労働基準監督官の知り合いと喋ったときに「なんだかなー」と思うことがありましたので、それをツラツラと書いていきます。(あくまで個人の見解です)
労働基準監督官は、
- 労災を認定
- ブラック企業から従業員を守ったり
しています。個人を守るために必要なのです。
でも、ほとんどの人は労働基準監督官のことを知らない
という現実にぶち当たります😱
ブラック企業で働いているような情弱のみなさまが、労働基準監督官がなにをやっているのかは当然ながら知りません。困っている人を助けるのが役所のお仕事だと思うのですが、労働基準監督官ができるのは、
- 労働基準監督署の役割を知って、なおかつブラック企業の証拠を集められる情報強者
を助けることなのです。
情弱で一番困っている人を助けられないのですね🤢
労働基準監督官の自己矛盾
ブラック企業や過労死はなくなりません。それを正していくのが労働基準監督官の役割かと認識しています。なぜこれらの問題がなくならないのか?それは労働基準監督官の自己矛盾が発生しているのではないか、と考えています。
1:ブラック企業がなくなったら労働基準監督官の存在意義がなくなる
ブラック企業や過労死でなくなる人がいなくなれば、
労働基準監督官っていらなくね?
となります。
そうなると労働基準監督官の仕事が減りますので、予算は削減されてしまいます。人員の整理も必要になりますが、公務員はリストラをすることができません。だとすると、これからの時代の人手不足を補うために介護施設とかに回すしかなくなるでしょう。
自分たちの存在意義がなくなるのは悲しいものです。それを避けるために、
あえて本腰を入れてブラック企業対策をしていない
のではないかなーと思ったりします。まぁどれだけ頑張っても給料が上がるわけでもありませんから、適当にだらだらと仕事をするのが役所人なのはどこも同じでしょうけれど。
ちなみにですが、知人の労働基準監督官の支店長(だったか所長だったか、上司だったか)は、皆の前で、
「今、企業では働きすぎが問題になっている。そこで我々が正していかなければならない。労働基準監督署が長時間労働なんてのはもってのほかだ!だから我々は5時に仕事を終わらせて帰るぞ!この風潮を作っていくぞ!」
と発言していたそうです😅
おいおい・・・って感じですよね。5時で帰るのはいいけれど、過労死しそうな人たちがいるんだから、あんたらが助けないでどうするんだ・・・と。
2:ブラック企業で働いている人を助けるとブラック企業が潰れて働けなくなる
ブラック企業は圧倒的な不当労働で存続しています。つまり、
- ブラック企業で働いている人から相談を受ける
- ブラック企業の働き方を是正する
- ブラック企業はこれまでの利益を保てなくなる
- 賃金を下げるか、倒産する
- 従業員の働き口がなくなる
と、ブラック企業の働き方を是正すると、全員が路頭に迷う可能性が出てきます。
一部のめちゃめちゃ利益が出ているのに、従業員に還元もしないし、長時間労働をさせるようなブラック企業には、労働基準監督署の効果はあるでしょうけれど、仕方なくブラック企業になってしまっている企業にどれだけの意味があるのでしょうか・・・😅
3:ブラック企業からブラック企業へ
このご時世、余裕綽々で経営している企業はほとんどないでしょう。どこもかしこもブラック企業です。それを解決しない限り、就職したってブラック企業。転職したってブラック企業。経営が悪化してブラック企業。と、ブラック企業が逃れる方法は優秀な人以外にはありません。
そんな環境の中で、労働基準監督署はなにができるのでしょうか?私は疑問に思ってしまいます。この一連の話を知人の労働基準監督官にしたら、
スッゲー嫌な顔をされました
笑
そりゃそうよね。
おわりに:ベーシックインカムを導入せよ!
ということで、いつもの結論です。ベーシックインカムを導入しましょう笑
ベーシックインカムを導入すれば、ブラック企業でわざわざ働かなくても生活できるようになります。そして人が集まらなくなったブラック企業は勝手に倒産して、ホワイト企業だけが生き残ります。
ブラック企業対策をしなくてよくなった労働基準監督署もほとんど不必要になります。つまり、人員整理です。でも安心、ベーシックインカムがあるのですから、労働基準監督署で働いていた人も生活できるわけです。
国民のためを思うなら、ベーシックインカムを導入するのがいいんじゃないでしょうかねぇ。労働基準監督署の存在意義がなくなろうとしても。
それでは
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