Sonos Sub Gen4とGen3の違いは?両方所有した私が「買い替え不要」と判断する理由

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*記事更新(2025年10月)
この記事はもともとSonos Sub Gen4が発売した当時、Gen3とスペックを比較した記事でした。このたびGen4を購入してしばらく使ってみて感じたことがあったので、大幅にリライトしています。

2024年、Sonosは主力サブウーファーの最新モデル「So-nos Sub (Gen 4)」をリリースしました。

私は、旧モデルである「Sub (Gen 3)」と、この新しい「Sub (Gen 4)」の両方を自腹で購入し、自宅のリビングでじっくりと聴き比べてみました。

結論から言うと、すでにGen 3を持っている人は、Gen 4に買い替える必要は全くありません。

この記事では、両者を実際に使ったからこそ分かる、ごくわずかな違いと、なぜ私が「買い替え不要」と断言するのか、その具体的な理由を忖度なしで解説します。これからSubの購入を検討している方、買い替えを迷っている方は参考にしてみてください。

→Sonos Sub全体の情報については、こちらの記事を覧ください。>Sonos Sub完全ガイド:Gen3・Gen4・Sub Miniの違いとレビュー【音楽も映画も迫力が数段アップ】

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結論:Sonos Sub (Gen 4)とGen 3の「体感できる違い」は、ほぼゼロ

最初に、最も重要な結論からお伝えします。

ドルビーアトモス対応の映画や音楽、ハイレゾロスレスの音楽を何度も聴き比べた結果、音質に関する違いは正直に言って全くわかりませんでした。

目を閉じて聴いたら、どちらが鳴っているか絶対に当てられない。それくらい、両者の音響性能は同等です。たぶん格付けチェック無敗のガクト様でも無理です。

空気を震わせる、あの腹の底に響くようなSonos Subならではの重低音は、Gen3でもGen4でも同じように体験できます。

外観比較

左がGen4で、右がGen3です。

今回はホワイトを選びました。ホワイトキレイですね。

Gen3はテカってたので、写真を撮ると反射されるのが恥ずかしいですね。ここは好みの分かれるところ。でもGen3の方が高級感はあるかな。

電源ボタンの場所も変わっていません。

よーくみたらわかる通り、Gen4は若干小さくなっています。

上から見るとこんな感じ。普通は黒色の方が引き締まって見えるはずなのですが、それでもなお白色のGen4の方が小さいのがわかると思います。

ではGen4とGen3では何が変わったのか?スペック上の進化点

Sonos Sub4が変わった点を箇条書きでまとめますと↓

  • デザインがマットに
  • CPUとメモリが向上
  • Wi-Fi規格も進化

くらいです。
中身が順当に進化しました。後述しますが、中身のスペック向上の恩恵を体感することはありませんでした。

より詳細な情報を、公式サイトより抜き出して表にして比べます↓

Sonos Sub Gen4Sonos Sub Gen3
アンプサブウーファー独自の音響構造に合わせて完璧にチューニングされた2つのクラスDデジタルアンプ。ユニークな音響構造に合わせて完璧にチューニングされた2つのクラスDデジタルアンプ。
ウーファー向かい合うように設置された2つの楕円形ウーファー(5 x 8インチ)がフォースキャンセリング効果を発揮して音の歪みをなくします。2つのフォースキャンセリング スピーカーが向かい合って配置され、キャビネットの振動やノイズを発生させずにディープで豊かなサウンドを実現します
再生周波数帯域最低25Hz最低25Hz
イコライザーSonos Sub 4と、ペアリングされるSonosスピーカーは、オーディオセッティング機能によって自動的に最適なEQバランスが調整されます。また、Sonosアプリで低音、高音、ラウドネスも調整できます。オーディオ設定がペアリングされたSonos SubとSonosスピーカーやコンポーネントとの間の完璧なバランスを自動的に保ちます。Sonosアプリを使用して、低音、高音、ラウドネスを調整。
仕上げマットグロス
寸法高さ:389 mm
幅:402 mm
奥行き:158 mm
高さ:389 mm
幅:402 mm
奥行き:158 mm
重量11.79 kg13.15 kg
CPUQuad Core
4xA55 1.9GHz
Quad Core
1.5 GHz
メモリ512 MB DDR4
4GB eMMC
256 MB SDRAM
256 MB NAND Flash
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4/5 GHzブロードキャスト対応ルーターに接続802.11a/b/g/n 2.4 GHzまたは5 GHzブロードキャスト対応ルーターでWiFiに接続
消費電力(120Vだと)1.75ワット3.5ワット
ホームシアターの互換性PlaybarおよびPlaybaseを除くすべてのSonosホームシアタースピーカーと互換性がありますすべてのSonosホームシアタースピーカーと互換性があります
製品の互換性Sub製品はMove製品、Roam製品、ZP80、ZP90、Connect、Connect:Amp(第1世代)と互換性がありません。
Sub 4はPlay:1、Play:3、Play:5(Gen 2)、Connect:Amp、SYMFONISK Bookshelf(Gen 1)、SYMFONISK Table lamp(Gen 1)とは互換性がありません。
Sub製品はMove製品、Roam製品、ZP80、ZP90、Connect、Connect:Amp(第1世代)と互換性がありません。

