【2025年8月更新】 この記事は、私が2021年に投稿した「Sonos Sub Gen3レビュー」を元に、その後の全モデル(Mini, Gen 3, Gen 4)の実機使用体験を踏まえ、全面的に書き直したSonos Subの決定版ガイドです。
Sonosのサウンドバーを手に入れた人が、次に求めるもの──
それは、空気を震わせる「低音の魔力」です。
しかし、10万円を超えるSonos Sub。
「本当に、その価値あるの?」と誰もが一度は悩みます。
私はその悩みを、岸田禍による円安で吹き飛ばされました。
「このままだとさらに値上がりする!」という焦りから、清水の舞台から飛び降りる覚悟でSonos Sub Gen3を購入。
そしてその後、Sub Mini、最新のSub Gen4まで、すべて自腹で手に入れました。
この記事は、その全モデルを実際に使った上での「完全ガイド」です。
どのモデルがあなたに最適なのか、どこに置けばベストか、2台使いの効果まで──
すべて、この1本でわかります。
- 結論:「餅は餅屋」だった。Sonos Subは音響体験の“革命”である
- Sonos Subとは? 〜シリーズの位置づけ〜
- Sonos Sub vs Sub Mini|実機を使ってわかった決定的な違い
- Sub Gen4 vs Gen3|買い替える価値はあるのか?
- Sonos Sub 長期レビュー|実際に使ってわかった“本音”
- 応用編:Sonos Subの小技
- 【購入ガイド】あなたのためのSo-nos Sub、最終診断
- まとめ:Sonos Subは“音を浴びる”ための最後のピース
- 【過去記事】Sub Gen3を初めて体験した時の記事↓
- Sonos Sub Gen3のレビュー
- Sonos Sub Gen3で知っておきたいこと
- おわりに:迫力をさらに求めるならSonos Sub
結論:「餅は餅屋」だった。Sonos Subは音響体験の“革命”である
最初に、私がSubを使い続けて得た結論をお伝えします。
「Sonos Subはマジで低音がすごい!やばい!心臓にくる!他のSonos製品のイコライザーで低音レベルをあげるのとは訳が違う!餅は餅屋!低音を強めたいならサブウーファーや!Sonos Subや!」
これは、私が最初にSubを鳴らした時の、魂の叫びです。
サウンドバー単体とは比較にならない、音ではなく「振動」として体を突き抜けるこの体験は、映画・音楽鑑賞を文字通り“別次元”へと引き上げます。
ただし、誰にでも必要なわけではありません。あなたに最適なモデルはどれか、詳しく見ていきましょう。
Sonos Subとは? 〜シリーズの位置づけ〜
Sonos Subは、Sonosシステムの“低音専用機”。
映画の爆発音、音楽のベースライン、ゲームの衝撃──それらを身体で感じさせるサブウーファーです。
| モデル | 発売年 | 特徴 |
|---|---|---|
| Sonos Sub Gen3 | 2020年 | 定番の高級モデル。深い重低音と存在感。 |
| Sonos Sub Gen4 | 2024年 | 内部刷新。消費電力が減り、スペック向上。 |
| Sonos Sub Mini | 2022年 | 小型&軽量。日本のリビングにちょうどいい。 |
Sonos Arc / Beam / Ray などのサウンドバーと組み合わせることで、ホームシアターを“映画館レベル”に引き上げてくれる存在です。
Sonos Sub vs Sub Mini|実機を使ってわかった決定的な違い
まずSonos SubとSonos Sub Miniを比べます。
結論から言うと、基本的にはSonos Sub Miniを選んでおけば間違いないです。
| 比較項目 | Sub Mini | Sub (Gen3/Gen4) |
|---|---|---|
| サイズ | コンパクト(直径23cm) | 大型(約40cm) |
| 価格 | 約7万円 | 約12万円 |
| 部屋サイズ | 〜12畳 | 12畳以上 |
| 音圧 | “豊か” | “地響き” |
| 設置性 | ◎ | △ |
| 振動感 | 穏やか | 深く重い |
日本のリビング(6〜12畳)ではSub Miniで十分です。
ただし、「映画館の地鳴りを自宅で再現したい」ならSub Gen4を選んでください。
Sub Miniは“ちょうどいい迫力”を得られる理想バランスモデルです。
一方でSub Gen4は、“空気そのものを動かす”という次元の体験。
ただし、小部屋だとSub Gen4は明らかにオーバースペックです。
詳しくはこちら>【日本人はSonos Sub Miniで十分だ】Sonos Sub Gen4との違いを徹底検証して分かった最適解
Sub Gen4 vs Gen3|買い替える価値はあるのか?
