人口減少に嘆くのやめませんか?嘆いているのは人口減ではなく、社会のシステム

人口減 政治・経済
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本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。

THE HUFFINGTON POSTより

小泉進次郎氏が若者に訴えた 「もう人口減少、嘆くのやめませんか」 #進次郎に質問

という記事があったので、備忘録的にメモします。

リンク→小泉進次郎氏が若者に訴えた 「もう人口減少、嘆くのやめませんか」 #進次郎に質問

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人口減は問題では無いが、問題の先送りはやばい

■もう人口減少を嘆くのは止めませんか?

また小泉氏は、東北復興や22世紀の日本についても議論を展開。日本の抱える課題である人口減少についても「もう人口減少を嘆くのを止めませんか?」と語った。「人口が減ったって、やっていけるという自信が大切。将来に悲観する1億2000万人より将来に自信と楽観を持つ6000万人のほうが強い。いつか人口が下げ止まるときがきて、そこから力強い成長がある。人口減少を強みに変えよう」などと大きな展望を語った。

 

——人口減少だと、移民について考えざるとえないという声もあると思いますが、どう思いますか?

私は、日本に貢献してくれて、優秀で、スキルがある外国人っていっぱい活躍してると思うんです。ひとつの論点になっているのは、いわゆる単純労働者を含めた、労働力が足りないという日本において、そのボリュームを移民という部分で捉えるのかというのが、だと思います。

私は人口が減っていく部分をすべて移民で、っていうのは反対です。人口減少を強みに変えるという発想のなかで、日本が守るべきものを守りながら、技術の革新、イノベーションをより危機感を持って進めるかということを、どこまで追求できるかをチャレンジする国家になったほうがいいと思います。

ちなみに日本の農業でいうと、労働力のボリュームの部分で、外国人実習生の規制緩和を求める声はすごく強いです。全国のいろんな産地から、「もう人が集まらない」という声がいっぱい上がってきている。そういった声は、将来の人口減少じゃなくて、今の労働力不足に対して、なんとかしてほしいという声。そこに新たな制度設計をして対応していくか、ということもあります。

すごく面白い記事ですね。是非読んで見てください。人口減、農協、移民の問題を小泉進次郎さんの口から語られています。

さて、人口減の問題についてですが、人口減は問題なのでしょうか?

日本の人口減少がヤバイ?いやそもそも人口多すぎなのでは?

昔書いた記事ですが、人口減は本質的には問題無いです。例えば、日本と同じくらいの面積のドイツは日本より4千万人くらい人口が少ないですが、一人当たりのGDPは日本より高く、生産性の高いシステムを作り上げています。

日本は圧倒的に人口が多い国と言えます。だからこそ世界第3位の経済大国を維持しているんですね。しかし、一人あたりのGDPに換算してしまうと、一気に20位くらいに転落します。→理解しにくいGDPを分かりやすく説明!

人口減の問題は、

若者が減る=税収が減る=福利厚生などの公共事業が破綻

ということです。

つまり、人口の増加を前提にして作り上げられた社会システムが問題なのです。ちなみに人口が減少することも、高齢社会になることも20年以上前からわかっていました。しかし、有効な対策をしてこなかったのです。

それはなぜか?

既得権益を守りたかったからですね。それに、自分たちが幸せに暮らせるなら、あとのことは知らない!という意識が働いていたからです。

次の世代に負担を先送りというやつです。

人口減に嘆く必要はありませんが、人口減に危機感は持たなくてはなりません。

じゃあどうするか?ですね。

やはり生産効率を上げるしかありません。ロボットやAIに自分の仕事が奪われるかも、と怯えるのではなく、それらを有効活用してやろう!っていう知識と知恵を身につけるべきなのです。

テクノロジーの進化を止めることは私たちにはできません。それらに争うだけ無駄です。ならばそれらを使いこなそう!っていう発想が重要ですよね。

ただし、人口減とテクノロジーの進化でいうと、やっぱりテクノロジーの進化の方が早く時代を動かすと思います。そうなると、テクノロジーによって仕事を奪われる人が増えるでしょう。

そのことを知った上で、これからの数年間、どう動くかが非常に重要になってくると思います。終身雇用だから安心なんて言ってる人には、絶望の未来が待っているはずです。

ワークシフトにも書いてあったように、「常に学び続ける意志」が絶対に必要です。

 

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