サラリーマンで最強な能力とは?【ブルシット・ジョブ耐性がある人】

本から学ぶ
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「サラリーマンに必要な能力○選!」みたいなニュース記事ってよくあるじゃないですか?

そういう記事を見てて「まー、そうも言えるし、そうも言えないよなー」とか思っちゃう人間なのですが、個人的にサラリーマンの最強な能力ってこれだよね、っていうのがあるんですよ。

それが「ブルシット・ジョブ耐性」です。ようは「自分のやってる仕事ってクソ仕事だけど、それでお金がもらえるなら全然いいよ!」と思える人のことです。

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ブルシット・ジョブ耐性を持つ人は労働人口の4%

ブルシット・ジョブって本を読んだよー、というのはこちらの記事に書きました↓

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ブルシット・ジョブを端的にいうと、「やる意味のない仕事、なんならやることで社会に害をもたらす仕事」のことです。そういう仕事は増えているのですね。誰もが一度は「この仕事って本当に必要なのかな?」と感じたことがあると思いますが、その直感はたぶん正しいです。必要ないんです。(日本の調査ではありませんが、イギリスとオランダの世論調査では、フルタイムで働く人の37〜40%の人々が自分の仕事は世の中に貢献していないと答えています。日本も似たようなもんでしょう。)

で、ブルシット・ジョブを続けていると、人は精神的に病む可能性が高いです。「この仕事は社会に必要ないし、なんなら社会に害かも」と感じながら仕事を続けることは、人間には無理なんです。だってヒトは社会的動物として「互いに協力し合いながら生きていく」という進化をしてきたのですから。本能的に「相手になにかしてあげたい」と感じ、利他行動をとることで自分も嬉しくなるように進化を遂げた動物なのです。(逆に言えば、利他行動を取らなかった個体は排除されてきた。例:村八分)

社畜リーマンからすると、「楽な仕事で金を稼げれば、そりゃ最高だぜ!」と思うかもしれませんが、それを最高と思うためには『その仕事が誰かの役に立っている』という条件が必要です。たとえ楽だとしても『誰の役にも立っていない必要のない仕事をしてお金をもらう』のであれば、私たちの本能がそれを許しません。罪の意識を覚えることになります。つまり、ブルシット・ジョブは私たちの本能にNoを突きつけ、罪悪感を背負わせます。

しかし、罪悪感に苛まれない稀有な人たちもいます。その数を算出するのは難しいのですが、著者曰く「労働人口の少なくとも4%はいる」とのことです。彼らは自分の仕事に意味がないと感じながらも、不満を感じずに生活できているのです。

ブルシット・ジョブ耐性という能力は、ブルシット・ジョブが蔓延するこの世界で最強の能力といっていいと思います。

  • 科学的に根拠のないダイエットサプリを売り続けること
  • 意味のない商品を売るために広告をつくったりすること
  • 誰も見ることのない書類をまとめ続けること

などなど、「こんなの売っていいのかな?こんなんでお金をもらっていいのかな?」と普通は思いそうなところを、心を痛めずに黙々と仕事ができるのであれば、最強のサラリーマンと言っていいでしょう。というかちょっと怖い。(たとえば、か○ぽ生命でも、きっと心を痛めることなく営業成績トップを取り続けていた人がいたでしょうし、ほかにも「ワイは悪くないよねー、上司が悪いよねー」と平気な顔しながら公的な文章を改竄していた公務員もいたでしょう。)

ブルシット・ジョブ耐性を持っている人は、たぶん「仕事ができる人」と周りから思われているはずです。なんせ不満なく仕事ができるからです。ですから出世している可能性も高いです。そのため、彼らが「できるやつになるためには、〇〇だ!」と後輩を指導していたり、彼らの考えが意識高い系記事に取り上げられたりしているかもしれません。

でも、ブルシット・ジョブ耐性を持っている人たちの真似なんてできません。4%の稀有な存在以外、心がズタボロになって精神安定剤と一生付き合うハメになるはずです。

というわけで、『できるサラリーマンになるための〇〇なこと』みたいな記事やら本やら上司の話は、「この人は、ブルシット・ジョブを平気でできる人じゃね?」と考え、話半分で受け流すのがいいんじゃないかなーと。

参考までに。それでは!

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