【映画】「カッコーの巣の上で」を観て思う、想いの伝染。

カッコーの巣の上でを観て映画の感想
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本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。

「カッコーの巣の上で」を観ました。ジャック・ニコルソン主演の1975年のアメリカの映画です。「想いは伝染する」、私がこの映画を観て思ったことです。非常に良い映画でしたので、備忘録的に記事に残したいと思います。

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カッコーの巣の上で

まずはあらすじをアマゾンの内容紹介から引用します。

ジャック・ニコルソン主演、マイケル・ダグラス製作。
1975年度アカデミー賞主要5部門を独占した不朽の名作!

1963年9月のある日、オレゴン州立精神病院に一人の男が連れられてきた。ランドル・P・マクマーフィ。彼は刑務所の強制労働を逃れるために狂人を装っていた。しかし精神病院はもっと悲惨な状況にあった。絶対権限を持って君臨する婦長によって運営され、患者たちは無気力な人間にされていたのだ。さまざまな手段で病院側に反抗しようとするマクマーフィに、患者たちも心を少しずつ取り戻し始めた。そんな彼の行動に脅威を感じた病院は、電気ショック療法を開始するが、マクマーフィも脱走を計画し始める…。ケン・キージー原作のベストセラーを映像化。感動のラストシーンが印象的。出典 アマゾン カッコーの巣の上で

ロバート・デ・ニーロ主演の「レナードの朝に」が好きな人は、きっとこの映画も楽しめると思います。

ジャック・ニコルソン演じるマクマーフィがこの映画を通じで訴えていることは、

「自分の意思を持て!自分で意思表示しろ!」

です。

刑務所から精神病院に移ったマクマーフィは「この環境が人間をダメにしている」と感じたのです。そこの精神病院は人間性を抑圧し、一人の意見を尊重しない環境、つまり「人を管理する体制」を整えていました。

そこにいる患者たちは、管理される方が楽に生きることができると考えているのです。だから人間性を放棄し、自分で考えることをやめ、院長や看護師の言うことに対してイエスマンとなっていました。

人は進んで不自由を選択するのかもしれません。

楽に生きることができるのなら・・・安定がそこにあるのなら・・・思考を放棄してただただ生きる人間になろうとするのでしょう。

このサイトで伝えたいとこは「ただ生きるのではなく、よく生きること」。ソクラテスの言葉を胸に刻み付けて生きていこう!と、この私はこのサイトを通じて伝えたいのです。

よく生きるための条件に定義はありませんが、少なくとも必要なことは「思考」することです。思考を放棄することは人間性を放棄することにつながるはずです。

マクマーフィは直感的にそれを感じ取り、それを伝えようとしました。その想いが伝わり、次第に患者たちはマクマーフィと行動を共にするようになります。「自分の意思で行動する」ことに自由と楽しみを見出して生きました。

しかし、精神病院側はそれを抑えようとしました。

そして、マクマーフィに対して「ロボトミー」をしたのです。ロボトミーとは脳の一部を切断する手術で、それを受けたマクマーフィは「生ける屍」となりました。

マクマーフィは病院側に敗れたのです。

しかし、マクマーフィの想いはある一人の患者に伝わっていました。その男はマクマーフィがなし得なかった、患者を閉じ込めている鉄格子をぶち破ること、それを成し遂げ、自由な世界へと走って行ったのでした。

 

この映画は私たちの生きている「管理社会」とでも呼ぶべき世の中を象徴していると思います。衣食住を提供され、なんとなく生きていけるが、自由は与えられない世界。過労死するまで働かされ、時には精神病に追い込まれたり、自殺に追い込まれたりします。

だけども私たちはそれに抗うことなく、なんとなく生きること、ただ生きること、管理され生きることを選びます。

そんな世界でも、マクマーフィのように自由に生きることを叫んでいる人だっています。しかし、その人は伝えている間に管理社会によって排除されているかもしれません。

だけれども、その人の言葉を受け取る人だっているのです。想いが伝わるかどうかは、受け手次第なのかもしれません。アンテナを張っておかないと、聞きそびれてしまいます。

この映画から学べる重要な点は2つあると思います。

  • 自分の想いは人に伝わり、その人を動かすこともある
  • ただし伝わるかどうかは受け手にもよる

自分の人生をどう生きるかなんて自由です。管理されてでもある程度の自由で生きたいのか、それとも自分の道を自分で決めるのか。

私は後者側です。

これもサイトで何度も言ってることですが、人には絶対に決められた人生があります。

  1. 人は必ず死ぬ
  2. しかも死をコントロールできない

幸せでも、幸せでなくても、お金を持ってても、持ってなくても、人は必ず死ぬのです。しかもそれは、コントロールできません。交通事故、自然災害、急病などなど私たちはいつ死んでもおかしくないのです。

しかし、今私たちは生きています。

だったら、残りの人生をどう生きますか?

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