不幸自慢をする人の心理状態とは?アドラー心理学から学んで

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不幸自慢をする人っていますよね。
なんでそんなに自分の不幸を自慢をするの?と疑問に思った方も多いはずです。
この問いに対して、アドラー心理学が1つの答えを出してくれます。

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不幸自慢をして特別になりたい

不幸自慢をやけにする人の心理としては、「自分はあまりにも不幸だ!」ということで特別になりたいのです(アドラー心理学の解釈)。
このような心理状態にある人は、元々はすごく頑張り屋さんで、何かで特別になろうとしていた人たちです。

ただ、これは誰しもが通る道です。
子供の間は、誰もが必ず自分は特別なのだと思うはずなんですね。
そしてその特別さを親に認めてもらおうとします。
兄弟関係を見ていてもそうだし、友達関係を見ていてもそうですよね?

しかし、あるジャンルで「ここでは特別になれそうにない」と思うと、別のジャンルで特別になろうとします。
よくある例が、勉強はできないから運動を頑張ろうとか、その逆で運動ができないから勉強を頑張ろうとかですね。
このように他のところで特別になり、親に認めてもらおうとします。

しかし、特別であるためにジャンルを変えてもそこでも認めてもらえなかった場合、一転し、『特別に悪く』あろうとします。
非行に走ったり、自殺未遂をしたりです。
そうなると、その子の両親、特にお腹を痛めて産んだ母親はすごく心配します。
つまり、非行をすることで親の注目を自分に集めることができるのです。
親が心配すればするほど『特別感』が増すので、その子供にとって非行に走ることは成功だといえます。

親への復讐

非行に走る理由は、親への注目を集める理由以外に、『復讐』ということも考えられます。
例えば、親から虐待を受けた子供が非行に走る、不登校になる、リストカットなどの自傷行為に走る場合などがそうです。
フロイト的な考え方だと、「親が変な育て方をしたから、子供がそうなったんだ」というインがりで考えます。
しかし、アドラーの考え方だと、『親を困らせたいがために、子供は問題行動をとる』と考えます。
虐待をされたという過去の原因ではなく、『親を困らせる』という目的を叶えるために行動に出るのです。

引きこもりの人の心理

なぜ引きこもりになってしまうのか?
「これだ!」と言えるような決定的な要因ではありませんが、家という狭い環境にいることで自分が特別な状態でいることができます。
家の一歩外を出ると、『特別ではないただの一般人』になってしまうのを恐れて、引きこもるようになるのです。

引きこもりの人の才能

この話だけを聞くと「引きこもりはやばいやつ」という印象を受けるでしょうが、これは1つの才能です。
普通は、友達も作らず、家にずっといることなんてできないんですよね。
研究者気質とでもいいましょうか、引きこもる人にはそのような才能があります。

過去ではなく今の目的で考える

アドラー心理学の超重要ポイントが、過去の原因ではなく今の目的を考えるということです。
ほとんどの人は過去の原因に囚われ過ぎているということですね(原因論と言ったりする)。
「今の俺がこうなのは、あの時あれがあったからだ」、という感じに今の自分の状況を全て過去に結びつけてしまうんですね。

まぁこれは仕方がないことかもしれません。
しかし、過去の捉え方は人によって異なります。

  • あの時、あれがあったから俺はダメなんだ
  • あの時、あれがあったからこそ、今の俺がある

後者のように、過去にあったことを、今の目的、そして未来の目的につなげていく生き方を目指すべきなのです。

与えれたものを使う

人は自分にないものを羨ましがります。
しかし、アドラーはこういいます。
大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである」と。

先ほども言ったように、家に引きこもって何かができるというのは、ある種の才能です。
普通は、友達を作っておしゃべりしたり、皆と同じような生活を送ろうとします。

引きこもりの人はそんな普通の生活を羨ましがるかもしれません。
しかしそうではなくて、自分に与えられた「一人で何かを黙々とできる」という才能を使っていくべきなのではないでしょうか。

いつだって変われる

与えられなかったものに注目するのはやめて、自分に与えられたものに注目し、それを使っていきましょう。
そのようにな心のあり方に変えることはできます。
アドラーはこう言っています。
「人はいつでもどんな環境に置かれても変わることができる。あなたが変わらないのは、自らに対して変わらないという決心をしているからだ。」

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回の記事では『不幸自慢をする人の心理状態』について書いてきました。
人は特別であろうとするから、承認欲求が生まれ、それが私たちを苦しめます。
だから『普通であることの勇気』が必要なのです。
自分が特別である必要はなく、そして親も我が子が特別優れているとは思ってはいけません。
「あの子より自分の子の方が優れている!」と思い、その考えを子供に押し付け出すと、生き辛い世の中になってしまうんですね。

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