アンソニー・ホプキンス主演のファーザーがめちゃくちゃ心に響いた

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アンソニー・ホプキンス主演のファーザーと言う映画がAmazon Prime Videoにあったので見てみました。

めちゃくちゃ心に響きました。今のご時世、この映画が心に響く人は多いと思います。

心に響かない人は各家族で育った若い人で、祖父母と数年は会ってないような環境にいる人かと思います。

そういう環境の人以外は、心に感じるものがあるんじゃないですかね。おじいちゃんおばあちゃんの体の衰えを感じている人、実際に介護をしている人、そして実際に介護を受けるほど体が弱ってしまった人。

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認知症の高齢者の世界はこんな感じかも

内容をアマゾンより引用しますと↓

ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配する介護人を拒否していた。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受ける。だが、それが事実なら、アンソニーの自宅に突然現れ、アンと結婚して10年以上になると語る、この見知らぬ男は誰だ?なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか?ひょっとして財産を奪う気か?現実と幻想の境界が崩れていく中、最後にアンソニーがたどり着いた〈真実〉とは――?

80歳を超える父親の認知症を心配する娘は、自宅に介護人を呼ぼうとしていました。しかし父親は自分の頭はまだしっかりしていると娘の考えをはねのけ、介護人と仲良くしようとしません。

父親を心配する娘としては、父親を放っておくにはいけません。しかし心配すればするほど自身の心身も削られていくのでした。

(この問題、日本の至る所で起こっている話です。というか実際に私の母親がこの問題にぶち当たっています。(父親ではなく、母と義理の母の2人))

しかし父親もとうとう自分自身の記憶を疑うようになってきました。人の名前がわからない、人の顔がわからないと、昔の話と今の話がわからない、どんどんと頭がこんがらがっていくのでした。

このときのアンソニー・ホプキンスの演技が素晴らしいんですよ。さすがとしか言いようがありません。

認知症を患っている高齢者の方は、こんな感じの世界を見ているんですかね。全てがあやふやな世界で、何を信じていいのかがわからなくなってしまいそうです。 こりゃ精神がもたないですな。

映画を見終わった後、結局何が真実だったのか観客にもわからないようになっています。どこまでの話が本当で、どこまでの話が創作なのか…そしていつからここに住んでいるのか…

人生100年時代、簡単には死ねなくなる世界。 この世界が待っているのかと思うと、怖くなってきます。 自分もそうなるし、自分の家族もそうなるし。

人生を考える上でとても参考になる映画なのではないでしょうか。お勧めです。

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