無形資産ってなに?
その疑問に答えます。
ライフシフトの著者、リンダ・グラットン氏は「有形資産より、無形資産を蓄えよ!」と言っております。
というのも、
- 教育
- 仕事
- 引退
という3ステージの生き方は終わったからです。3ステージの人生では、働いているうちに有形資産(土地やら株やらのお金やモノ)を蓄えておけば問題ありませんでした。(それが合理的だった)
しかし、これからの人生では、寿命が延び、年金もあてにならない時代なので、有形資産を蓄えるより無形資産が重要になってきているのです。
蓄えるべき3つの無形資産
無形資産とは、お金やモノと違って数値化しづらいものです。グラットン氏は以下の3つの無形資産を蓄えるべきと言っております。
- 生産性資産
- 活力資産
- 変身資産
になります。
生産性資産とは?
これが最もわかりやすい無形資産になります。時間あたりの効率を高めるものが生産性という概念であって、生産性を高めるには知識やスキルが必要になります。
例えば、
- エクセルを使えた方が生産性を上げられる
- スマホを使いこなせた方が生産性を上げられる
- プログラミングができる方が生産性を上げられる
などなど、直感的に分かりやすいことかと思います。
活力資産とは?
活力資産とは、肉体的・精神的な健康と幸福のことです。
肉体的に健康状態を保つには、少しばかりの栄養の知識や、運動習慣などが大切になります。精神的な健康を保つには、友人関係や、家族との良好な関係が必要不可欠になります。
「健全なる精神は健全な肉体に宿る」と言いますので、まずは肉体の健康面を整えるのがいいかと思います。
変身資産とは?
変身資産とは、新しいことを始める力であったり、転職に踏み切る能力のことです。活力資産がなければ、変身資産は築けないでしょう。
無形資産を築くための具体的な方法
無形資産は分かっても、「まずはなにをしたらいいか分からない?」という人が多いと思います。具体的になにをしたらいいかを見ていきましょう。
学び続けよう
絶えず勉強です・・・。嫌かもしれませんがこれは必須になります。
しかし、社会人になって勉強をしていたら、それだけで稀有な存在になることができます。なぜなら、日本人のサラリーマンは先進国で一番勉強しないからです。
大人になって勉強する人は、それだけで上位10%を狙える力を持っていると言っても過言ではないでしょう。大人はそれだけ勉強しないのですから。
新しい知識やテクノロジーが普及する今、勉強しないサラリーマンの耐用年数はすぐにボロボロになっていきます。
また、現代の科学的な情報量は9ヶ月で2倍のペースで増えており、1年間に30%のペースで時代遅れるなる時代です。勉強を怠れば専門家もあっという間に専門家ではなくなります。学び続けないと、5年後に使える知識は15%しか残ってない恐れがあります。
逆に言えば、そこがチャンスなのです。学ばないオッサンをごぼう抜きするチャンスなのです。ルーキーが勝ちやすい時代とも言えるでしょう。
しかし、怖いことに、学び続けなければ一気に抜き去られてしまいます。学びを忘れたサラリーマンは悲惨な未来が待っているでしょう。
コミュニティを広げ弱いつながりを持とう
複数のコミュニティに顔を出し、知り合いを増やすことが大切になります。
- 勉強会に参加する
- スポーツに参加する
- 大学院に通う
- 行きつけのバーを作る
などです。
複数のコミュニティを持つことで、刺激も増えるし、人とのつながりを持つことができます。
弱いつながりが新しい仕事を紹介してくれることもあります。ただ、そのためには自分が“ギバー(与える人)”である必要があります。
相手に自分の持っている知識やスキルや優しさなど、相手に貢献できるものをまずは与えることが大切になります。
共働きをして収入源とリスクを分散しよう
専業主婦の時代は終わりました。高度経済成長時だからこそできた家族体系になります。
どちらも働き収入を増やして、どちらかが仕事を短期間だけやめても大丈夫なように、仕事をやってない間に新しいことを挑戦できるような仕組みを作っておくべきなのです。
正直な話、専業主婦にそこまでのメリットはありません。人間関係も狭いものになってしまい、結果として満足度が下がります。
おわりに:無形資産を意識した活動を!
- 朝起きる
- 仕事に行く
- 家に帰る
- 夜ご飯を食べる
- テレビ見る
- 寝る
の生活をしていたら無形資産はたまりません。脂肪がたまっていくだけです。
高度経済成長を生きれた幸せな人々はそれで良かったですが、これからはそうもいきません。ということで、無形資産のどこか1つでも育てられるような活動をしていきましょう^^
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