日本における超絶ニート「もんじゅ」は廃炉にすべき?

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本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。

活動を全くしてないにもかかわらず、維持するだけで年間200億円かかる、超絶ニートな「もんじゅ」について毎日新聞が取り上げていました。共有かつ備忘録的に記事に残そうと思います。

リンク→10年で6000億円 政府、廃炉含め検討 追加支出試算

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既に1兆2千億円をつぎ込みながら稼働実績ほぼなしのもんじゅ

もんじゅは、日本の福井県敦賀市にある日本原子力研究開発機構の高速増殖炉である。研究用原子炉との位置付けから、商用原子炉と異なり、文部科学省の所管となる。
MOX燃料(プルトニウム・ウラン混合酸化物)を使用し、消費した量以上の燃料を生み出すことのできる高速増殖炉の実用化のための原型炉であり、高速実験炉常陽でのデータをもとに建設された日本で2番目の高速増殖炉である。核燃料サイクルの計画の一環であり、新型転換炉ふげんと共に開発が進んでいた。日本は高速炉開発を国家プロジェクトと位置付けており[1]、国際的にも高速炉を始めとした第4世代原子炉の研究開発において主導的な役割を果たしているとされた[2]。もんじゅはその中心となる施設である。

出典:ウィキペディア

今現在日本が保有するプルトニウムは48トン。この量は広島に落とされた原爆6000発分に相当するといわれています。もちろんこれらの核燃料は、核兵器のためではなく核リサイクル発電システムのためです。

なぜこんなに日本にプルトニウムがたくさんあるかというと、原子力発電所で使用済みになった核燃料には約1%のプルトニウムが含まれているからです。このプルトニウムを分離をし、再び原発で使えるようにする作業を「再処理」と言います。

使用済み核燃料処理という大義名分のために、今まで稼働もせずだらだらと延命していたんですね。しかし、もんじゅがなくなってしまうと、国内にある膨大な使用済み燃料処理の見込みが立たなくなってしまいます。

詳しくは以下のリンクを参考にしてください。

高速増殖炉もんじゅ運営計画・研究開発センター

もんじゅの設計ミス?

科学的に危険性の高いプルトニウムと、化学的に反応性の危険な金属ナトリウムを一緒に使ったのがまずかった気がします。

金属ナトリウムは冷却剤として使われていますが、金属ナトリウムは水と反応すると大爆発するので、空気とは触れさせるわけにはいきません(空気中にも水分が含まれているため)。

実際これで火災事故もあったし、消火に水を使えないという問題が出ています。この問題を解決しない限りもんじゅの再稼動は超危険なのです。

もんじゅのこれからかかりそうなお金

  • 廃炉にするなら3000億円
  • 再稼動を目指すなら6000億円
  • 何もしなくて維持費で年に200億円

どれをとっても莫大なお金がかかります。

廃炉にしたら、使用済み核燃料の行き場に困りますし・・・。

なんにせよ決断と行動が求められますね。だらだらとしていたら国民の血税がさらに無駄に使われるだけですから。