エイリアンシリーズを見る順番|公開順・時系列・おすすめを解説【ロムルス/アース対応】

エイリアンシリーズの見る順番を解説するアイキャッチ画像 洋画
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エイリアンシリーズで迷いやすいのは、「どれから見ればいいのか」です。

映画本編だけでも『エイリアン』『エイリアン2』『エイリアン3』『エイリアン4』『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』『エイリアン:ロムルス』があります。さらにドラマ『エイリアン:アース』や、クロスオーバー作品の『エイリアンVS.プレデター』まで含めると、かなりややこしくなります。

先に答えを出します。

初めて見るなら、公開順がおすすめです。

エイリアンシリーズは初めてなら公開順がおすすめだと示したフラットデザインの図

1979年の『エイリアン』から順番に見てください。理由はシンプルで、シリーズ最大の魅力である「正体不明の何かに追い詰められる怖さ」を、最も純度の高い形で味わえるのが1作目だからです。

この記事では、エイリアンシリーズの公開順・時系列順・目的別のおすすめ順を整理し、後半では一気見して感じた各作品の感想もまとめます。


目的別・最短ルート早見表

あなたの状況おすすめの順番
初めて見る公開順
とにかく時間がない『エイリアン』→『エイリアン2』の2本
『ロムルス』が目当て先に1作目『エイリアン』を見る
世界観の起源を知りたい『プロメテウス』→『エイリアン:コヴェナント』
2周目・再鑑賞時系列順
ドラマ『アース』も見る映画を一通り見たあと
AVPも見たい本編とは別枠の番外編として見る

迷ったら、この表だけで十分です。初見は公開順、時間がなければ最初の2本。これだけ押さえておけば、大きく外しません。


エイリアンシリーズの公開順

エイリアンシリーズの公開順を年表で整理したフラットデザインの図

映画本編を公開順に並べると、次のようになります。Disney+公式でも、2024年公開の『エイリアン:ロムルス』を含むシリーズ作品が紹介されています。

#作品名公開年作風
1エイリアン1979年密室SFホラー
2エイリアン21986年SFアクション
3エイリアン31992年宗教的・悲劇的ドラマ
4エイリアン41997年異色のSFホラー
5プロメテウス2012年哲学的な前日譚
6エイリアン:コヴェナント2017年創造主の物語
7エイリアン:ロムルス2024年原点回帰のホラー

公開順で見る利点は、シリーズの変化をそのまま体験できることです。1作目の純粋なホラーから、2作目のアクション、3作目以降のリプリーの過酷な運命、そして『プロメテウス』以降に広がる「人類の起源」という壮大なテーマへ。作品ごとの変化を追えるので、シリーズ全体の流れがつかみやすくなります。


エイリアンシリーズの時系列順

エイリアンシリーズの時系列順を整理したフラットデザインの図

物語内の時系列で並べると、順番は次のようになります。『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』『エイリアン:アース』『エイリアン』『エイリアン:ロムルス』『エイリアン2』までは、比較的整理しやすい流れです。

作品名劇中年代の目安
1プロメテウス2089年〜
2エイリアン:コヴェナント2104年
3エイリアン:アース2120年
4エイリアン2122年
5エイリアン:ロムルス2142年
6エイリアン22179年
7エイリアン3『エイリアン2』の後
8エイリアン4『エイリアン3』の約200年後

ここは少し注意が必要です。『エイリアン3』『エイリアン4』の年代については、資料によって表記が揺れます。Disney+公式の時系列ページでは『エイリアン3』を2270年、『エイリアン4』を2470年としています。一方、物語上は『エイリアン3』は『エイリアン2』の直後、『エイリアン4』はその約200年後と整理されることも多く、海外サイトでは年号自体が異なる場合もあります。

この記事では、鑑賞時に混乱しにくいように、時系列表では「2の後に3、さらに約200年後に4」という物語上のつながりを優先して整理しています。細かい年号よりも、この大きな流れを押さえておけば十分です。

時系列順は、どちらかといえば再鑑賞向きです。初見で前日譚の『プロメテウス』から入ると、1作目『エイリアン』最大の武器である「未知との遭遇感」が弱まりやすいからです。


