欠乏の心理状態が生み出すマイナス作用

欠乏の心理状態 のマイナス作用科学
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「全ては欠乏を中心に回っている」

この言葉を聞いたことがあるでしょうか?
経済学者はこんな言葉を使うようなんですね。
どんなにお金を持っていても、どんなに浪費家でも、この世の全てを買うことができません。
そうであるならば、無限に欠乏感を感じてしまうんですね。
お金をたくさん持っていても、幸せそうじゃない人っていますよね?
ということで今回の記事は『欠乏の心理状態』についてになります。

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欠乏の心理状態

人は貪欲な生き物ですから、心が満たされることはまずありません。

  • お金
  • モノ
  • 時間
  • 友達
  • 食べ物
  • 愛情

などなど、欲しいものを書けばキリがありません。
しかし、欠乏を満たそうとする心の働きにはメリットがあります。

メリット

短期的に見ると、欠乏の心理状態はプラスに働くことがあります。
例えば、「明日までに何かをやらなきゃ!」といったときには、ものすごい集中力を発揮しますからね。

長期的な視点に立つとデメリットの方が多い

しかし、長期的な視点に立つと、欠乏の心理状態にはデメリットの方が多くなります。
ダイエットという大きな目標があるのに、目の前にあるイチゴのショートケーキを食べようとするとか笑。
貯金という目標があるのに、新しいiPhoneに心を奪われたりとか笑。

他にも、友情や恋愛などにも欠乏の心理状態は良い影響を与えません。

貧困と欠乏の心理状態

貧困層のために様々な教育プログラムがありますが、これがどれほど有効かは分かっていません。
というのも、貧困層に生きる人たちは、欠乏の心理状態が働いているので、長期的な視点を持つのが困難だからです。

一年後の素晴らしい自分よりも、今日の晩御飯の方が重要なのです。
「貧困を解決するには教育だ!」という視点は、衣食住に困らない、恵まれた人たちの考えである可能性が高いのですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回の記事では欠乏の心理状態がもたらす作用について書いてきました。
人は全てを満たすことはできないので、何かを「欲しい」と思う限り、欠乏状態から抜け出すことはできません。
しかし、この欠乏状態にも裕福な人と貧困な人では大きな違いがあります。

「あのカバンが欲しい」というのと「今日の晩御飯を食べたい」では、欠乏のレベルが全然違います。
そうであるならば、貧困の人に様々な教育プログラムを実施する前に、ご飯を与えたり、お金を与えたりすることの方が重要なのではないかと思います。

ということでこの話はベーシックインカムフリーマネーの話につながる記事になります笑。
貧困層にお金を無償であげるというのは、一般的な考えからしたら腹がたつかもしれませんが、福祉よりお金をあげる方がコストが低いことがわかっています。
つまり財政は健全になるので、皆が恩恵を受けることができます!

ベーシックインカムを日本でも真剣に考えるべきなのではないでしょうか。
GDPは上がっているけど、給料は10年以上前から全然上がらなければ、抗うつ剤の売り上げは上昇していて、とてもじゃないけど経済の発展がハッピーになってるとは言い難いです。

この社会構造を変えるためにもベーシックインカムは必要だと私は思っていて、そのためにはまず国民がベーシックインカムについて理解し、貧しい方々にお金を与えた方が社会にとってプラスになることを知らなくてはいけないと思っています(`・ω・´)”

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