『日本人の勝算』を読んで【最低賃金を上げても雇用に悪影響なし】

日本人の勝算 本の感想
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『日本人の勝算』を読みました。

めちゃめちゃ面白かった!

です。

デービッド・アトキンソンさんの本にハズレなしですなー😇

さてさて、この本を読んで「まじか!」と思ったことがありまして、それは、

 

生産性をあげるためには最低賃金をあげよ!

 

という主張でした。

韓国が最低賃金を上げて失業率が高くなったと言うニュースを見ていた私としては、「最低賃金って上げてもいいのかね?」と半信半疑のまま読み進めていました😅

読み進めた結果分かったことを以下に書いていきます。

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最低賃金をあげよう!ただし条件が必要

結論から言いますと、

 

韓国は一気に16%も最低賃金を上げたからダメだった

 

と言うことでした。

段階的に最低賃金を上げていくのであれば、15%までだったらOKで、そしてそれが生産性を高めることになります。

「最低賃金を上げたら失業率高くなるんじゃね?」と疑問が浮かびますが、著者はイギリスを例に出して説明しています。

ちなみに、研究的にもメタ分析が出ておりまして、最低賃金が設定されていた場合、最低賃金の水準を引き上げても雇用が減少することがないことがわかっているそうです。

1:最低賃金を上げたイギリスの実例

イギリスは今まで20回にわたって、平均して年間4.17%最低賃金を引き上げてきました。その結果、

  1. 失業への影響はなかった
  2. 生産性が向上した
  3. 生産性の高い企業ほど雇用を増やした

などと言うことがわかっています。

2:なぜ最低賃金を上げると生産性が高くなるのか?

最低賃金が上がると、人件費が高くなります。そうすると経営者としては利益が圧迫されます。つまり、

 

もっと生産性を高めないとダメだ!

 

と、経営者が生産性を高めようと努力するのですね。

3:最低賃金はどのくらいまで引き上げるべきなのか?

2018年1月の論文によると、

  1. 最低賃金を15%引き上げると
  2. 雇用が0.24%増加し
  3. 物的資本も4.04%増加し
  4. 生産性が2.19%上がる

そうです。

15%の引き上げ率がベストでして、それ以上になると悪影響が出始めるとのことです。(韓国は16%だった)

おわりに:低賃金で働かされる日本人

日本の人材評価は第4位。そして生産性は第28位。

つまり、優秀な人がたくさんいるのに、低い生産性しか出せないような働き方をさせられている、ということです。(有能な若者が、無能なおっさんにこき使われたりとか・・・)

低賃金で働かされる状況ができあがっています。ということで、これを変えるために最低賃金をアップさせるのがいいのですね👍もちろん、経団連は反対します。利益が圧迫されるからです。利権にしがみついたまま定年まで働くのが楽だからです。

労働組合が弱くなったいる今、そこを変えていくのは国・・・(希望薄いけど)

 

この本を読んで生産性を高める理屈はわかりました。でも、無理だろうなぁ・・・と思うばかりです🤢最低賃金を上げる反対勢力が強すぎて、どうしようもありません。

人間は論理ではなく感情の生き物なのですから、「失業者が増える!!!」なんて言われたらどうしようもないのですねぇ。難しいところです。

 

それでは!

読書メモとして簡単に動画にしています↓↓↓

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