人生の断捨離。エネルギーを一方向に向け、より良い生き方を目指す方法

哲学・宗教
本サイトはプロモーションが含まれています
スポンサーリンク

あれもしたい、これもしたい、あれもできるし、これもできる。人間の欲望は無限大。

しかし、より多くのことをやり遂げようとすればするほど、その成果は小さくなるはずです。

数十年に一人の逸材であれば、全てをこなし、全てに大きな成果を出すことができるかもしれません。しかしそれは大天才のやり方なので、私みたいな一般人はそんな夢をみてたらダメなのです。

エネルギーを全てに向けてはだめ、一方向に向かってエネルギーを放出するのが、凡人の人生成功のためのセオリーです。ということで、今回はエネルギーの断捨離の話。

スポンサーリンク

断捨離とは?

まずは断捨離の意味から確認しましょう。

断捨離とは、不要なものを断ち、不要なものを捨てて、不要な物事の執着から離れる、という三原則をもとに、暮らしや人生を整えていこうとする考え方のことです。

「断捨離=家の整理整頓」と思われている人も多いかもしれませんが、家の整理整頓だけでなく、人生にも使える考え方です。

トレードオフの考え方

経済学でよく使われる言葉である「トレードオフ」。

これの意味は、「複数の条件を同時に満たすことができないような関係」です。分かりにくいですね?

例を出すと、

英語の勉強をするならば、その間他の勉強はできないってことです。受験生にとっては大きな問題ですね。限られた時間の中で、何をするのか?得意分野を伸ばすのか?それとも不得意分野を伸ばすのか?

これは何も勉強で比較しなくても、寝るのか?本を読むのか?運動をするのか?遊ぶのか?・・・・と毎日様々な選択肢があり、それを決断しなくてはならないのです。たくさん選択肢はありますが、できることは1つだけ。

何かを選ぶことは、何かを捨てること、これがトレードオフの考え方です。

断捨離とトレードオフから理解できること

先ほどは、受験生にとって限られた時間の中で何を勉強するのかは重要な問題と言いましたが、その問題は受験生だけではありませんよね?

人生という限られた時間のなかで、何をするのか?これは私たち人間が生きる上での重要な問題です。

そのためにはトレードオフを考える必要がありますね。限られた時間の中で、何をするのか?

やらないことを決める

何かをやる!と決めるよりは、何かをやらないと決めたほうが楽だったりします。

今まさに夢や人生のゴールが見えている人にとっては「何かをやる!」ことは決めやすいはずですが、まだ人生の目標が見えてない人に「何かをやる!」ことを決めるのは難しいはずです。

ですから、まずは「何かをやらない!」ことを決めるのが良いと思います。そのためには「断捨離」ですね。

優秀な人ほど陥る自分の人生の欠落

優秀な人が陥りやすい罠があります。

それは「自分のためにエネルギーを使えなくなる」ことです。

簡単に流れを見てみましょう。

  1. 優秀なので、ある程度の仕事ならなんでもできる
  2. 周りの人から「あいつはできる!」と思われて、難しい問題を任される
  3. 期待に答えようとして、どんどん仕事に熱中する
  4. 自分のためにではなく、他の人のために時間を使うようになる
  5. 自分を見失う(期待に答えようとして身も心もボロボロに)

優秀というのも考えものかもしれません。期待されたら期待に答えようとするのが人間であり、期待に答えることが目的となってしまうと、自分の人生ではなくなってしまいます。

これもトレードオフの関係で、自分の人生を選ぶか、他人の人生を選ぶかになってしまうのです。

(他人の期待を全て裏切れということではないので、ご注意下さい。バランスが重要なんですね。)

自分のエネルギーを一方向へ

エネルギーは無限ではありません。有限です。

ですから有限なエネルギーを何に使って、何に使わないかを見極めることが必要なのです。そのためにまずはしてほしいことが「優先順位をつけること」です。これに意識を置くことで、自分の人生を生きることができるようになります。

物事に優先順位をつける

何度も言いますが、全てをやることなど不可能です。ですから「やりたいこと」に優先順位をつけ、優先順位の低いものは断捨離します。

複数の選択肢が出てきた時は「何が最も重要か?」と考える癖をつけて下さい。そうすることで自分のエネルギーを無駄に拡散することなく、一方向へ向けることができるはずです。

まとめ

自分の人生を生きるためには、常に選択肢に優先順位をつけることです。そのためには断捨離とトレードオフ考え方をしっかりと理解しておくこと。

そうでないといつの間にか、複数の他人の人生の中で生きることになる。