時間がないなら、この2本だけ

エイリアンシリーズで最低限見るならエイリアンとエイリアン2の2本だと示す挿絵

シリーズの核は、最初の2作に詰まっています。

『エイリアン』は、宇宙船という密室で未知の生命体にじわじわ追い詰められるホラーです。対する『エイリアン2』は、同じ世界観のままSFアクションへ大きく舵を切った続編です。

方向性はかなり違いますが、どちらも今見ても古びていません。

怖さなら『エイリアン』。
エンタメ性なら『エイリアン2』。

この2本を見れば、エイリアンシリーズが長く語られている理由は十分伝わります。


前日譚2作『プロメテウス』『コヴェナント』の位置づけ

プロメテウスとコヴェナントがエイリアンシリーズの前日譚だと示す挿絵

『プロメテウス』と『エイリアン:コヴェナント』は、本編のはるか前を描く前日譚です。

見る順番は、『プロメテウス』→『エイリアン:コヴェナント』で固定です。『コヴェナント』は『プロメテウス』の続編なので、アンドロイドのデヴィッドという存在を知らないと話に入りにくくなります。

ただし、この2作の主題はエイリアンそのものではありません。「人類を作った存在は誰か」「なぜ創造主は人類を滅ぼそうとしたのか」という、かなり哲学的な問いが中心です。1作目のような密室ホラーを期待すると、温度差に戸惑うかもしれません。

だからこそ、初見にはあまり向きません。まず1作目で純粋な恐怖を味わってから見る方が、前日譚としての広がりを楽しみやすいです。

なお、「デヴィッドがすべてのエイリアンを生み出した」と断定するのは避けた方がよさそうです。『コヴェナント』では、デヴィッドが黒い液体を使って恐ろしい生命体を作り出しているように描かれますが、シリーズ全体では解釈の余地が残っています。


『エイリアン:ロムルス』を見るベストタイミング

エイリアンロムルスを見る位置がエイリアンとエイリアン2の間だと示す挿絵

2024年公開の『エイリアン:ロムルス』は、時系列では『エイリアン』と『エイリアン2』の間に位置します。

見る前に、最低限1作目だけは押さえておきましょう。ノストロモ号の事件、ウェイランド・ユタニ社の不気味さ、フェイスハガー、酸の血。これらを1作目で体験しておくと、『ロムルス』の設定がすんなり入ってきます。

パターンこんな人におすすめ
『エイリアン』→『ロムルス』→『エイリアン2』すでに1作目を見た人。時系列のつながりを味わえる
公開順で進めてから『ロムルス』完全初見の人。シリーズ全体を把握してから見られる

完全初見なら、公開順で進めてから『ロムルス』を見る方が無難です。すでに1作目を見ているなら、そのまま『ロムルス』へ進むのも相性が良いです。

なお、『エイリアン:ロムルス』単体の感想やAtmos視聴の印象は、別記事で詳しく書いています。

関連記事:『エイリアン:ロムルス』レビュー|Atmosで観る宇宙ホラーとしては良いが、脚本には引っかかった


ドラマ『エイリアン:アース』について

『エイリアン:アース』は映画ではなく、Disney+「スター」で配信されているオリジナルドラマシリーズです。Disney+公式では、シリーズ初のオリジナルドラマシリーズとして紹介され、2025年8月13日から独占配信されています。

時系列では2120年の地球が舞台で、1作目『エイリアン』のおよそ2年前にあたります。

ただし、ここから入る必要はありません。未知の生命体への恐怖、企業の暗部、アンドロイドへの不信感。こうした世界観の基礎は、まず映画『エイリアン』でつかむ方がわかりやすいです。

『アース』は、映画をある程度見たあとで、世界を横に広げる作品として楽しむのが自然だと思います。


『エイリアンVS.プレデター』について

『エイリアンVS.プレデター』と『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』は、本編とは切り離して考えた方がわかりやすいです。

リプリーの物語とも、前日譚とも直接はつながりません。無理に時系列へ組み込もうとすると混乱します。

本編を一通り見たあと、「エイリアンとプレデターが戦う番外編」として気軽に楽しむ位置づけがちょうど良いです。


エイリアンシリーズはどこで見られる?