続いて新型のSonos Sub Gen4と旧型のGen3を比べます。
私が両方使ってみた結論はこうです↓
正直、音は変わらん。
そして、Gen3ユーザーは買い替える必要なし。
Gen4は内部構造が少し改良され、スペックが向上し、電力性がわずかに向上しています。
しかし、音の迫力・沈み込み・立ち上がり感──どれも体感レベルでは同等。
低音性に関して、私はまったく違いがわかりませんでした。
| 比較項目 | Gen3 | Gen4 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 音質 | ◎ | ◎(同等) | 引き分け |
| 応答速度 | ○(問題を感じたことなし) | ○ | 引き分け |
| 消費電力 | やや高い | 半分に省電力化 | Gen4 |
| Wi-Fi安定性 | ○(問題を感じたことなし) | Wi-Fi6に対応 | Gen4 |
| デザイン | 光沢仕上げ | 同デザイン(マット傾向) | 同等 |
詳しくはこちら>Sonos Sub Gen4とGen3の違いは?両方所有した私が「買い替え不要」と判断する理由
Sonos Sub 長期レビュー|実際に使ってわかった“本音”
1. 振動しないのに心臓に響くという奇跡
最初に驚いたのは、「振動しないのに低音が響く」という現象。
Sonos Subはフォースキャンセリング構造により、2つのドライバーが互いの振動を打ち消します。
だから本体はピクリとも揺れないのに、部屋中が揺れる。
体にはズンズン響くのに、床は静か。──これ、初めて体験した時は鳥肌が立ちました。
「Sonosすげぇ…」って思わず言っちゃいました。
(ただし、共鳴はするので深夜爆音はNG!)
2. “サウンドバーの音質向上”の真実:正直に言うと「あんまり分からねえ!」
Subを追加すると、サウンドバーが中高音に集中でき、音がクリアになる──
とよく言われます。
でも、正直に言いましょう。
「あんまりよく分からねえ!」です(笑)。
低音の存在感が強烈すぎて、中高音の変化を意識できません。
ただ、低音のおかげで全体が厚みを増し、音楽も映画も「2段階アップ」したことは間違いなし。
3. 光沢ボディと“ほこり地獄”
Gen4はマットな見た目になりましたが、Gen3のピアノブラックの筐体は本当に美しく、高級感があります。
でも、同時に“ほこりと指紋の地獄”でもあります。
美しいがゆえに、汚れが目立つ。
その解決策が「Soundskinsカバー」でした。
音質に影響を与えず、見た目も上品になりました。(美しいピアノブラックは見えなくなりましたが…)>Sonos SubにSoundskinsカバーを装着してみた【指紋・ホコリ問題が一発解決!音質への影響も検証】
応用編:Sonos Subの小技
Subの最適な配置は「テレビ裏」
一般論では「どこでもOK」と言われますが、体感では違います。
やはり右に置けば右から低音が聞こえ、左に置けば左から低音が聞こえます。
ではどうしたらいいか?
テレビ裏に置くと、左右の偏りが消えてバランスが最高になることがわかりました。
しかも見た目スッキリ。
>Sonos Subのベストな置き場所はどこ?テレビ横/裏などを5パターンを試して見つけた最適解
禁断の2台使い:「家が爆発した」
悪魔の囁きで、なぜかSub Gen3をもう一台手に入れ、Sonosシステムに組み込んでみたら──
家が爆発しそうになりました(笑)
床が共鳴し、ご近所迷惑レベル。
明確に言います。「大豪邸以外、2台は要らない」です。
>Sonos Sub Gen3を2台繋いだらどうなる?豪邸じゃない家で試した正直すぎる結果
【購入ガイド】あなたのためのSo-nos Sub、最終診断
これまでの情報を元に、環境と目的に合わせた最適なモデルを診断します。
| あなたの環境 | おすすめモデル |
|---|---|
| 8〜12畳、アパート/マンション | Sub Mini |
| 12〜20畳のリビング | Sub Gen3 / Gen4 |
| 20畳以上の防音ルーム | Sub Gen4 ×2台 |
| 映画より音楽中心 | Sub Mini |
| シアター中心で迫力重視 | Sub Gen4 |
普通の家で、普通の部屋だったら、Sonos Sub Miniが最適解です。
まとめ:Sonos Subは“音を浴びる”ための最後のピース
Sonos Subを導入してから、音楽も映画も「体験」に変わりました。
心臓にくる低音、空気の震え、映画館さながらの臨場感。
一度導入すると、もうSonos Subなしには戻れません。
- Sub Mini:賢くてちょうどいい選択
- Sub Gen4:圧倒的な映画体験を求める人へ
- Sub ×2:家ごと鳴らしたい選ばれし猛者だけにおすすめ
あなたの部屋に合ったSonos Subを選び、自宅を“映画館兼ライブハウス”に変えてみてください。
参考までに。それでは!
