この記事は「Sonosサウンドバーを買う前に、あなたのテレビ/モニターの端子と用途から“最短ルート”を決める」ための入口です。
すでに買っていて「Sonosアプリの表示がStereo PCMになる」「5.1にならない」など症状が出ている場合は、表示辞典と実践設定の記事が近道です。
Sonosアプリ表示の読み方(新規#3):(※公開後リンク)
BDでマルチch PCM 5.1にする設定(新規#4):(※公開後リンク)
eARCの基礎:https://today-is-the-first-day.com/sonosuki/earc
Sonosのサウンドバーでホームシアターを構築しようとお考えの方へ。購入前に必ず確認していただきたい重要な情報があります。それは「テレビやモニターとの接続方法」です。
実は、Sonosサウンドバーの真の実力を引き出すには、お使いのテレビやモニターが特定の接続端子に対応している必要があります。この記事では、2026年1月時点の最新情報をもとに、あなたの環境に最適な接続方法と製品選びを徹底解説します。
📌 この記事で分かること
- Dolby Atmosと5.1chサラウンドの違いと必要な接続方法
- 2026年最新のSonos製品ラインナップと対応音声フォーマット
- テレビのHDMI ARC/eARC対応の確認方法
- PCモニター(ディスプレイ)での最適な接続方法
- PlayStation 5を使った光デジタル出力の実現方法
- 購入すべきSonos製品の選び方
まず結論:接続方法で決まる音質グレード

Sonosサウンドバーは、接続方法によって出力できる音声フォーマットが大きく異なります。以下の表で、あなたの環境に最適な構成を確認してください。
| 接続方法 | Dolby Atmos | 5.1ch | ステレオ |
|---|---|---|---|
| HDMI eARC | ◎ | ◎ | ○ |
| HDMI ARC | △* | ◎ | ○ |
| 光デジタル | × | ◎ | ○ |
| AirPlay | × | × | ○ |
*HDMI ARCでもDolby Atmos対応は可能ですが、Dolby Digital Plus形式のみ。ロスレスのDolby TrueHDには非対応です。
ドルビーアトモスってなに?という方は、次の記事を参考にしてみてください>5.1chとかDolby Atmosとは?【サラウンドシステムの種類】
2026年最新:Sonosサウンドバーラインナップ

2026年1月現在、Sonosのサウンドバーは以下の4モデルが販売されています。それぞれの特徴と価格をご紹介します。
1. Sonos Arc Ultra【最新・最上位モデル】
- 発売日: 2025年1月24日(日本)
- 価格: 149,800円(税込)
- 接続: HDMI eARC、光デジタル(付属アダプター使用)、Wi-Fi、Bluetooth
- Dolby Atmos対応: ○(9.1.4chシステム)
2025年1月に発売されたばかりの最新モデル。革新的な「Sound Motion™テクノロジー」を搭載し、従来のArcと比べて2倍の重低音を実現しています。14基のドライバーを搭載し、9.1.4chの圧倒的な空間オーディオ体験を提供します。
注目ポイント:
- AIによるスピーチエンハンスメント機能(4段階調整可能)
- TrueCinemaテクノロジーで部屋を詳細にマッピング
- Sonos Aceヘッドホン2台同時接続対応
2. Sonos Arc【従来の上位モデル】
- 発売日: 2020年10月
- 価格: 約79,790円〜(2026年1月時点の実勢価格)
- 接続: HDMI eARC、光デジタル(付属アダプター使用)、Wi-Fi
- Dolby Atmos対応: ○
Arc Ultraの登場により価格が下がっており、コストパフォーマンスに優れた選択肢となっています。11基のドライバーを搭載し、Arc Ultraには及ばないものの十分な音質を提供します。
3. Sonos Beam (Gen 2)【コンパクトモデル】
- 発売日: 2021年11月
- 価格: 約58,909円〜(2026年1月時点の実勢価格)
- 接続: HDMI eARC、光デジタル(付属アダプター使用)、Wi-Fi
- Dolby Atmos対応: ○
約65cm×10cmのコンパクトサイズながらDolby Atmosに対応。小〜中サイズの部屋に最適です。中音域の表現力に優れ、セリフが非常に聞き取りやすいのが特徴です。
4. Sonos Ray【エントリーモデル】
- 発売日: 2022年9月
- 価格: 39,800円(税込)
- 接続: 光デジタルのみ、Wi-Fi
- Dolby Atmos対応: ×
HDMI端子を持たず、光デジタル接続専用のエントリーモデル。Dolby Atmosには非対応ですが、Dolby Digitalによる5.1chサラウンドは可能です。コンパクトで価格も手頃なため、初めてのサウンドバーとして最適です。
Dolby Atmosを楽しむための3つの条件
