ブルシット・ジョブとは?完璧に無意味でなんなら有害な雇用形態

生き方に使えそうな知識
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ブルシット・ジョブという本を読んだので、興味深かったところをメモ。

ブルシット・ジョブの定義は↓

ブルシット・ジョブとは、被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態である。p28

もっと簡単に言えば、「必要はないし、なんならやらない方がいい、だって有害だもん」というような仕事のことです。

多くの人がうすうす感じていたことを、ズバリ言ってくれました。この本を読んで「あ、ワイの仕事のことや」と胸がざわざわした人も多いはずです。

ではどれくらい多くの人が「ワイの仕事…世の中に貢献していない!」と実感しているのでしょうか。日本の調査はありませんが、イギリスとオランダの世論調査によると、フルタイムの仕事をやっている人の37〜40%が「自分の仕事は社会に貢献していない!」とはっきりと感じていたそうな。日本でもきっとそんなところでしょう。

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なぜブルシット・ジョブが増えているのでしょうか?その1つの理由が「雇用を生む!」という概念が善だと思われているからです。

皆さんもお気づきの通り、もうこの世の中はモノで溢れており、食べ物にも困っていません。なんなら太り過ぎの人が増えているくらいです。「働かざる者食うべからず」の時代は克服されたのです。

ですから「もうみんな働かなくていいよ!1日3時間程度の労働で十分すぎるよ!」と、労働という概念が進化してもよさそうなのに、いまだに「雇用を生むのがいいんや!1日8時間労働や!せやないと、生きていかれへんで!」の考えが浸透したままなのです。

「雇用を生むのがいいことなんや!」という考えが蔓延っているために、どんどんとやる必要のない仕事が増えていくわけです。

  • 無意味な仕事のための書類や会議が必要になり
  • 無意味な仕事をやる人を管理するためのマネジメントが発生し
  • 無意味な仕事をやっている会社を発展させるべくコンサルタントが登場し
  • 無意味な仕事をやっている会社が新しい無意味な仕事をやるために銀行が融資し

…という感じに、無意味でやる必要のない仕事がどんどんと膨れ上がっているのですね。

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働かない人、いわゆるニートたちは軽蔑の対象でした。でも彼らこそが、労働の概念をアップデートさせてくれる新しい人類なのかもしれません。

「その仕事やる意味ないでしょ!なんならやる方が有害じゃん。無意味かつ有害な仕事をやるためにあなたは生まれてきたの?そんな仕事のために無理して病気になって人生を台無しにするの?というか体壊したら、あなたが納税した金額より高い税金が医療費として投入されるから、そもそも仕事なんてやらない方がよかったんじゃない?その仕事やるのは、マジであなたにとっても社会にとっても有害ですよ。ハイハイ、解散解散!」

そんなことを思った1冊でした。

読書メモとして簡単に動画にしています↓↓↓

ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論デヴィッド・グレーバー【読書メモ】

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