【過去記事】Sub Gen3を初めて体験した時の記事↓
Sonos好きであれば誰もが一度は購入を考えるであろうSonos Sub(Gen3)。
買っちゃいました。とうとう買っちゃいました。
高い。高すぎる。でも買っちゃいました。
購入に踏み切った理由はと言いますと、岸田禍による円安で「このままだとSonos製品はさらに値上げされてしまうのでは?」と思ったからです。Sonos Sub Gen3はもともと9万弱のお値段でしたが、価格改定で9万5千円くらいになりました。そこから円安の影響で10万円を超えるのでは?という不安があったんですよね。
まー、Sonos製品に限らず半導体不足&円安で多くの製品が値上がり中なのです。ってことで、上がる前に欲しかったものを購入しよう大作戦に出ましてSonos Sub Gen3を手に入れました。
結論を先に書いておくと、
「Sonos Sub Gen3はマジで低音がすごい!やばい!心臓にくる!迫力がやばい!他のSonos製品のイコライザーで低音レベルをあげるのとは訳が違う!餅は餅屋!低音を強めたいならサブウーファーや!」
って感じです。
Sonos Sub Gen3のレビュー
以下ではもう少し具体的にSonos Sub Gen3のレビューをしていきます。
Sonos Subのスペック
まずSonos Subのスペックを簡単に記しておきます↓
- デジタルアンプ:2つのクラスDデジタルアンプ
- 寸法:389 x 402 x 158mm (高さ x 幅 x 奥行き)
- 重量:16kg
- WiFi:802.11a/b/g/n 2.4 GHzまたは5 GHz
- 有線LANポート:1つ
- マイク:なし (Alexa、Google Home 非搭載)
- 付属の電源ケーブルの長さ:2m
16kgあるのでかなり重いです。ご注意ください。
反射しすぎるので写真が載せられない
黒色のSonos Sub Gen3を購入したのですが、めちゃくちゃ反射します。鏡のようです笑(
写真を載せたかったのですが、あまりの反射で我が家(汚部屋)が見えすぎてしまうので写真は勘弁してください🙇
ちょこっとだけ写真を載せますとこんな感じ↓


Sonos Subってすごく大きいんです。とりあえずSonos Playbaseの右下に置くことにしました。置き場所考えないとですね…。
反射具合と大きさについては、マスクザフリーマンTVさんの動画が参考になります↓
反射しまくるので写真は載せづらいのですが、見た目はめちゃくちゃカッコいいです。おしゃれです。高級感がハンパないです!
(追記:黒色だとほこりがかなり目立つので、カバーを購入しました>Sonos SubにSoundskinsのカバーをかぶせてみた)
Sonos Subの追加設定も超簡単
Sonos Subの追加の設定も超簡単でした。
電源繋いでSonosアプリを開くと勝手に「Sonos Sub追加するで」と表示されるので、スマホをぽちぽち触るだけでOKでした。
一番時間がかかったことといえば、Sonos Subのソフトウェアアップデートでしょうか笑。
詳しい設定方法が気になる方は、公式サイトをご確認くださいませ↓
振動がないのに低音が響き渡る不思議
マンション住まいの方には敬遠されがちなウーファー。その理由は振動するからです。近所迷惑になっちゃうのです。
でもSonos Subなら安心。
Sonos Subの特徴が「振動しないこと!」なんです。フォースキャンセリングドライバーという振動を打ち消し合う2つのドライバーを対面に配置することで、振動が抑えられているそうな。(真ん中が空いているユニークな形状はそのためらしい)
それほんまか?って気になるところですよね。私も半信半疑でした。
で、実際にSonos Subを使ってみて驚きました。マジで振動しないんですよ。触っても全然ビリビリきません。
Sonosのアプリから低音を最大出力にしても振動しないんです。心臓にはズンズン響いてくるのに、Sonos Subにはまったく振動を感じられないんです。
ウーファー=震える
と思っている人間からすると、奇妙な体験です。Sonosすげー。
(Sonos Sub自体は振動しませんが音による共鳴はどうしても起こってしまうので、集合住宅で夜にガンガン低音を響かせることはやっぱり無理なのでご注意を!まぁ集合住宅であれば低音に限らず大きな音はNGっすな。)
低音をSonos Subに任せることで他のスピーカーの中高音域が良くなる
Sonos SubをSonosシステムに加えることで、Sonos Subが低音域を担当することになります。
逆に言えば、Sonos Arc、Sonos Beam、Sonos One、Sonos Playbaseなどは低音域を出さなくてよくなり、中高音域に専念することができます。
つまりSonos Subを加えることは低音域だけではなく中高音域も良くなり、全体の音質が向上するのです!
