セブンイレブンのあえて狭い地域に集中して出店する戦略

セブンイレブンのドミナント戦略
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本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。

YOMIURI ONLINEのセブンイレブンの記事が面白かったので備忘録的に記事に残します。

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リンク→顧客争奪?セブンイレブン近くにセブンがある不思議

機会損失を極限まで失くす戦略

「ガリガリくん欲しいな〜」と思って、コンビニに入ったけど、ガリガリくんがなくてそのまま他のコンビニへ向かった。

こういうのを「機会損失」と呼びます。

売るチャンスを逃したのですからね。

この機会損失を失くすべくセブンイレブンがとった戦略が、ある地域に集中して店を構えることです。

セブンイレブン同士でお客さんの奪い合いになるんじゃないの?と思うかもしれません。確かにそうなります。ですが、それを上回るメリットがあるのです。

たとえば東京23区にバラバラと出店すると、商品配送はとても大仕事だ。配送の距離も長く、時間もかかる。これを一日何回も繰り返すとなると、大変なコストと時間がかかる。新鮮な食材も配送中に鮮度が落ちてしまう。これに対し、店舗をある地域に集約すると、商品配送はとても楽になる。トラックで限られた範囲を巡回すればいいので、時間も距離も短くて済む。一日に何回も配送するのでコストも時間も大きく削減でき、食品の鮮度も保つことができる。

商品の配送コストを下げることができるんですね。このように集中的に店を構えることを「ドミナント戦略」と言います。

このセブンの戦略をさらに深めるためにNews PicksのY.Taketoさんのコメントを引用します。(→https://newspicks.com/news/1886809?ref=index&block=top)

物流効率を高める「ドミナント戦略」という解説も正しいのですが、「それにしてもうちの近所のセブン2店舗は近すぎる」という方も多いのではないでしょうか。
おそらくその2店舗は同じオーナーが契約していると思います。
めちゃくちゃ近くに2店舗を構えているのは陣取りゲームのようなもので、他の店がさすがに3店舗目として入ってこれないだろうという読みだと思います。

ゲーム理論の「囚人のジレンマ」のような話です。例えば、日販が80万円の繁盛店のオーナーの年収はおそらく900万円くらい。これからもこの調子が続けば良いのですが、もし道の反対側にライバル店ができて日販が50万円(40%減)になると、年収(売上の変化とは単純に連動しない)は400万円くらいに落ち込みます。

そうなるくらいなら、日販50万円の店を2つ構えて年収を400万円×2=800万円に固定してしまう方が個人の判断として合理的です。もちろん、1店舗で年収900万円の今の方が効率的ですが、将来リスクを考えると守りの一手を打とうという話になる。

しかも、コンビニ本部は2店舗目、3店舗目と複数の店を運営することを奨励しています。一定の条件をクリアした加盟店主には、2店舗以降の店舗が支払うチャージ料率を減らしてあげる優遇措置があります。

6年ほど前から導入したこの複数店奨励制度は、古参の加盟店オーナーの高齢化が進む中で積極出店を続けるための人材確保を目的としています。
セブンだけでなく、他のコンビニチェーンにも同じような制度があります。

ドミナント戦略は物流コストだけでなく、ライバル店への威嚇にもなってるんですね。動物的に言えば、縄張りを作ってるもんですね〜。一旦強力な縄張りを作ってしまえばライバルも迂闊に近寄ってきませんし、コスト削減にもなるしで良いことばっかりになります。さすがの戦略ですわ!!

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