動画のストリーミングサービスが普及し、格安で何本もの動画を視聴できるようになりました。
そこで気になるのが、「高画質な動画ってどれくらいの通信速度が必要なんやろ?」ということと「どれくらいのデータ通信量がかかるんやろ?」ってことだと思います。
というわけで、その辺りの知識をこの記事にてまとめていきます。
まず結論を書いておきますと、
- 動画を視聴するなら最低で1 Mbps、4Kなら25 Mbpsは必要
- SD画質なら1時間で500 MB、4K画質なら1時間で10 GBはのデータ通信量がかかる
です。
動画視聴に推奨される通信速度
ではまず、動画視聴に必要な通信速度について書いていきます。
Netflixを参考にしますと↓
推奨される通信速度 | |
標準画質(SD) | 3 Mbps |
高画質(HD) | 5 Mbps |
4K/UHD 4K | 25 Mbps |
Netflixの映画やドラマの再生時に推奨されるインターネットダウンロード速度があります。
https://help.netflix.com/ja/node/306
というわけで、標準画質でも3 Mbpsはほしいとのことでした。格安SIMだと場所と時間帯によっては厳しいですね。
動画視聴に必要なデータ通信量
動画視聴に必要な1時間あたりのデータ通信量も、ネットフリックスを参考にします。
Netflixアプリでの映画やドラマの視聴に使用する1時間あたりのデータ量は、画質によって変わります。次のステップに従って、データ使用量の設定を調整することができます。
https://help.netflix.com/ja/node/87
1時間あたりに必要なデータ通信量 | |
低画質 | 最大0.3 GB |
中画質 | 最大0.7 GB |
標準画質(SD) | 最大1 GB |
高画質(HD) | 最大3 GB |
4K/UHD 4K | 最大7 GB |
1時間あたりでこのデータ通信量なので、2時間の映画であればざっくり2倍のデータ通信量になります。やっぱり動画はめちゃくちゃデータ量が大きいですね。
(って、ハイレゾも動画並みに必要ですけど。>CD/ロスレス/ハイレゾの音質とMP3/AACなどのファイル形式の違いについて)
bit(ビット)、Byte(バイト)の違い【基礎知識】
ここからは基礎知識として、bit(ビット)、Byte(バイト)の違いについて書いていきます。
一般的に、
- 通信速度にbit
- データ容量にByte
が使われます。
Byteの方が馴染み深いと思います。KB(キロバイト)とかMB(メガバイト)とかGB(ギガバイト)のBのことです。(bitもByteも同じBから始まるのでややこしいですね)
で、『8 bit =1 Byte』という関係性があります。
bpsはbits per second
bitが分かれば、bpsも分かります。
bpsは『bits per second』の略です。ようは1秒あたりに何ビット通信できるのか?を表しています。
たとえば、推奨される通信速度が500 bpsだったとすると、「1秒間に500 bitの通信が必要」ということです。(普通の人がbitを見るのはbpsだけだと思いますー)
bitをByteに換算してみよう
パソコンの容量なんかでByteは馴染み深いです。500GBとか1000GBとかですね。
それに比べてbitは馴染みがなくて分かりづらいです。ですからWi-Fiルーターなんかで表記されている『150 Mbps』とか『1 Gbps』とか言われても、「それって結局、どれくらいなん?」と、分かりづらいですね。
そういう時に、『8 bit =1 Byte』という関係性が役に立ちます。ようは、Byteを知りたかったら8で割ればいいんです。
- 150 Mbps→18.75 MB/s
- 800 Mbps→100 MB/s
- 1 Gbps→125 MB/s
となります。
これを踏まえて、先程の通信速度を考えてみますと↓
推奨される通信速度 | 1秒あたりのデータ通信量 | |
標準画質(SD) | 3 Mbps | 0.375 MB/s |
高画質(HD) | 5 Mbps | 0.625 MB/s |
4K/UHD 4K | 25 Mbps | 3.125 MB/s |
1秒あたりのデータ通信量がわかれば、あとは60かければ1分あたりのデータ通信量が分かり、さらに60かければ1時間あたりのデータ通信量がわかります。
以上、高画質な動画視聴に必要な通信速度とデータ通信量でした。参考までに。それでは!
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