Sonos Oneを2021年3月に購入したので、もう半年以上使ったことになります。で、半年以上使ってみて「あー、Sonos Oneって本当にいいスピーカーなんだなぁ」と思うわけですよ。
私はいままでに以下のスピーカーを使ってきました。
- Home Pod ×2台
- Home Pod mini ×2台
- Bose Companion 2 Series3
- Beats Pill+ ×2台
- Sonos Playbase
- Sonos One (Gen2) ×2台
- Sonos Rome ×2台
スピーカーマニアの方からすると、「は?しょぼすぎ」と言われてしまいそうなモノかもしれませんが、一般人からするとまぁまぁ試してきた方なのではないかと思います。
んで、いままで試してきたスピーカーの中で、Sonos Oneが音質に関しては頭ひとつ抜けていると考えています。そんなことを以下で書いていきます。
音のバランス・クリアさがSonos Oneは最高
スピーカーを聴き比べたことがなかった頃は、
- 高音と低音のバランス
- 音のクリアさ
とか言われても、「は?」という感じでした。
しかし上記に挙げたスピーカーを使ってきてようやく分かりました。Sonos Oneは音のバランス、クリアさが最高なのです。
たとえば、コスパ最高と言われるBose Companion 2 Series3なんかは、Bose特有の低音のクセがあったりします。また高音は弱く、音量を上げていくと「サー」というようなノイズも増えていきます。クラシックなんかは不向きです。
HomePodは低音がやたら強く、1時間も聴いていると耳が疲れてきます。(2021年のアップデートで低音をコントロールできるようになりましたが)
その点、Sonos Oneは高音と低音のバランスがよく、長時間聴いていても疲れません。どんなジャンルの音もいい感じに聴くことができます。また上記に挙げたスピーカーの中では、音量を上げていっても「サー」というようなノイズはあまり入りません。
Sonos Oneの真価は2台揃えてから
Sonos Oneに限りませんが、スピーカーは2台揃えてからが本領発揮されます。1台と2台とでは音の広がり方が違うのですよね。
パソコンスピーカーや、1つのスピーカーしか使ったことがなかった頃は、「へ?音の広がり?なにそれ?」みたいに思っていました。
でも2つのスピーカーを揃えた途端に意味が分かりました。「音の広がりってこういうことなんや。空間が音で満たされていくわ。」ということが理解できました。
Sonos Oneを2台揃えてステレオペ化すると、さらにSonos Oneの魅力がアップします。1+1=2ではありません。2以上なのです。音楽を楽しみたいなら、Sonos Oneは2台買うことを強くオススメします。無線だと左右で音のラグがあるんじゃね?みたいな心配も必要ありません。
ケーブルは2本だけでOKだし断線の心配もほとんどない
Sonos Oneのいいところは、2台揃えても設置などにあまり困らないところです。
普通の有線スピーカーを2台揃えようなると、ケーブルは少なくとも3本以上必要になります。
- 電源ケーブル
- 左右のスピーカーを繋ぐケーブル
- 音源に繋ぐケーブル
繋いだことがある人なら分かりますが、配線がごちゃごちゃしちゃうんですよね。左右のスピーカーを繋ぐケーブルや音源に繋ぐケーブルは断線しやすかったりもしますし、またうまく接続できてないとノイズが入ったりもします。
一方、Sonos Oneの配線はシンプルです。
- 電源ケーブル×2
だけでOKです。
電源ケーブル2本だけでいいのでケーブル類がごちゃごちゃにならず、見た目がとてもスッキリします。また、電源ケーブルですから、相当な負荷をかけない限り断線もしません。(電源が2つ必要というデメリットもありますが)
ケーブルのシンプルさゆえに配置換えも楽々です。そして配置換えをしたあとはSonosアプリのTrueplayを使えば、最適な音で聞こえるように音の調節をしてくれます。
スマホからAirPlayで楽々音楽を飛ばせる
Sonos OneはAirPlayが使えます。
AirPlayなにそれ?という方はこちらの記事を参考にしてみてください↓
AirPlay対応のスピーカーですと、スマホやタブレットの音楽を2タップくらいでスピーカーに飛ばせるようになります。これが便利の極みなんですよね。
AirPlay非対応スピーカーですと、スマホやタブレットの音楽を聞こうと思えば有線で繋ぐしかありません。iPhoneやiPadは3.5mmジャックがありませんから、有線接続しようと思えば有線接続するための変換デバイスまで必要です。めんどくさいです。
