マザー・テレサの本は読めというけど、マザー・テレサのような生き方はして欲しくない親たち

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小さい頃にマザーテレサの本は読んだことありますか?

私は読んだことあります。本といっても簡単な本で、子供でも簡単に読めちゃうくらい優しいやつです。

自分から読みたい本というわけではなかったんですが、母親に勧められて読みました。内容は全然覚えてないんですけど、心の中に残ってることは、『人へ貢献することの大切さについて』です。

母親がなぜ読めと言ったのか少しだけ分かりました。でもまだ幼すぎて人へ貢献することの素晴らしさについては全然分かっていませんでした。

ただ単に、「苦しいけど頑張ることは必要」くらいにしか思ってなかったような気がします。しかし、今となってようやくそれが“本当に伝えたかったことではない”と分かりました。

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母親とマザーテレサの考えの相違

私の母親は小学校の教師だったこともあり、道徳心を育てる本を子供に読ませたかったのでしょう。

「道徳心を忘れずに大きくなっていくことが生きる上で大切なんだ」、と大人たちは子供に伝えたがります。

そう教えていくことが、汚れていく自分を浄化する唯一の方法であるかのように・・・。

子供が読む前に、大人にそういう本を読んでもらいたいなって思います。

私が子どもたちの教育環境を良くしたいと思い、会社を辞めて独立すると決心した時、両親は大反対でした。

「個人塾、個人家庭教師みたいなのはお金にならない。少子高齢化が進んで、子供がどんどん減っていくのに、教育をするなんて馬鹿げてる。」と言われました。

まあその通りだと思います。きっとお金にならないし、安定もしない。

  • お金にならないから、やらない
  • やりたいことは、お金にならないからやらない
  • 人に貢献したいと思っても、お金にならないからやらない。

んー。

母親はなんでマザー・テレサの本を私に読ませたのでしょう?

私は今まで危険な道を避けて人生を歩んできました。でもどうしても心からやりたいと思うものを見つけ、それをやるために会社を辞めました。

辞める理由は、「未来ある子どもたちの才能を潰さないような教育をしたいから」です。

人に〜してあげたいって言葉の裏には『貢献』という意味が隠れてると思ってます。

そして、人に〜してあげたいって強く思ったのは初めてであり、それを大事にしようと思って会社をやめる決心をしました。

でもそれを両親に告げると、

お金はどうする?、福利厚生は?

なんかどっかでよく聞いた言葉だなと思ったら、就職活動をするときの大学生の言葉なんですよね。

ほとんどの学生が給料と福利厚生が全てだと思ってます。そういう考え方もありますし、私もそうだと思ってた時期もあります。

給料と福利厚生という言葉には人を惹きつける魅力があります。

でも、やっぱりみんな忘れちゃってるんですよね、マザー・テレサのことを。

マザー・テレサは自分にとってお金や福利厚生は重要じゃないと思って行動してたはずです。

児童書って読む意味あったの?ってくらいみんな忘れちゃってます。

それか大人になるために、児童書で教えてもらった大事なことを切り捨てて成長していきます。

教育とは、学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう

というアインシュタインの言葉を思い出します。

私の考えはきっと甘いし、理想的すぎます。

でも、忘れちゃいけないことってやっぱりあると思うんです。だからこそ「教育」って大事なんだと思うのです。

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