【橋下×羽鳥】改めて学ぶ北方領土問題

北方領土問題 歴史
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本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。

あれ?どうだったかな?と頭がこんがらがっちゃうのが領土問題。橋下×羽鳥の番組で北方領土問題を取り上げていたので、再確認しました。それを備忘録的に記事に残します。

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北方領土問題とは?

北海道沖にある4つの島が北方領土と言われており、日本がロシアより早くその存在を知り統治してきた領土になります。

  • 国後島
  • 択捉島
  • 色丹島
  • 歯舞群島

1945年、ソ連は相互不可侵の日ソ中立条約を無視し、日本のポツダム宣言受託後に北方領土を侵攻・占領しました。これってめちゃくちゃですよね。日本は二つの原子力爆弾を落とされて、ボロボロになったところに、ロシアが中立の条約を破って攻めてきたんですから。

北方領土には現在16000人以上のロシア人が生活しています。この北方領土問題は未だ解決されておらず、日本とロシアには平和条約がありません。

これからの北方領土問題

日ソ共同宣言を知っておかなければなりません。

1956年、日本とソ連が外交の回復を目的に調印した文章で、その中には「ソ連は日本と平和条約締結後に歯舞、色丹の2島を日本に引き渡す」という文言があったのです。

つまり平和条約を結べば、歯舞、色丹が返ってくるのです。安倍総理は今これを頑張ろうとしているのですね。ただし、残念ながら4島すべての返還はまだまだ先になるのでしょう。

なぜソ連は日ソ中立条約を破ったのか

そもそもなんでソ連は日ソ中立条約を破ったのでしょうか?中立条約を一方的に破ったら国際的に叩かれると思いませんか?

これを理解するためにはヤルタ協定を理解しなくてはなりません。

ヤルタ協定とは、1945年2月にソ連(スターリン)、アメリカ(ルーズベルト)、イギリス(チャーチル)、3カ国の首脳が結んだ秘密協定で、「日ソ中立条約を結ぶソ連が日本戦に加われば千島列島の領有権を認める」という取り決めが行われたのです。

これでソ連は日ソ中立条約を破棄し協定を承諾し、日本に侵攻してきたのです。

日本からしたらソ連が一方的に中立条約を破って侵攻してきたひどい国と思うでしょうが、ソ連・アメリカ・イギリスと世界的に見れば了承事項だったのです。

当時の日本といえば、欧米列強から見えばただの調子に乗ってる黄色い猿だったのです。

北方領土返還のメリット

  • ロシアと関係が良くなれば、中東に依存しているエネルギーリスクの回避
  • 日露平和条約ができることで外交の幅が広がる

橋下さんの意見としては、平和条約を結んでも、経済的なメリットはさほど変わらないといいます。領土的にメリットがあるかといえば、もう日本人は住んでいないのでそこまでありません。漁場が広がるのは良い点らしいですが。

ただ、最も喜ぶのはアメリカだといいます。

日本の領土となればアメリカ的には自由にできるってことですから、言ってみればそこに軍事拠点を置くことだってできるのです。そんなことロシアとしてはたまったものじゃありません。だからこそロシアは絶対に認めないと橋下さんはいいます。

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