【年金制度改革】賃金・物価スライドの見直し

賃金・物価変動スライド政治・経済
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本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。

BSフジLIVEプライムニュースより、『激論“年金制度改革” 安心につながる改革は』を放送してました。備忘録的に記事に残します。

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賃金・物価スライドの見直し

今の年金の制度では、物価が上がれば、若者世代の賃金も上がるので、年金も上がります。上げ幅としては、賃金の伸び率に年金の伸び率も合わせるようになっています。

新ルールでは

  • 物価も賃金も下がった場合、賃金の下落に合わせて年金も下げる
  • 物価は上がったけど、賃金が下がった場合は、賃金の下落に合わせて年金も下げる

ようは若者世代の負担を少なくしようとしていますね。

物価は上がるけど、賃金が上がらないってのが今の世の中の怖いところですもんね。今までの日本の政策というものは「物価が上がることを前提」にした上で作られています。

でも、全然物価も上がらないし、物価が上がっても格差社会だから貧乏人はただ困るだけ・・・。

適正年金額は現役世代の平均収入の50.6%

2014年の65歳、つまり1949年生まれに支給される年金額は、現役世代の平均年収の62.7%です。

これをマクロ経済スライドと呼ばれる政策で、徐々に引き下げ、2044年の65歳、つまり1979年生まれは、現役世代の平均年収の50.6%にしようとしています。

1950年以降に生まれた人は、徐々に年金が引き下げられるのです。

マクロ経済スライドの見直し

マクロ経済スライドとはなんでしょう?

  1. 賃金・物価の上昇に応じてスライド率を算出
  2. マクロ経済スライドで調整し年金額が決まる

つまり賃金も物価も上がってない年には年金も上がりませんよってこと。逆に言えば、年金は今まで上がってたんですねぇ〜。

ただし例外があって、賃金・物価の上昇率が低く、マクロ経済スライドをかけて、前年の年金を下回る場合は、下回る部分は除外されます。つまり去年と支給額は変わらないってことです。

この例外ルールが新ルールによって変わります。

下回って除外された部分は、超好景気の時に払うことになります。賃金・物価の上昇率がめちゃめちゃいい時に、あの時減額するはずだった分を、今なら払えるでしょ?ってことですね。

まぁそんな上昇が起こることはないでしょうが。というか、これも先送りですねねぇ。

マクロ経済スライドについては東洋経済オンラインを参考にしてください。

年金減額!マクロスライドがついに始動

少子高齢化への対策として公的年金給付を自動的に削減する「マクロ経済スライド」が、2015年度に初めて発動されることが1月末に正式決定した。

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