個人的な唯一のメリットは小型化され軽量化されているところ

Sonos Sub Gen4はサイズも小さくなり重量も軽くなっています。13.15 kgから11.79 kgと、1.5kgくらい軽量化されています。これは実際に持ってみても違いが分かります。
私がGen4とGen3を使ってみて、唯一メリットを感じたところはここです。重低音の迫力が同じであれば、軽くて小さいのは正義なのです。

ただし、一度設置してしまえばほぼ動かすことがないので、軽量化の恩恵はほぼありません😅

スペック向上は、実際にどう影響するのか?

1.CPUとメモリの進化:「将来への備え」であり、今の体験には影響なし

CPUとメモリが進化したことで、将来的にSonosが新しい機能を追加した際に、Gen4は対応できるがGen3は対応できない、という可能性はゼロではありません。
しかし、2025年10月現在、その具体的な機能は何も発表されていません。
また現時点での操作感(アプリの反応速度など)に、体感できる差はありませんでした。

2.Wi-Fi 6対応:接続が切れやすい環境では、わずかなメリットがあるかも

Wi-Fiルーターが密集している環境や、電波が弱い部屋で使っている場合、より新しい規格であるWi-Fi 6に対応したGen4の方が、接続が安定する可能性があります。
しかし、私の環境(Wi-Fi6未対応ルーター)でも、Gen3の接続が切れたことは一度もなく、一切の不満を感じたことがないため、Gen4がWi-Fi6に対応したからなに?って感じです。

3.省エネ性能の向上:年間数百円レベルの差

個人的に興味深く思っているところが、Gen4はGen3に比べてアイドル時の消費電力が半分になっているところです。貧乏性の私としては、ここは「ちょっといいなー」って思っちゃいます。
ただ、24時間365日つけっぱなしにした場合でも、年間の電気代で数百円程度の差なんですよね。これを大きいと見るか、小さいと見るか、というレベルの話です。アイドル時の消費電力のために買い換えるのはオススメできません。

(ちなみに、Gen4はSub miniよりもアイドル時の消費電力低かったりします。120Vの場合、Gen3は3.5ワット、Gen4は1.75ワット、Sub miniは2.98ワット)

購入ガイド:Gen 4を選ぶべき人、Gen 3で十分な人

これまでの比較を踏まえた、最終的な購入アドバイスです。

これから新規で購入するなら? → 価格次第でどちらでもOK

もし、Gen4の新品と、Gen3の新品(在庫処分)や状態の良い中古品の価格差が1万円以上あるなら、迷わずGen3を選びましょう。 音は同じで価格が安いのであれば、迷わずGen3です。
Gen3の状態の良い中古や在庫処分価格がないのであれば、Gen4を選んでもいいでしょう。

すでにGen 3を持っているなら? → 買い替えは絶対に不要

これがこの記事の最も重要なメッセージです。
私はSonos Sub Gen3を長年使い込み、今回Gen4を導入して比較しましたが、Gen3を持っている人が買い替える理由は一切ない と断言できます。
あなたが現在、Sonos Sub (Gen 3)でのホームシアター体験に満足しているなら、Gen4に買い替えても、その満足度が上がることはほぼありません。
浮いたお金で、映画のBlu-rayを買ったり、U-NEXTに加入したりする方が、はるかに有意義な投資です。

まとめ:Sonos Sub Gen4はマイナーチェンジ

新製品が登場すると、私たちは「新しい方が絶対に良いはずだ」と思いがちです。
しかし、実際に両方を使ってみて分かったのは、Sonos Subという製品が、Gen3の時点ですでに「完成」されていたということです。

Sonos Sub (Gen 4)は素晴らしい製品ですが、Gen3も素晴らしい製品です。

  • 音の迫力→Gen3と違いを体感できない
  • デザイン→ほぼ変わらない
  • 設置のしやすさ→変わらない
  • CPUとメモリとWi-Fiの向上→Gen3と違いを体感できない
  • 小型軽量化→設置後はほぼ無意味

だからこそ、私は自信を持ってこう言えます。
「Sonos Sub Gen3を持っているなら買い換え不要!」と。

参考までに。それでは!

*Sonos Subについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください>Sonos Sub完全ガイド:Gen3・Gen4・Sub Miniの違いとレビュー【音楽も映画も迫力が数段アップ】

参考↓

福山

・Sonos Arc / Sub Gen4 / Symfonisk×2で映画と音楽を満喫中
・Sonos歴7年、Sonos PlaybaseからSonosにハマる
・趣味:映画鑑賞、RIZIN/UFC観戦、テニス観戦
・最高のコンテンツを楽しむためにSonosで環境を整えた人

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