【映画】禅 ZENを観ました。大事にしたい思想ですよね。

禅 ZEN映画の感想
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本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。

映画、禅 ZENを観ました。Amazonでも評価が高いので、どんな映画なのだろうと思って期待しながら観ました。仏教とかに全く興味がない人は全然楽しめないと思いますが、ある程度知識がある人であれば楽しめるんじゃないかな。宗教という難しいテーマでよくできた映画だなぁ〜と思います。

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禅 ZEN

まずはストーリーをAmazonから引用します。

─この現世の中で、何故、人は争い、病の苦しみ、死の苦しみから逃れられないのでしょう・・・、そなたに、その苦しみから抜ける道を見つけて欲しい・・・。そう言い遺しこの世を去った母・伊子。
幼くして母と死別した道元は、24歳で仏道の正師を求めて入宋。不思議な縁に導かれ、天童山景徳寺如浄禅師の許へ。そこで修行を積み、ついに悟りを得る。
帰国した道元を乱世が待ち受ける。時の権力者から遊女にいたるまで、多くの人々が苦悩を抱えていた。道元は二度にわたり寺を追われるも、門弟らと共に真の仏法建立に努め、越前志比庄に大仏寺(現永平寺)を建立。宋からわたってきた寂円、のちに正伝を授ける懐奘ら門弟、さらには近隣の住人たちへの指導に励む。
雪深い冬の永平寺。参禅の鐘が鳴る中、僧堂で坐禅をする道元。命朽ち果てても尚、坐禅を続ける姿に、僧たちは静かに涙を流す。こうして、道元は54年の生涯に幕を下ろした。出典 Amazon 禅 ZEN

道元(どうげん)と言えば、鎌倉時代の禅僧で、日本曹洞宗の開祖です。曹洞宗は只管打坐(しかんたざ)によって悟りの境地を得ようとします。

日本に仏教が入ってきたのは500年ごろと言われています。日本の仏教推進に大きな役割を担ったのがなんと聖徳太子です。かの有名な十七条憲法には「仏教を敬いなさい」という一文を盛り込むほどですから、今でいう総理大臣の地位である摂政につく聖徳太子が推進したので日本でも仏教が根付きました。

奈良時代になると各地にお寺が建てられるようになり、仏教は日本では馴染み深いものになっていました。誰のお金でお寺は作られるの?と思うかもしれません。お寺は国費(税金)で作られており、僧侶は今でいう国家公務員に当たります。

平安時代になると天台宗や真言宗で有名な最澄と空海た出てきます。空海は中国から新たに「密教」と呼ばれる怪しげなものを持ち込みました。密教はいってしまえば「不可思議な力」、今でいう怪しい宗教のような要素がありましたが、貴族たちにばかうけ。不思議な力を求め貴族たちはお金を持って空海の宗派へと続々と集合したのです。

これに対して最澄も密教を積極的に取り入れていきました。こうなると日本仏教はどんどん大衆化していき、本来の仏教哲学が廃れていきました。誰も悟りを開こうとしないってことですね。

「仏教の衰退を食い止めなくては!」と仏教改革派と保守派が誕生したのです。この保守派の1つが道元になります。

さて禅とはどんなものなのでしょうか?

ウパニシャッド哲学から始まり、インド仏教へと進化し、それが東へと進み、中国の老荘思想と融合しました。それが「禅」という中国仏教の一派になります。

ちょっと時間がなくなったので、続きはまた今度書きます・・・!

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