

でも、これはよくできた制度だなーとも思います。なぜかというと、制度を作るのは資産を持つ側の政治家やら官僚だからです。

  • 優秀な自分は生活保護を頼ることはない→生活保護受給者は資産没収でいいや
  • 優秀な自分でも重い病気になることはある→治療費は税金で負担してもらおう。そして自分の資産を守ろう。

ということで、この制度は歪んだままの状態なのだと私は解釈しております。

 

6人に1人の子どもが相対的貧困状態にある日本で、どこにお金を使うべきなのかなー?とついつい考えてしまいます。みなさまはどう思われますでしょうか?

子供の貧困を放っておくとどうなる?>

 

ナンデモカンデも高額療養制度を対象にするべきではないなーと私は思うのです。病気の治療にはお金がかかるのです。制度が整い過ぎた今、私たちは病気の治療を当たり前のように受けていますが、当たり前じゃないことなんです。

それでは!

 

*参考

高額療養費制度を利用される皆さまへ
高額療養費制度を利用される皆さまへについて紹介しています。

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