Dolby Atmosは最新の3D音響技術で、音が上下左右全方位から包み込むような臨場感を提供します。しかし、この体験を得るには3つの条件を全て満たす必要があります。
条件1:Dolby Atmos対応のSonos製品
対応製品:
- Sonos Arc Ultra(最新・最強)
- Sonos Arc(従来モデル)
- Sonos Beam (Gen 2)(コンパクト)
条件2:テレビのHDMI ARC/eARC対応
お使いのテレビがHDMI ARCまたはeARCに対応している必要があります。特に10年以上前のテレビは非対応の可能性が高いので注意が必要です。
確認方法:
- テレビ背面のHDMI端子を確認
- 「HDMI ARC」「HDMI eARC」「ARC/eARC」などの表記があるか
- テレビの取扱説明書またはメーカーの製品ページで仕様を確認
💡 eARC vs ARCの違い
HDMI ARC: Dolby Atmosは再生可能だが、Dolby Digital Plus形式のみ(圧縮音声)
HDMI eARC: Dolby TrueHD形式も対応(ロスレス・非圧縮音声)。BD再生時などで真価を発揮
条件3:Dolby Atmos対応コンテンツ
視聴するコンテンツ自体がDolby Atmosに対応している必要があります。以下のサービスやメディアで対応コンテンツが増えています。
- Netflix(Atmosプラン)
- Disney+
- Apple TV+
- Amazon Prime Video
- Ultra HD Blu-ray(4K BD)
5.1chサラウンドで楽しむ方法
Dolby Atmosには対応していなくても、5.1chサラウンドだけで十分な迫力と臨場感が得られます。むしろ、多くの映画やドラマは5.1chで制作されており、実用性が高い選択肢です。
光デジタル接続で5.1chを実現
テレビに「デジタル光オーディオ出力」があれば、5.1chサラウンドを楽しめます。10年ほど前のテレビでも多くが対応しています。
対応製品:
- Sonos Arc Ultra(付属の光オーディオアダプター使用)
- Sonos Arc(付属の光オーディオアダプター使用)
- Sonos Beam Gen 2(付属の光オーディオアダプター使用)
- Sonos Ray(光デジタル端子を標準装備)
⚠️ 重要な注意点
テレビがHDMI ARC/eARCに対応していない場合、Arc UltraやArc、Beam Gen 2を購入してもDolby Atmosは使えません。この場合、より手頃な価格のSonos RayやBeam Gen 1を選ぶ方が賢明です。
PCモニター(ディスプレイ)での接続方法
テレビを持たず、PCモニターで映像コンテンツを楽しむ方も増えています。ちなみに私もPCモニターで映像コンテンツを楽しんでいます。
しかし、ここに大きな課題があります😱
課題:ほとんどのモニターはeARC非対応
残念ながら、2026年1月時点でも、市場の99%以上のPCモニターはHDMI ARC/eARCに対応していません。これは、PCモニターが主にDisplayPort接続を想定して設計されているためです。
解決策1:eARC対応モニターの選択肢
希少ですが、eARC対応のゲーミングモニター・スマートモニターが登場しています。
主な対応製品(2026年1月時点):
- BenQ MOBIUZ EX321UX:31.5インチ 4K ミニLED、eARC対応
- BenQ MOBIUZ EX271UZ:26.5インチ 4K QD-OLED、eARC対応
- Dell Alienware AW3225QF:32インチ 4K 曲面有機EL、eARC対応
- LG Smart Monitor 32U880SA-W:31.5インチ 4K、eARC対応
- Samsung Odyssey Ark(55インチ):eARC対応の超大型湾曲モニター
解決策2:テレビを「モニター代わり」に使う
実は最もコストパフォーマンスが高い選択肢は、42〜48インチの小型テレビを「大型モニター」として使うことです。
推奨製品:
- LG C4 OLED(42インチ/48インチ):eARC標準装備、デスクに設置可能
- LG C3 OLED(42インチ):前モデルだが価格が下がっており狙い目
解決策3:PlayStation 5 + HDMI音声分離器【2026年推奨】

既存のモニターを活用したい場合、PlayStation 5とHDMI音声分離器を組み合わせる方法が2026年の標準的な解決策となっています。
PS5の光デジタル出力問題
PlayStation 5には光デジタル出力端子が搭載されていません。しかし、HDMI音声分離器(スプリッター)を使用することで、HDMIから音声信号を分離して光デジタルで出力できます。
推奨製品:HDMI音声分離器
- 価格:約5,800円
- PS5公式対応を謳っている
- 4K/60Hz対応(HDMI 2.0)
- USB給電(PS5から電源取得可能)
- 動作安定性が高い
- 価格:約8,000円
- 4K/120Hz対応(HDMI 2.1)
- 8K/60Hz対応
- PS5の性能をフルに活用できる
