【現代版】アリとキリギリスから学びたい本当の教訓

哲学・宗教
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イソップ寓話の「アリとキリギリス」。皆さんもよくご存知だと思います。簡単に内容を紹介すると、冬に備えてコツコツと夏の間に食料を蓄えていたアリと、夏の間は楽しく過ごし、冬を迎えた時に何の蓄えもないキリギリスを描いた童話です。この童話では「アリが善でキリギリスが悪」であり、日頃からコツコツ働きましょうね!ってのを子ども伝えようとしています。でもその解釈は今は当てはまらないかもしれません。ということで、今回は現代版「アリとキリギリス」の解釈を紹介します。

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そもそも虫と人間では比較できない

「なぜ生きるのか?」がこれからの世の中とっても重要だと思うんです。コツコツ働くアリさんは何を目的に生きているのでしょうか?人間と虫ではそこが違いますよね。ある意味、キリギリスのように楽しく生きて、コロっと死ぬのが良い人生かもしれませんし。

「あなたはどうやって生きますか?」が現代版アリとキリギリスの教訓だと思います。

もし100匹のキリギリスがいたら

夏でも冬でも暖かい場所に移動したら、楽しく歌でも歌いながらキリギリスは過ごせたのではないでしょうか?生まれた場所に留まったことがこのキリギリスの敗因だったのです。もしキリギリスが100匹いたら、1匹くらいは今事実に気づいて、夏の間に冬でも暖かい地域に移動したかもしれません。

今の私たちだって、新幹線もある、飛行機もある、インターネットもある、こんなの世の中だったら場所や環境なんてすぐ変えることができますよね?自分の適した環境や場所に身を置き、自分らしい生き方を目指すことって大切なんじゃないかな。なぜか同じ場所に訳もなく固執する習性があるけどね。

「仕事は場所や環境によって変えられる」という教訓でもあると思います。

 

アリとキリギリスのハイブリッド型が必要

アリ型がいい!キリギリス型がいい!何て極端に分けることはやっぱりできません。アリとキリギリスのハイブリッド型がこれからは必要になります。

簡単に言うと遊ぶ時は遊ぶけど、ちゃっかりコツコツ勉強もするよ?的な感じです。戦後教育として、同じ教育・同じ勉強・同じ生活が求められ、それが実際に日本の発展に貢献したことは事実です。しかしそれは、発展途上の国にとっては役立つわけで、今の日本みたいに成熟した社会では適していません。それを踏まえた上で想像力が求められています。何事もコツコツすることは重要ですけど、それだけではダメなのが今。昔のパラダイムのまま、勉強だけしかしてこなかった人は大学卒業後痛い目を見ています。

この童話から今学べることは、どちらの良い要素も取り入れることだと思っています。