映画「ロープ 戦場の生命線」を観た

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アマゾンプライムビデオで「ロープ 戦場の生命線」という映画があったので観ました。

ロープ 戦場の生命線(A Perfect Day)は、2015年に公開されたスペイン・アメリカ合作の戦争ドラマです。舞台は1990年代のボスニア紛争下のバルカン半島で、国連の支援活動に従事する人々の一日を描いています。

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映画「フォール」を観た

ってことで以下ではもう少しこの映画の感想を書いていきます。ネタバレありですのでお気をつけください。

ストーリー

映画は、ある村の井戸に投げ込まれた死体を取り出すというミッションから始まります。この井戸は、地域住民にとって唯一の水源であり、死体の回収は喫緊の課題です。

しかし、作業はさまざまな障害や複雑な状況、地元政府の非協力的な態度により一筋縄ではいきません。

映画の主な登場人物は、ベニチオ・デル・トロ演じるベテラン支援ワーカーのマミー、ティム・ロビンス演じるアロハ、メラニー・ティエリー演じるソフィーなどで、彼らは困難な状況下で人命救助と人道支援に奔走します。

この映画のいいところ

正直、「うわ、スッゲー、迫力ある!!!めっちゃ刺激があっておもろいやんけ!」みたいなシーンはありません。

ただただ人道支援の難しさが描かれています。

人道支援の現場など行ったことないので実際はどんなものなのかまったく想像つきませんが、この映画を観ると「現地の人ですらぜんぜん手伝ってくれないんかい、うわ、めんどくさ!でもやらないといけないのか…」みたいなものが伝わってきます。辛い。

現実ってこうだよね。

映画って2時間でいろいろなストーリーがあるけれども、実際の現場では話が進む方が少ないし、うまくいかないことだらけじゃないですか。

原題の「A Perfect Day」っていう言葉選びが染みますね。これでもパーフェクトな1日なんやな。

Amazonのこちらのレビューが良かったので引用します↓

とても面白い映画でした。
淡々としていますが、一つのことを成し遂げようとしているだけなのに、あらゆることが上手くいかず、良かれと思ってやっていることがすべて裏目に出て、敵も味方もみんなが邪魔をしてくる。どんなに辛い思いをして工夫をして頑張っても上手くいかないこともある。原題の通り、裏返した意味で、正に完璧な一日。
人間の愚かさ、滑稽さ、醜さが描かれ、政府や組織は個々人を救うことができない鈍い存在でしかない。
でも、説教臭くなることなく、一方的に正義を振りかざすこともなく、ドラマチックに悲壮感を醸し出すでもなく、それぞれの立場の人たちが幸せを掴んだり、命を守ろうとしたり、使命を果たそうとしたり、正しいと思うことをしようとしたりする中、その交差点をジョークを交えながら表現されています。
本当に観てよかった!

この映画の惜しいところ

この映画を観て「おもしろいー」と思う人は、映画鑑賞の玄人か、実際に人道支援を行なった人たちだけだと思います。

それが良さでもあるのですが、ほとんどの人は退屈に感じちゃうかな。難しいねー。

それと戦争の背景についての説明が少なく、わかりにくい部分があると思います。映画を観た後でWikipediaで調べて「なるほどなー」と思いました。映画を観るのであれば、まず簡単に情報を掴んでおくことをおすすめします。

総評

戦争の影響と人道支援活動の現実を、ユーモアを交えながら描いた作品。重いテーマを扱いながらも、そこまで重すぎず、ただただ人道支援活動の「現実」を伝えてきます。

戦争の悲惨さを直接的に描くのではなく、そこで生きる人々の日常と心情に焦点を当てた、戦争ドラマとしては一風変わった切り口を持った独特な雰囲気を持った作品です。

参考までに。それでは!

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