ではSonos Subを導入することで、本当に中高音域が良くなったのか?
と言われると、「あんまりよく分からねえ!」というのが正直な感想です笑。Sonos Subの低音で迫力が増しすぎるので、中高音域のみの評価をしづらいんですよね。「良くなったでしょ!」と言われたら、そんな気もするんですけどw
まぁ間違いなく中高音域は悪くはなっていません!全体としてしか評価できませんが、すごく良くなっています!
音楽や映画が1段階、いや2段階は迫力がアップする
Sonos Subはアプリから低音レベルを操作できます。
イコライザーとは別にサブオーディオの設定ができます。最大でSubレベルが15にできます。15にすると心臓が痛くなるというか、落ち着かないくらいにズシズシと体に音が入ってきます。


私は気分によって+2から+6をチョロチョロとさせています。
音楽を普通に楽しみたいときには+2、映画の迫力を出したい場合は+6という感じです。
んで、Sonos Subを導入してから音楽も映画も迫力がぐーんとアップしました。1段階ではなく2段階くらいは迫力レベルがアップしました。一気に家が映画館みたいになりました。
迫力レベルでいうと、Sonos PlaybaseにSonos One×2でサラウンドシステムを構築したとき以上です。迫力を出すためにはサラウンドより低音なのかと感じる今日この頃です。
ホームシアターを順々に構築する際にはサブウーファーが一番優先順位が低めだと思っていたのですが、今日からその考えを変えます!サラウンド(リアスピーカー)が一番最後でいいです!
優先順位的には↓
- Sonos Beam、予算が許せばSonos Arc
- Sonos Sub
- Sonos One SL ×2(リアスピーカー)
がいいんじゃないかなーと。
>Sonos OneじゃなくてSymfoniskをサラウンドスピーカーにすればよかったかもな話
Sonos Sub Gen3で知っておきたいこと
Sonos Sub Gen3を購入する前に調べておいた『Subの気になること』をまとめておきます。
Sonos Sub Gen2とGen3の違い
Sonos Sub Gen2とGen3の違いですが、
- 見た目のちょっとした違い
- メモリの増加
- CPUの向上
があります。
Gen2が安く手に入るんなら、Gen2でいいのではないでしょうか。
Sonos Subとペアリングできない製品
Sonos SubはすべてのSonos製品と接続できるわけではありません。接続できるのはサウンドバーと、アンプ、パワードスピーカです。
Sonos Subが接続できない製品↓
- Sonos Move
- Sonos Roam
- Sonos Port
- Sonos Connect
ここ、注意です!
縦置きと横置きでサウンドには影響がある?
Sonos Subは縦置きでも横置きでもOKです。
で、これ、音に影響はあるのでしょうか?
公式サイトによると、「大きくは影響しない」ようです。
低周波は無指向性であるため、Sonos Subの設置方向はサウンドに大きく影響しません。ただし、Sonos Subをあまりにも狭い空間に設置すると、サウンドの拡散性、すなわちサウンド体験に影響が及ぶことがあります
https://www.sonos.com/ja-jp/shop/sub
おわりに:迫力をさらに求めるならSonos Sub
以上、Sonos Sub Gen3のレビューでした。
10万円弱の価値があるのかどうかは、正直なところ分かりません。
でも間違いなく、音楽も映画も迫力が変わりました。それも『かなり』迫力が変わっています。
低音って重要なんだなーと、Sonos Subを使用してみてあらためて感じましたね。もうSonos Subなしの音には戻れないですw
参考までに。それでは!
追記:とうとう5.1chシステムを構築してしまいました!>Sonosで5.1chワイヤレスホームシアターを完成させてしまった話
























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