- MPEG-2/4 AAC 5.1chにも対応
3. その他の4K/60Hz対応製品
- 価格帯:2,000〜4,000円
- 中国製の安価な製品も多数あるが、動作安定性に注意
接続方法
PS5 → [HDMIケーブル] → HDMI音声分離器 → [HDMIケーブル] → PCモニター
↓
[光デジタルケーブル]
↓
Sonosサウンドバー
必要なもの:
- HDMI音声分離器
- HDMIケーブル × 2本
- 光デジタルケーブル × 1本
- USB電源ケーブル(製品によって付属)
この方法のメリット:
- 既存のモニターをそのまま活用できる
- PS5でBlu-rayディスク再生時も5.1chサラウンドが可能
- NetflixやDisney+などのストリーミングも5.1chで視聴可能
- ゲームプレイ時も臨場感あるサラウンドサウンド
注意点:
- 4K/120Hz対応のPS5ゲームをフル性能で楽しみたい場合は、HDMI 2.1対応の分離器(RS-HD2HDA-8Kなど)が必要
- 安価な製品は4K/60Hzまでの対応が多い
- 音声遅延が発生する製品もあるため、レビューを確認すること
解決策4:PlayStation 4 Pro/PS3の活用【レガシー方法】
PS4 ProやPS3には光デジタル出力端子が標準搭載されているため、分離器不要で直接接続できます。
接続方法:
- PS4 Pro/PS3 → 光デジタルケーブル → Sonosサウンドバー
- PS4 Pro/PS3 → HDMIケーブル → PCモニター
- この方法でBlu-rayディスクやストリーミングサービスを5.1chで楽しめます
ちょっとめんどくさい方法になってしまいますが、「テレビを見ない勢がBDなどの映像と音楽を楽しみたい」のであれば中古でPS3やPS4 Proを購入するのも悪くないと思います。(光デジタルポートがある再生デバイスあればなんだっていいですけれど、中古のPS4であればライブBDを再生できる!)
💡 PS5は光デジタル端子非搭載
PlayStation 5には光デジタル端子が搭載されていません。PS5で光デジタル出力を実現するには、HDMI音声分離器が必須です。中古市場でPS4 ProやPS3を探すよりも、PS5 + HDMI音声分離器の組み合わせの方が、最新コンテンツへのアクセスや画質面で優れています。
あなたに最適なSonos製品の選び方
ここまでの情報を踏まえて、環境別におすすめの製品構成をご紹介します。
ケース1:最新テレビ(eARC対応)+最高の音質を求める
おすすめ製品:Sonos Arc Ultra
価格: 149,800円
こんな人におすすめ:
- 最新のテレビを持っている(または購入予定)
- NetflixやDisney+でAtmosコンテンツを頻繁に視聴する
- 最先端の音響体験を求める
ケース2:テレビはあるがeARC非対応
おすすめ製品:Sonos Beam (Gen 2) または Sonos Ray
価格: Beam Gen 2: 約58,909円 / Ray: 39,800円
理由:
- Arc UltraやArcを買ってもAtmos機能が使えない
- 光デジタル接続でも5.1chサラウンドは十分楽しめる
- コストパフォーマンスが非常に高い
ケース3:PCモニターメイン+本格的な音質
おすすめ構成:eARC対応モニター + Sonos Arc Ultra
例:BenQ MOBIUZ EX321UX(約17万円)+ Arc Ultra(149,800円)
または、LG C4 OLED 42インチ(約15万円前後)をモニター代わりに使用する方が、コスト面でも画質面でも優れている場合があります。
ケース4:PCモニター+PS5+コスト重視【2026年推奨】
おすすめ構成:既存モニター + PS5 + HDMI音声分離器 + Sonos製品
概算:
- PS5本体:66,980円(ディスクドライブ搭載版)
- HDMI音声分離器:5,800円〜8,000円
- Sonos Ray:39,800円
- 合計:約11〜12万円
または上位構成:
- PS5本体:66,980円
- HDMI音声分離器(4K/120Hz対応):8,000円
- Sonos Beam Gen 2:58,909円
- 合計:約13.4万円
この構成のメリット:
- PS5でゲーム、映画、ストリーミング全てを5.1chで楽しめる
- 既存のモニターを活用できるためコスト削減
- 将来的にeARC対応モニターに買い替えても無駄にならない
ケース5:PCモニター+レガシー機器活用
おすすめ構成:既存モニター + PS4 Pro(中古)+ Sonos Ray
概算:
- PS4 Pro中古:約2〜3万円
- Sonos Ray:39,800円
- 光デジタルケーブル:約1,000円
- 合計:約6〜7万円
5.1chサラウンドを低予算で実現できる選択肢ですが、2026年時点では新作ゲームやストリーミングサービスの対応に限界があります。PS5を使った構成の方が長期的には推奨されます。
よくある質問(FAQ)
- QAirPlayで接続すると何chになりますか?
