自分の意見で生きていこう ちきりん【読書メモ】

ちきりん 自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ 本の感想
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「 自分の意見を言うことが大事だ!」とか言われていたりしますが、「それってなんで」と問われるとなかなか答えづらかったりします。

ちきりんさんはこのようなことを言っております↓

「意見の束」が人格を作る

これには、なるほどなーと思わされました。

ある問題に対しての意見は人とかぶることはあります。他の問題に対しての意見もかぶることはあります。でもそれが1000や2000の数になってくると、『すべての意見が同じ』ということにはなりません。『意見の違い』に人格が出てくるわけですね。

ってことで、いろいろな問題に対して意見を持つことが『その人らしさになるんやでー』ってな話です。

以上!

でもさ、ちゃんと意見って持ててる?

そんなことを知りたい方は、どうぞちきりんさんの本を手に取ってみてください。

以下では本で学んだことのメモをしていきます。

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正解/不正解にビビるな、意見を持て!

意見を発表するのってビビりますよね。だって、「お前の意見は間違ってる!」とか言われたら嫌ですもん。

でもね、意見に正解も不正解もないんですよ。

世の中の問題は大きく2つに分けられます。

  • 正解のある問題
  • 正解のない問題

んで、正解のある問題は「正解」「不正解」があります。たとえば足し算とか引き算とかですね。いわゆる、学校で習うことはここに該当します。正解/不正解がきっちりとあります。

では、世の中には「正解のある問題」と「正解のない問題」どちらが多いでしょう?

そりゃ圧倒的に「正解のない問題」です。どこの大学に進学するとか、どこの会社に就職するとか、誰と結婚するとか、一軒家なのか賃貸なのかとか、離婚はするべきかどうかとか、これらに正解はありません。

つまり、「正解のない問題」についての答えは、「意見」しかないのです。逆に言えば、意見が出る問題に対しては正解とか不正解は言えないんですよ。そんなにきっちり分けられるほど、世の中って簡単じゃないんですな。

ってことで、「お前の意見は間違っている!」などの発言は、そもそもナンセンスなのです。「自分とは違う意見」なだけです。(もし議題に挙がっているものが正解のある問題であれば、そっと正解を教えてあげましょう)

んで、いろいろなことに意見を持てるようになると、それが自分自身をつくっていきます。アイデンティティを喪失しがちな現代において、意見を持つって自分のためにとっても重要なことなんですね。

だから、多くの事について意見を明らかにすればするほど、「他の誰とも違う〇〇さん」として認知されるようになります。「あなただけの意見の束」こそが、あなたを他者から区別する、あなただけの人格を創るのです。

p168

正解を求めると人生は生きづらくなる

先に書いたように、人生には正解のない問題ばかりがころがっています。

でも、ぼくたちは「正解がある!」と思っちゃいます。だから正解がないかと彷徨い求め、時間だけを浪費していたり、怪しい人物に引っかかっちゃたりします。

なぜ「正解がある!」と思っちゃってるのでしょうか。

ちきりんさんは、「学校が原因じゃね?」と考えています。

小学校、中学校、高校、ぼくたちは正解/不正解がはっきりしている世界で過ごし続けます。人間の価値観が形成されるであろう10代後半までを、「正解/不正解がある」世界で学び続けてしまいます。

それが原因で、「正解のない世界」においても「正解がある!」という姿勢をとってしまうのですね。そしてその姿勢が、「生きづらさ」を生み出しているわけです。だってどれだけ頑張って探しても、時間とお金をつぎ込もうとも、正解なんて見つからないんだもん。

ってなわけで、頭を切り替えて「ぼくたちが生きる世界は正解なんてないんや!自分の意見を信じていくしかないんや!」としていきましょう。

意見だと思っているけど、それってただ反応しているだけ

意見が大事ってのは分かりました。じゃあちゃんと意見出せてますか?ってな話です。

スマホを持ち、誰もがSNSで気軽に言葉を発せられる時代。でも、その発している言葉は本当に意見なのでしょうか?

ちきりんさんはそうではないと言います。ほとんどの人は、意見を出しているのではなく、反応しているだけなのだと。

反応がなにかというと、たとえば、

  • 「いいね」を押す
  • 「すてき」
  • 「センス悪いな」

などなどです。これらは意見ではなく、反応です。

SNSが人気なのは、「意見のない人でも、あたかも意見のように言える反応を発信できるようになったから」なのです。

p56

さらにやっかいな反応もあります。なんとなく「かっこいい」とか「知的」とか思われている言葉です。

  • 「そう?そうとも言えないと思う」
  • 「それって、現実がよくわかってないと思うよ」
  • 「そんな考え方するなんてびっくり」
  • 「一概には言えない」
  • 「例外もあるよね」

などなどです。

なんかさ、こーゆー系の言葉を使う人って、賢そうに見えませんか?「この人は俯瞰して物事を見られてるな」とか思っちゃいませんか?憧れてそーゆー言葉を使う時期ありませんでしたか?

ワイ、使ってました。

使ってたんです泣

でももうやめます!

ちきりんさんはこーゆー言葉を使う人を、『反応しかしていないのに、意見を言っているつもりの人は厄介』とバッサリ切っております。勘違いしている人は、いつまでたっても自分の意見がないことに気が付けないからです。

それは本当にあなたの意見?

「オレは意見持ってるぜ!」と思っておられるお方、それ、本当に自分の意見ですか?有名人とか知的な人がテレビとかネットで発言していた言葉をパクってるだけじゃないですか?

どこかの本に書いてあった「誰かの意見」や、ネットで見かけた「みんなが言っている意見」ではなく、本当に「自分の頭で考えた自分の意見なのか?」という事は、しっかり確認する必要があります。

p74

自分の意見かを確認したいときは、以下のことを自分に問うてみるのがいいです↓

  • 世のの中の9割の人が異なる意見であっても、自分の意見はこれだと断言できるか?
  • たまたま著名な人や大手メディアと自分の意見が同じであった場合には、「もしこの著名人が意見を翻しても、自分の意見は変わらないか?」

ちきりんさんはこうやって自分の意見を確認しているそうです。

またこうも行っております↓

もし尊敬する人が異なる意見だとわかると「不安になる」のであれば、それはまだ、自分の意見に自信が持てていない証拠です。

しっかりとした自分の意見を持つって、難しいです。(オレは正しいぜ!っていう勘違いさんは、楽そうですけど…)

以上!メモでした。

読書メモとして簡単に動画にしています↓↓↓

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