官僚はどんな仕事をしているのか?

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キャリア官僚という言葉をマスメディアで耳にしたこともあると思います。
キャリアは出世コースにのってる人って感じがなんとなくつかめますが、
官僚って実際にはどんなことをしてるのか想像もつきません。

ということで今回は官僚について調べてみました。

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官僚は公務員

官僚は公務員のことです。
「公務員=市役所で働く人」というイメージを強く持ってる人がいますが、官僚も公務員です。
市役所で働く公務員は地方公務員と呼ばれ、そういう試験を通過した人です。

官僚になる人は国家公務員と呼ばれ、国政に影響力を持つ上層の公務員のことです。
国家公務員にも1種、2種という試験に分かれており、1種は難関の試験です。
1種に受かった人たちがキャリア官僚なんて呼ばれたりして、出世がある程度約束されているのです。

各省庁で働く官僚

日本の政治は三権分立という仕組みでなりたっており、

  1. 立法権(国会):法律を決める
  2. 行政権(内閣):法律に基づいて政治を行う
  3. 司法権(裁判所):法律違反を罰する

上のように3つの役割に分かれています。

行政権を持つ内閣は総理大臣と複数の国務大臣で構成されており、内閣で決めた方針を国務大臣が各省庁に指示を出し、
国の政治を進めるのです。

この各省庁で働いている人が「官僚」です。

官僚の仕事

各省庁によって仕事内容は変わります。
法案の作成、予算案の作成、政策案の作成などなどです。

国の中核を担う重要な存在が官僚なんですね。

官僚と天下り

官僚の天下りが問題になりました。
なぜ天下りというシステムがあるのかを見てみましょう。

先程も言いましたが官僚にもキャリア組とノンキャリア組がいます。
「こいつは見込みがない」と判断されや官僚は当然出世コースから外れ、
役所から出て行く事になります。
しかし、出て行くと言っても彼らにも生活があり仕事をする必要があります。

そこで天下り先の民間企業に行くのです。

かなり出世して天下る官僚は当然給料や退職金も多い企業に行きますし、
出世もそこまでしてないのに天下る人はそれなりの待遇のところに行きます。

事務次官を目指す激しい出世争い

キャリア官僚たちは事務次官の座を目指して激しい出世競争をしています。
当然最も優秀な人が事務次官になることができるのです。

事務次官の人が仕事をしやすいようにするためには・・・
自分より年齢の高い人がいたら仕事しにくいですよね?

天下りとはそういう意味で、優秀な事務次官が仕事をしやすい環境を作るのに必要でもあるのです。

企業との癒着が問題

天下りの問題は、各省庁と民間企業の癒着です。
民間企業が多くの官僚の天下りを受け入れる代わりに、各省庁に仕事の根回しをすることが問題なのです。

つまり税金の無駄遣いですから。

天下りを廃止しても・・・

天下りがなくなると結局税金の無駄遣いが起こります。
どういうことかというと、本来なら優秀でない人が今までは民間企業に行っていました。
天下りが廃止され、優秀でない人が定年まで官僚として働くことは結局は税金の無駄遣いになってしまうのです。