ペイパルマフィアのドンと呼ばれる存在、ピーターティールに焦点を当てた本を読みました。「この人、化け物や・・・」というのが読み終えた感想。こんな人間は見たことないですわ。
なんというのか、堀江貴文さんをさらにパワーアップさせた感じ。とりあえず「すげぇ」の一言ですわ。ライブドア事件がなければ堀江さんもこうなってたのかと思うと、残念なところ。
ペイパルマフィアってなんやねん?ってことですが、オンライン決済サービス『paypal』出身者のことでして、その人たちがテスラモーターズ、リンクトイン、ユーチューブなどを創業したのですな。
ピーター・ティールはペイパルマフィアのドン的な位置付けらしいです。んで、ピーター・ティールはフェイスブックに最初から目をつけ投資し、フェイスブックを世界企業にさせるなど、投資家としても大成功をおさめております。他にもドナルド・トランプ大統領のテクノロジーの顧問としてアドバイスもしているのだとか。
そんな化け物、ピーターティールの半生を記したのがこの本です。
スケールがでかすぎて私はついていけない話ばかりでした。
- 優秀な若い人に資金を提供する。大学を中退するのが条件だ!
- 海の上に恒久的な街を作る!
- 人類の長寿命化!
- 火星移住計画!
など、スケールがでかいんですわ。
そんなピーター・ティールに影響を与えた人物がスタンフォード時代に出会った『ルネ・ジラール』という人物でして、ティールはジラールを「最後の博学者」という最大級の賛辞を送っております。
ジラール哲学の主題は
- 模倣(ミメーシス)
- 競争
の2つだそうで、人間の行動の大部分は模倣に基づき、模倣をするからこそ競争することになるそうな。
ここからティールの「競争とは負け犬がするもの」という言葉が生まれたんですなー。
時間があるときにルネ・ジラールの本を読んでみようと思います。
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