2026年6月時点では、Disney+でエイリアンシリーズをまとめて確認しやすい状況です。Disney+公式でも、『エイリアン:ロムルス』や『エイリアン:アース』を含む関連作品が紹介されています。

ただし、配信状況は変わります。見放題かレンタルか購入か、4KやDolby Atmosへの対応、字幕・吹替の有無は、サービスや時期によって変動します。視聴前に各サービスで最新情報を確認してください。

音響や画質にこだわるなら、作品の有無だけでなく、対応フォーマットもチェックしておくと安心です。



ここから先はネタバレあり:全作一気見レビュー

ここからは、各作品の内容や印象に踏み込みます。結末の詳細までは書きませんが、まっさらな状態で見たい方はご注意ください。

『エイリアン』|今なお、シリーズ最恐

最も怖い1本を選ぶなら、私は迷わず1作目を挙げます。

恐怖の核心は「見せないこと」です。エイリアンの全体像が映る場面は限られ、音、気配、暗がりだけで緊張を持続させます。どこにいるかわからない。何を考えているかもわからない。その“わからなさ”が密室と結びつき、最後まで息が抜けません。

ノストロモ号の設定も効いています。輝かしい未来の船ではなく、機械油と鋼鉄の匂いがしそうな無骨な作業船。乗組員もヒーローではなく、宇宙を行き来する労働者です。その生活感のある空間に異物が侵入したときの違和感が、単なる怪物映画を超えた深い恐怖を生んでいます。

リプリーが、最初から「主人公」として押しつけられないのも良いです。規則を守り、冷静に判断し、生き残るために必要な行動を取る。その積み重ねで、自然に信頼できる人物として立ち上がっていきます。シリーズの原点にして、今も最高純度のSFホラーだと思います。

『エイリアン2』|ジャンルを変えて、なお傑作

1作目が「逃げる映画」なら、2作目は「戦う映画」です。海兵隊、重火器、群れで襲うエイリアン。ジャンルは一気にアクションへ転換します。

それでも軸がぶれないのは、リプリーとニュートの関係があるからです。生き延びるだけだったリプリーが、今度は“守るもの”を背負う。エイリアン・クイーンとの対決が単なるクライマックス以上の重みを持つのは、ここに理由があります。

エンタメとしての完成度は、シリーズ随一かもしれません。

『エイリアン3』|つらい。それでも外せない

『エイリアン2』の直後に見ると、『エイリアン3』の冒頭はかなりこたえます。前作で積み上げたものが開始早々に清算され、戸惑う人は多いはずです。

それでも、リプリーの物語として見るなら本作を飛ばすとシリーズの意味が変わってしまいます。武器も仲間もないなか、彼女は再びエイリアンと対峙します。しかも今回は、自分自身の身体にも逃れられない問題を抱えています。

外と内の両側から追い詰められる構造が、リプリー像を完成させている。娯楽として気持ちよくはありませんが、避けては通れない一本です。

『エイリアン4』|好きになれないのに、嫌いにもなれない

正直、出来の良い映画とは言いにくいです。『エイリアン』や『エイリアン2』の完成度を期待すると肩透かしをくらいます。

それでも嫌いになれないのは、クローンとして甦ったリプリーの存在感です。人間でもエイリアンでもない、中途半端な何か。その境界の曖昧さが、作品全体にねっとりした気味の悪さを漂わせています。

映像も雰囲気もどこか悪趣味です。でも、その悪趣味さが妙に記憶に残る。一気見してみると、「見ておいてよかった」と思える異色作でした。

『プロメテウス』|答えを出さない不気味さ

エイリアン誕生の謎をすっきり説明してくれる映画。そう思って見ると裏切られます。

中心にあるのは、「人類はなぜ作られたのか」「創造主はなぜ我々を滅ぼそうとしたのか」という、答えの出ない問いです。不満を覚える人もいるでしょうが、私はあの後味が好きです。

宇宙の奥へ進むほど、人類に都合のいい答えなど存在しない。その冷たい感触こそ、本作の本質だと思います。そして、何を考えているかわからないアンドロイド・デヴィッドの不気味さが、次作へと静かに引き継がれます。

