「子どもを産んだ方がいい」という風潮は本当に必要なのか問題

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虐待死の件数は 年間どのくらいか 知ってます?

「少子化だから子どもを産んだ方がいい」

国的にはそんな社会にしたいようですが、私はこの風潮に疑問を感じています。
確かに、子どもが増える社会の方がいいのですが、知っておかないといけない事実として「子どもを作ってはいけない人間」がある一定数いるんですよね。

まぁこの風潮があろうがなかろうが、子どもを作る人は作るので、なんとも言えないところなのですが・・・。

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毎日一人の子供が虐待で死んでいる

前に読んだ、『世界一子どもを育てやすい国にしよう』を参考にしています。→→→

驚くべきことなんですが、子どもの虐待死って年間で300件以上あるんですって・・・(´・ω・)
そのうち44%が0歳児というのも衝撃的なことです。

なぜ虐待死が起こるのか?

「虐待死」

という言葉を聞くと、「やばい親がいる」という認識を持つと思うのですが、そう簡単に捉えてはいけないことろで、その背後には『社会問題』が隠れています。

  • 望まない妊娠
  • 経済的事情
  • 性暴力

など、単に暴力が好きだから、という理由だけで虐待死は起こっていません。

ドイツのやり方に学ぶ赤ちゃんの助け方

他人の子どもを家庭に向ける制度として『特別養子縁組』があります。
これは育ての親が法律上、実の親となる制度です。

じゃあ虐待されている子どもを発見すると、すぐにこの制度が適用されるかというとそうではありません(´・ω・)

日本の民法では、子どもは親の所有物ということになっていて、子どの人権を軽んじているんですね。
親権を停止する、親権をはく奪する、といのは非常に難しく、年間20件ほどしかありません。p185

つまり、虐待されている子を見つけても、親から引き離すことができないのです。

じゃあ世界ではどうなっているかというと、先進国のドイツでは5万件も親権停止があるんですって。

子どもの命の危険があった場合、「あなたに親の権利はない」と言って親権をはく奪し、まず子どもを守るのです。
子どもの人権の方が優先されるのですね。
親が構成したら戻してあげるけれど、そのためのハードルも設けられています。p185

ドイツから見習うべきことってたくさんあると思います。
日本も「子どもを増やせ!」という風潮にしたいのであれば、ドイツみたいな制度を作らないとダメです。

だって“やばい親”は言っていすいるのですから・・・。

子どもを殴っても親は逮捕されない

普通、大人が誰かを殴ったら暴力行為で警察に直行です。

でも、家庭内だとそんなことありません。
子どもでも、妻でも・・・。

虐待がうむ社会的損失

幼少期に虐待を受けた場合、それはその子の人生に大きな影響を与えます。

金額に直すと年間4兆円の損失と言われるらしいです。(どういう計算かはわかりませんが)

想像するに、

  • 心の形成がうまくできず、人を傷つける側になる
  • 自分が親になった時、虐待する親になる

など、まぁよく聞く話ですね(´・ω・)

行政のやばい実態

例えば、虐待された子を親から引き離してかくまう一時保護所では、虐待にあった子と非行した子が一緒に収容されているケースもあると言います。p187

ちょっと頭を働かせば分かることですが、非行した子が虐待された子をいじめてるんですって・・・。
「なんで一緒にするのよ・・・」としか思えないのですが、そのような実態があるみたいです。

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まとめ

子どもを産むことは大切です。

でもその前に、「虐待される子もいれば、それで死んでしまう子もいるんだ」ということを知っておかなくてはなりません。
それの対策がきちんとできてない中で、「子どもを産みましょう!」なんて風潮は怖すぎるだけです。

子どもの貧困率は増え、格差が広がる社会で、虐待はもっと増えるはずなんですよね。
だから無闇矢鱈に「結婚して子どもを産みなさい!」という言葉は無責任すぎます。

良い社会にしていくためには・・・やっぱり政治の話になってしまいます笑
ということで皆さん、「政治、キモい!」じゃなくて、「世の中をよくするために、ちょっとくらい政治の勉強するか!」的な考えでいきましょう!!

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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