「ニートは働くべきだ!」
みたいな風潮がありますが、それは果たして本当なのでしょうか?実を言うとそんなことありません。『ニート働け問題』は感情論と分けて考えないと、社会にとって良くないことになるんですなー。
能力のあるニートは社会で働いてもらえたほうがいい
優秀な方がなんらかの原因でニートになっている場合、その人には社会に出て働いてもらえた方が社会にとってプラスになります。でも基本的に優秀な方は働いているので、優秀でニートのパターンはなかなか少ないでしょう。
能力のない使えないニートが社会に出ると周りが迷惑
言葉を選ぶ話になってしまうのですが、“今の社会”には適していなくて、働かないでくれた方が社会にとってメリットがあるニートもいるんです。こういう人に「社会に出て働け!」というのは微妙でして、その人が働くことで「誰のためになるの?」といのを考えないといけません。
だって、すごく仕事ができない人が、自分の部下についたら嫌でしょ?誰に対しても「働け!」というのであれば、自分の会社やら部下になったときのことを想定していうべきかと。
就活全敗の人と働きたいか?
大企業ばかりを狙っていたわけでもなく、いろんな会社の就職試験を受け、すべての就職試験で落とされる人がいます。「そんな人いるの?」と思うかもしれませんが、世の中にはいるんです。
ある意味、この社会から拒絶された人が一定数は存在します。その人たちに「働け働け!」というのは酷なこと。だって働こうとして、就職しようとしたのに、すべてに拒絶されてしまったんですもの。
そのまま年齢を重ねてしまって、スキルがないままな人もいるのです・・・。そんな人と一緒に働きたいか?って話ですよね。「働け!」というのであれば、自分の会社で雇用してあげてください。
椅子の取り合いだからニートのままで生活できる人にはニートのままでいてもらった方が嬉しいかも
誰もが「あそこに行きたい!」と思うポストは数に限りがあります。ようは、椅子の取り合いなんですな。「ニートに働け働け!」と言って、もしそのニートが本当に優秀な人であれば、自分を追い抜いて数に限りがあるポストについてしまうでしょう。
ニートがニートである理由は、
- 親が金持ち
- 祖父母が金持ち
- 家が代々金持ち
- 養ってくれる人がいる
という条件の人たちです。基本的にこの人たちは、働いてないだけで社会に迷惑をかけていません。であるならば、生まれたところがラッキーと言うだけで、そのまま生活をしていてもらえたらいいんじゃないでしょうか。
おわりに:働かないでいい時代へ
これからの時代はAIやロボットが進化してどんどんと人が働かなくてよくなっていく時代になります。つまり、いつ自分がクビになっちゃうかわからない時代がやってきています。そういう時代がやってくる中で、「働け働け」という社会にしておくと、自分の首を絞めることになるかもしれません。
ベーシックインカムが議論される今、働かないで良い時代が本当にきています。むしろ働かないでくれた方が良かったりするかもしれません。
例えば、税金で生きている公務員の人たちの仕事は、本当に人間がやる必要があるのでしょうか?早いところ人工知能やロボットに代替して書類仕事やってもらったほうが、人件費がかからなくなり、つまり納税が少なくできるかもしれないのです。
働かない人をバッシングする世の中より、しっかりと働いて納税をしている人たちに感謝する世の中にしていく方が、誰もが生きやすい世の中になるんじゃないかなと思います。AIやロボット、ベーシックインカムが語られる時代、そんな世の中で働けると言う事はすごく名誉のある事になるんじゃないでしょうか。働いている人が誇りを持って働けて、そして気持ちよく納税できる社会がいいなーと思います。それでは!
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