年収は、能力よりも運が大切かもしれません。
例えば、全く同じ能力であったとしても、大学で文学部に進むのと情報系の学部に進むのでは年収は大きく変わってくるでしょう。IT全盛期の今、IT系に進学していると年収の期待値は高くなります。
自分の興味あるものが、たまたま時代の流れにのっていると自分もその流れに乗れるのですね。頭のいい30代や40代ですと時代の流れを意図的につかめるかもしれませんが、10代の若造のうちに時代の流れを掴める・・・ことはないでしょう。これは運だと思います。
自分がなにに興味を持つかって運でしかないですからね。文学に興味を持つのか、パソコンに興味を持つのか、で大きく変わってくるのです。(どちらがいい、悪いの問題ではありません)
武井壮さんは年収800万円が我慢できなかった
武井壮さんのエピソードが好きです↓
武井壮さんは「ここなら日本一になれる!」というところを見つけ、そこで稼いでいこうと思いました。それが陸上の10種競技です。
予想通り、大学生のとき日本でナンバー1になることができました。しかし、社会に出るときに提示された金額は年収800万円だったそうです。同年代のイチローが同じスポーツで億を稼いでいるのに、自分は年収800万円。
「同じ国で、同じ歳で、スポーツで戦ってるのに・・・コンチクショー」。結局そのオファーは受けず、紆余曲折あり今がある、みたいなエピソードです。
このエピソードから学べることって、結局は「運だな」と思うんですよね。自分が興味を持てるもの、勝てるものを探したとして、それがいくらの年収につながるかなんて10〜20代でそうそう分かるものではありません。
武井さんは10種競技で全国1位になって気がつきました。「スッゲー能力があるだけじゃダメなんだ。その能力を使って、人をワクワクさせられないとダメなんだ。」と。
そこから、自分のスタイルを作り出し、満を持して30代後半から芸能界デビュー。武井さんのご活躍は誰もが知っている通りですね。
- 芸能界トップクラスの運動能力
- トークスキル
- 百獣の王というスタイル
など、20代までに築き上げて軸をもとに人をワクワクさせられる能力を鍛え、今の成功があります。
ここからもう1つ学べることは、
若いうちに軸を作れ
です。
そして軸をもとに、表現する能力を鍛えるのです。そうすることで、軸が社会的に価値あるものになります。軸だけ鍛えても、その軸がもともと社会から求められているものでなければ、誰も興味を持ってくれません。
社会から興味を持ってもらえない軸を若いうちに鍛えてしまった人は、それを後悔するのではなく、「どうしたら軸を活かせるのか?」を考えるべきですね。幸いなことに、今はネットがあり、SNSがあります。表現していくことは簡単です。
他者の視点を持ち、考え続けることができれば、自分の軸を必要としてくれる人に出会えるはずです。そのためにも表現力を鍛えなくてはならないのですね。武井さんの動画を見て、そんなことを考えていました。
それでは!
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