「マジであの人使えねーわ。なんで出世してるの?」
と、上司に思ったことはないでしょうか?しかしそれはなかなか厳しい意見でして、自分が部下にそう思われる日も近いのです。
なぜかというと、組織というところはそうなりがちだからです。
これを『ピーターの法則』と言ったりします。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ピーターの法則
出世するのは有能な人か?それとも無能な人か?
組織内において出世しやすいのは有能な人でしょうか?それとも無能な人でしょうか?
多くの組織において、特に日本の組織においては、
出る杭は打たれる
ということがあります。
つまり、有能な人ほど、組織の人事評価の仕組みによって昇進しづらいことがあるんですなー。自分でガシガシと仕事をしていく人よりは、上司の言われるままに仕事をする人の方が出世しやすかったりするのです。
その結果、指示待ち人間が上に行き、無能な上司の誕生というわけです。
有能な人は見えないところに行く
昭和の時代ではそいういうケースが多々ありました。しかし最近では、
優秀な人ほど早く仕事を辞める
という風潮もありまして、早めにその組織に見切りをつけることもあります。しかし、そうなると、優秀ではない人が組織に残ることになりまして、結局のところ無能な人ばっかりになってしまうのです^^;
出世したポジションでも優秀かどうかは分からない
基本的に出世していくと『管理職』側になり、人をマネジメントする立場になります。
もともと優秀な成績を残していた人でも、管理職で優秀な結果を残せるかどうかは分かりません。新しいポジションでも有能であり続けるのは難しいことなのです。
有能な人がどんどん出世していくということは・・・
また、有能な人を認める組織である場合、その人はどんどんと出世していきます。つまり、今のポジションに留まり続けることはありません。
ということは、あなたが見ているある程度年齢のいった上司は無能ばかりかもしれないのです。あなたの見えるところに有能な上司はいないかもしれないのです。
無能な上司は有能な部下を評価するのか?
無能な上司は、自分のポジションを奪うかもしれない有能な部下を評価するでしょうか?
組織運営というのはこういう難しさもあるんですね^^;
組織というところは無能な人を溜め込みがちなんですわな。組織が大きくなればなるほどその傾向はあります。
じゃあどうすればいいのか?
それは流動化をもたらすしかありません。自分が働ける場所へ、能力が停滞しそうなら新しい能力を身につけれる場所へ、外部から人を雇い入れ、といったように労働市場を流動化させるしかないんですなー。
つまり、無能になりたくなければ転職し、組織を無能集団にしたくなければ転職者を受け入れる、といったことをするしかないのですなー。
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