数年前に知り合いの船員さんから聞いて「マジかよ・・・というかやっぱり公務員やな・・・」と思った話を書いていきます。
麻薬の話題は後を絶ちません。100人に1人は人生で薬物を経験するそうな。
○我が国の全国15歳以上64歳以下の生涯経験率(%)は、大麻1.4%、有機溶剤1.1%、覚醒剤0.5%、コカイン0.3%、危険ドラッグ0.2%となっています。引用:https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/torikumi/
となると、どこから薬物は持ち込まれているのだろう?と気になるわけです。
一番ピンときやすいのが空港ではないでしょうか。私たち一般人が利用する国際線の飛行機は税関のチェックが厳しめです。
どこまでしっかりと対応されているのかは分かりませんが、手荷物検査が一人一人あるわけでして、ここでヤバいものを持ち込むのはリスクが高そう。国際線の飛行機を経験した人ほど、「日本のセキュリティ、しっかりしてるやんけ🤔」というイメージがあると思います。
ところがどっこい。ザルな場所があるんです。船員さんから聞いてビビりました。それが海外から人・モノが運ばれまくる港なのです。(船を使って海外に行くなんて普通の人は経験がないでしょうから、ピンとこないと思います。)
ザルすぎる港の税関
ここから船員さんから聞いたザルすぎる港の税関の話をしていきます。(あくまで個人の見解です)
1:税関が機能しているのは実質昼間だけ
税関で勤めている人は公務員。勤務時間中はしっかりと働きます。9時から5時まではしっかりとお仕事をするそうです。
でも、夜間は家に帰ってる
のです。
夜なると、船から外国人が続々降りてきて普通に上陸するそうです🤢
もちろん税関でも夜勤で働く人はいますが、見ているのは目の前だけ。密輸しようとしている人がわざわざ税関の目の前を通りません。(港は空港と違って入場ゲートっぽいのがない)
2:外国人の夜間の侵入を税関は解決する気がない
港で働く船員さんは、税関のお偉いさん達に呼ばれて、「密輸を減らす方法はないのか?」という質問会みたいなのに招かれたことがあるそうです。そこで船員さんはこう答えたそうです。
「夜がザルすぎる。昼はしっかりしてても夜にいくらでも人が入っていくじゃん」
と。
船員さん曰く、外国人の方々は「この時間は税関の人いませーん。」と普通に上陸するそうです。そういうことも全て税関のお偉いさんに話しました。
その結果、夜間に警備員っぽい人が配置されることになりました。(バイト)
それでどうなったかというと、
警備員は外国人の荷物をチェックする権限がない
ということがモロバレで結局意味がないそうです😱それに警備員の人も時給で働いているんですから、わざわざ面倒ごとを起こしてまで荷物をチェックしようとするわけありません。
船員さん曰く、
税関の人は密輸を止める気がない。改善する気もない。
だそうな。
おわりに
- 港から密輸があることは分かっている
- 港で働く船員さんが「夜に普通に外国人が上陸している」とも発言している
原因はスッゲー分かってるのです。夜に(バイトの)警備員を配置したくらいでは抑止力にならないことも分かっているのです。
人の命を救うために看護師さんは夜勤が普通にあります。自分の寿命を縮めながら働いてくれております。
薬物系は人の人生を壊します。子どもの一生を棒に振る力のあるものです。そんな危険なものから社会を守るために税関という組織があると思います。だったら夜にもう少し力を入れてもいいのではないかなーと思ったりします。もちろん予算とか人員とかの問題があるのでしょうが。
港に停止中の船からそんなに簡単に上陸できるとは知りませんでした。てっきり、空港みたいに一人一人ゲートをくぐるのかと想像していました。港の税関はザルなんすね。とても不愉快な話。ずうっと放置されている問題なのでしょうね😱
入ってきた薬物などの対処をする前に、入ってくるところに人員を割いた方がいいのではないかなーと思う次第であります。それでは。
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