- A
A. AirPlayで接続すると、ステレオ(2ch)での再生になります。複数のSonos製品を設置していても、5.1chサラウンドやAtmosは使えません。そのため、映画鑑賞など本格的なホームシアター体験を求める場合は、HDMI接続または光デジタル接続が必須です。
- QArc UltraとArcの違いは何ですか?
- A
最大の違いは「Sound Motion™テクノロジー」の有無です。Arc Ultraは従来のArcと比べて2倍の重低音を実現し、14基のドライバー(Arcは11基)を搭載しています。また、AIによるスピーチエンハンスメント機能が4段階で調整可能になり、TrueCinemaテクノロジーで部屋に最適化された音場を実現します。価格差は約7万円ありますが、音質の違いは明確です。
- Q地デジ放送はSonosで再生できますか?
- A
これは重要な注意点です。日本の地上デジタル放送の音声フォーマットはMPEG-2 AACですが、Sonosサウンドバーは残念ながらこのフォーマットに対応していません。地デジを視聴する場合は、テレビ側の設定で音声出力を「PCM(ステレオ)」に切り替える必要があります。この場合、NetflixなどのAtmosコンテンツを見る際には再度「ビットストリーム」に戻す必要があり、やや不便です。
- Qサブウーファーは必要ですか?
- A
サウンドバー単体でも十分な低音は出ますが、アクション映画やEDM音楽を楽しむ場合は、Sonos Sub(109,800円)またはSub Mini(54,800円)の追加を強くおすすめします。特にArc Ultraの場合、Sound Motion™テクノロジーで重低音が強化されているため、8畳程度の部屋ならサブウーファーなしでも満足できるレベルです。
- QBluetooth接続はできますか?
- A
Arc UltraはBluetooth接続に対応しています。ただし、Bluetoothで接続した場合もステレオ(2ch)での再生となり、サラウンド効果は得られません。
- QPS5でDolby Atmosは再生できますか?
- A
PS5本体はDolby Atmos出力に対応していますが、実際に再生できるかは接続方法によります。HDMI音声分離器経由で光デジタル接続した場合、光デジタルの帯域制限により5.1chまでとなり、Atmosは再生できません。Atmosを楽しむには、PS5をeARC対応テレビに直接接続し、テレビからSonosにeARCで接続する必要があります。
- QHDMI音声分離器を使うと音質は劣化しますか?
- A
光デジタル接続の時点で、転送できる音声フォーマットはDolby DigitalまたはDTS 5.1chに制限されます。これは光デジタルケーブル自体の帯域制限によるもので、分離器の品質による劣化ではありません。5.1chの範囲内であれば、品質の良い分離器を使用すれば音質劣化はほぼ気になりません。
まとめ:後悔しないための最終チェックリスト

Sonosサウンドバーを購入する前に、以下の点を必ず確認してください。
✅ 購入前チェックリスト
- [ ] テレビ/モニターのHDMI端子を確認(ARC/eARC対応か?)
- [ ] 光デジタル出力端子の有無を確認
- [ ] 視聴するコンテンツの音声フォーマットを確認(Atmos対応か?)
- [ ] 予算に見合った製品を選択(Atmosが使えないのにArc Ultraを買わない)
- [ ] PCモニター利用者は、eARC対応モニターまたは代替手段を検討
- [ ] PS5ユーザーは、HDMI音声分離器の導入を検討
- [ ] 地デジ視聴の頻度を考慮(MPEG-2 AAC非対応に注意)
Sonosのサウンドバーは優れた製品ですが、その真価を発揮するには適切な接続環境が不可欠です。この記事の情報を参考に、あなたの環境に最適な製品を選んでください。
参考までに。それでは!
参考情報・公式リソース
- Sonos公式サイト:https://www.sonos.com/ja-jp
- Dolby Atmosサポートページ:https://support.sonos.com/ja-jp/article/listen-to-dolby-atmos-on-sonos
- テレビ要件:https://support.sonos.com/ja-jp/article/tv-requirements-for-sonos-home-theater-speakers
最終更新日:2026年1月30日
※価格や製品情報は執筆時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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