『エイリアン:コヴェナント』|これはデヴィッドの映画だ

本作の主役は、エイリアンではなくデヴィッドです。

人間に作られた存在が、今度は自ら生命を創る側へ回ろうとする。その傲慢さ、美への執着、人間への軽蔑が絡み合い、彼というキャラクターはここで完成します。

怪物映画でありながら、「創造する者」の気持ち悪さを描いた作品。最も目が離せないのは、エイリアンよりもデヴィッドの方でした。

『エイリアン:ロムルス』|雰囲気は上々、脚本は惜しい

1作目へのリスペクトが随所に光ります。暗い宇宙施設、フェイスハガー、酸の血、逃げ場のない密室。映像と音響の完成度も高く、特に音で怖がらせる演出は効果的でした。

惜しいのは脚本です。登場人物の行動に「なぜそこで?」と引っかかる場面が何度かあり、緊張より先に疑問が来ると恐怖が途切れてしまいます。

雰囲気は良く、音響体験としても楽しめる。けれど物語運びには不満も残る。評価の分かれる一本です。入口としては悪くありませんが、やはり1作目を見てから臨む方が楽しめます。

ロムルスのレビュー記事はこちら
→『エイリアン:ロムルス』はひどい?ネタバレ感想・考察|繋がり・オフスプリングの意味も解説


結局、一番面白かったのは?

エイリアンシリーズの魅力を未知の恐怖や企業の暴走などの要素で整理した挿絵

悩んだ末に挙げるなら、やはり『エイリアン』か『エイリアン2』です。

完成度なら『エイリアン』。「見せない演出」と「閉鎖空間の圧迫感」の組み合わせは、最近のホラーより怖さの作り方がうまいと感じるほど洗練されています。

エンタメとしての満足度なら『エイリアン2』。アクション、緊張感、ドラマ、スケール。すべてのバランスが絶妙です。

「まず何を見れば?」と聞かれたら、私はこの2本をすすめます。


賛否が分かれやすい作品は?

評価が割れやすいのは、『エイリアン3』『エイリアン4』『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』あたりです。

『エイリアン3』は重く、『エイリアン4』は異色。前日譚2作は神話性や創造のテーマに寄っているため、期待と違うと感じる人もいるでしょう。

それでも、「見なくていい」とは思いません。高評価作だけを拾い見するより、賛否込みで通して見た方が、シリーズを理解できた手応えは強くなります。


よくある質問

公開順と時系列順、どちらで見るべき?

初見は公開順がおすすめです。時系列順だと、1作目の「正体不明の怖さ」が前日譚の知識で薄れてしまいます。時系列順は、2周目向けの整理用と考えてください。

最低限、何本見ればいい?

『エイリアン』と『エイリアン2』の2本です。原点の密室ホラーと、その発展形であるSFアクション。この2本でシリーズの魅力は十分に伝わります。

『プロメテウス』は見なくてもいい?

最初の2本だけ楽しむなら不要です。ただ、エンジニア、黒い液体、ウェイランド社、デヴィッドといった要素に興味が湧いてきたら、そのタイミングで見ると一気に面白くなります。

『コヴェナント』は『プロメテウス』の前?後?

後です。『プロメテウス』の直接の続編なので、デヴィッドや黒い液体の文脈を知らないと話に入りづらくなります。

『ロムルス』のベストタイミングは?

最低でも1作目を見てからがおすすめです。完全初見なら公開順で進めてから見ても良いですし、すでに1作目を見ているなら、そのまま続けて見ても相性は良いです。

『アース』から見てもいい?

見ても問題はありませんが、まず映画の1作目を見ることをおすすめします。時系列上は前に来ますが、世界観の基礎を映画でつかんでからの方が、ドラマの文脈も伝わります。

AVPは本編に含まれる?

含めず、番外編として扱うのがわかりやすいです。本編を一通り見たあと、お祭り作品として楽しむくらいでちょうど良いです。


まとめ

迷ったら公開順、時間がなければ最初の2本。覚えておくべきはこれだけです。

全作を通して感じたのは、エイリアンシリーズが単なる怪物映画ではないということでした。未知の生命体への恐怖から始まり、企業の暴走、人間の欲望、アンドロイドへの不信、そして創造主たらんとする者の傲慢さへ。作品ごとにテーマは変わり続けます。

すべてを見ても、謎がきれいに解けるわけではありません。むしろ、答えの出ない部分は最後まで残ります。その説明しきれない不気味さごと、このシリーズの魅力なのだと思います。


参考にした公式情報

福山

・Sonos Arc / Sub Gen4 / Symfonisk×2で映画と音楽を満喫中
・Sonos歴7年、Sonos PlaybaseからSonosにハマる
・趣味:映画鑑賞、RIZIN/UFC観戦、テニス観戦
・最高のコンテンツを楽しむためにSonosで環境を整えた人

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