山口周さんの『ニュータイプ』を読みました。190ページあたりから、これからの働き方についての考えがありましたので、メモしていきたいと思います。
1 山口周さんから学ぶ『これからの働き方』
1.1 働き方の2つの潮流
GAFAMに代表されるように、大きな企業はより大きくなろうとします。大企業による寡占化ですね。これが時代の1つの流れです。
もう1つの時代の流れは、『フリーエージェント化』です。厚生労働省が発表しているフリーランス白書によると、現在の日本には1000万人のフリーエージェントが存在しています。そしてこれは増加傾向にあります。
つまり、大企業による寡占化というトレンドと、フリーエージェントに代表されるスモールプレイヤーの台頭というトレンドは、同時に起きていると考えるべきだということです。p194
1.2 これからの働き方は「バーベル戦略」
この潮流の中で、私たちはどちらの働き方を選択したらいいのでしょうか?それについては、バーベル戦略を取るのがいいと山口さんはいいます。
バーベル戦略とは、ブラックスワンや反脆弱性といった世界的ベストセラーの著者、ナシーム・タレブさんが考えたものです。ようは「どちらの職業も同時に持っておけ!」という戦略です。
ある程度安定した職業を片方で持ちながら、どこかで大化けするアップサイドのリスクを人生に盛り込んでおく、というのがタレブのいうバーベル戦略だということです。p198
バーベル戦略の典型例が、相対性理論で有名なアルバート・アインシュタインさんです。ノーベル賞を受賞するきっかけとなった論文は、なんと特許庁で審査官の仕事を務めながら書き上げたものなのです。大学の研究者として書き上げたわけではありません。
役人というリスクの低い仕事をしながら、大化けする可能性がある仕事に着手していたのですね。論文が評価されなくても、失われるのは時間と文房具代くらいです。
ノーベル賞ほど大化けするような仕事は、私たち一般人にできませんが、会社勤め・役所勤めをしながらでも、
- ブログやYouTubeでGoogleからアドセンス収入をもらう
- 商品を紹介してAmazonからアフィリエイト収入をもらう
- せどりをしてメルカリで売買する
などなどなら可能です。
GoogleやAmazonなどのプラットフォームを利用すれば、誰だってお金を稼ぐことができます。そこで種銭などを貯めて、他のものに投資していくのもいいですね。
おわりに
「死ぬまで同じ仕事!」というのは時代遅れですよーってことですね。自分の可能性を信じて、いろんなモノに手を出していきましょう。失敗したってそんなにリスクありませんし(FXでレバレッジなどをかけなければ)。
それでは!
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