また有線接続ですと、寝ながらゴロゴロとスマホやタブレットをいじるのも難しくなりますし、断線の可能性も出てきます。それに長いケーブルがスピーカーからビヨーンと伸びているのは、見た目的にもよくないです。
というわけで、AirPlay対応のスピーカーって最高なんですよ。そしてAirPlay対応で良質な音楽を楽しめるスピーカーといえば…Sonos Oneなんですな笑
また、AirPlay対応ということなので、Apple TVなんかとも組み合わせられたりします。Apple TVとSonosの組み合わせもグッドです。
逆にいえば、「絶対に有線接続したい!3.5mmジャックは必須なんや!」という方には、Sonos Oneは不向きです。ちなみに、3.5mmジャックがついてるSonos製品もあります。Sonos Fiveです。
お値段がグーンと上がりますから、なかなかオススメはできませんが。
8万を超えるSonos PlaybaseよりSonos One 2台の方が音が良く聞こえる
2021年10月現在ですと、Sonosの最上位スピーカーとしてSonos Arcがあります。
Sonos Arcが出る前のSonosの最上位機種として、Sonos PlaybarとSonos Playbaseがありました。
どちらも定価で8万円を超えます。
私のSonosデビューは、Sonos Playbaseでした。そこからSonosの良さに惹かれてSonos Oneの購入に至りました。
>Sonos Playbaseのレビュー【HomePod2台からに乗り換えた話】
で、Sonos PlaybaseとSonos One ×2台を比べた結果…
Sonos One ×2台の音の広がりが優秀すぎる
ということに気がつきました笑。
Sonos Oneを2台揃えた方が圧倒的に安いのにです。
Sonos PlaybaseとSonos One 2台では、音の広がり方が全然違うのですよね。
Sonos Playbaseの幅は78cmです。つまり最大値でも78cmしか左右のスピーカーは離れていません。しかしSonos Oneは78cm以上離すことができます。私の環境では約2mほど離しています。
左右のスピーカーの距離が全然違いますから、音の広がり方もかなり変わってきます。空間を音楽が満たしてくれるんですよね。また、Sonos Playbaseに比べて音量は小さくても音が部屋の隅々まで行き渡るので、騒音防止にもなります。
スペックを見るとSonos Playbaseの方がSonos Oneよりも優れています。ですが実際に音を聞き比べてみると、Sonos PlaybaseのスペックをSonos One 2台の音の広がりの方が上回り、音楽体験としてはSonos One 2台の方が優秀だと個人的には感じました。
現在はSonos Playbaseと組み合わせてSonos Oneをサラウンドスピーカとして使っているのですが、正直これはSonos Oneのもったいない使い方だと感じております。Sonos Oneはめちゃくちゃいい音を出すのに、サラウンドスピーカとして使うと脇役っぽくなっちゃうんです。メインをはれるのに脇役にあまんじちゃうSonos One。うーむ、悩ましいところ。
>Sonos One(Gen2)を2台購入してサラウンドスピーカーにしてみた
はじめてSonosを購入するならSonos Oneがオススメ
Sonosの製品はイロイロあります。だから何を購入すればいいのか迷うと思います。
私はSonos Oneをオススメします。
正確にはSonos One SLをオススメします。Sonos One SLは、Sonos Oneのマイク無しバージョンです。ですから音声操作ができません。
私は音声操作をあまりしない人間ということに気がついたので、Sonos One SLを2台購入しておけばよかったなーと今更になって思っています。
「音声操作をするぜ!」という方は、Sonos One とSonos One SLを組み合わせればいいでしょう。もう少し詳しくSonos OneとSonos One SLの違いについて知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください↓
>Sonos One Gen1、Gen2、SL、Moveの違いについてまとめてみた
ただし、Sonos Oneをオススメすると言いましたが、ワンルームにお住まいの方かつ持ち運びたいという方にはSonos Roamをオススメします。ポータブルスピーカーとしては十分すぎるほどの音質なんですよね。
参考までに。それでは!
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