「ワイは高給取りになるんや!」
と、大学生の時はそう思っていました。でも現実を知った今、外資系の飛び抜けたクラスを除いて、内資系の高給取りはキツそう、ということです。
その理由はなんなのか?ということをこのページでは書いていきます。(毎度のことですが、スーパーエリートサラリーマン以外の人向けの記事になります)
高給取りは回復コストと見栄のコストがかかる
サラリーマンの給料は成果ではなく、
「明日も元気に会社で働いてもらうため」
に支払われます。
明日も元気に会社で働いてもらうためには、
- 住居費
- 移動費
- 食費
- ストレス発散費
などが必要でして、そのために給料が支払われているのです。
初めてこの話を聞くとすると「え?嘘?信じられない!」と思うかもしれませんが、これが給料の正体なのです。会社側からしたら人件費という経費なのですな。
高い給料をもらうということは、責任がある仕事ということです。昇進したり役職がついて給料がアップするのは、『成果がアップした』からではなく『責任がアップした』からです。
責任がアップするということは、それなりのストレスがかかります。夜遅くまで仕事をすることも増えるでしょう。部下の責任を引き受けることも増えるでしょう。取引先との人間関係にも気を遣うことも増えるかもしれません。
つまり、出世して給料が高くなると、多くの場面でストレスがかかるようになるのです。
ストレスがかかりすぎては、元気に会社に来れなくなってしまいます。それを避けるために、ストレス発散費として給料がプラスされているのです。
- 飲み代
- マッサージ代
などが余分に必要になってくるんですわな。
それに「ワイはまぁまぁ給料もらってるで!」ということを世間に認知させるためには、車や時計や服にもコストを払わないといけません。当サイトではこのコストを“見栄のコスト”と呼んでいます。
高給取りは一見すると「高い給料もらってていいなー」と思ってしまいますが、実を言うと、『ストレス発散費』と『見栄のコスト』がやたらでかいのです。老後破産という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、そういう人たちは定年になってもこの記事にしていることに気がつけなかったんですな。無知とは恐ろしい。
ということで、給料だけで会社を選ぶのは考えものですよーってな話。最近の大学生は肌感覚でそれを掴んでるみたいだけど、私のようなアラサー付近の人はまだまだこの感覚がつかめてなくて四苦八苦している知人が多いです。
ってことで自分がスーパーエリートサラリーマンじゃないという人は、この考えをもとに自分がどういうキャリアを進みたいかを考えた方がいいですな。
オススメの戦術としては、
- 給料は低くなってもいいから、できるだけストレスがたまらない会社に就職・転職する
- 加えて、残業が少ない会社を選ぶ
- ストレスが少ないということは、回復費が少なくて済む
- 残業が少ないということは時間が余る
- 余ったお金と時間を使ってスキルを身につける
- スキルを身につけた後は、より待遇のいい会社に転職
- もしくはそのスキルを使って副業
ですな。
「スキル身につけるために勉強したくねー」と思うかもしれませんが、人生100年時代の今、『学ばない』という選択肢はありません。学ばない選択肢を取った人から、スーパー社畜コースですわ。
学び続けましょう。
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