Sonos Playは微妙?Roam 2では物足りない、Move 2は重すぎる人向けに整理してみた

Sonos PlayがRoam 2とMove 2の中間に位置することを表したフラットデザインのアイキャッチ画像 製品レビュー
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結論から言うと、Sonos Playは微妙というより、人を選ぶスピーカーです。誰にでもおすすめできる万能スピーカーではありません。ただ、使い方がハマる人にはかなり便利そうです。

Sonos Playは、Sonos Roam 2ほど小さくありません。Sonos Move 2ほどの迫力を求める製品でもありません。家の決まった場所で音楽を聴くだけなら、Era 100の方が自然に見える場面もあります。こう書くと中途半端に感じますが、見方を変えると、Sonos Playは「家の中を移動できて、たまに外にも持ち出せるSonos」です。

この記事では、Sonos Playを実際に購入してレビューするのではなく、Sonos公式情報や公開されているレビュー、既存のSonos製品との違いをもとに、どんな人に向いているのかを整理します。

Sonos Playとは

Sonos Playは、Wi-FiとBluetoothの両方に対応したポータブルスピーカーです。家ではWi-FiスピーカーとしてSonosシステムに組み込み、外ではBluetoothスピーカーとして使えます。

名前だけを見ると、昔のPlay:1やPlay:5を思い出す人もいるかもしれません。ただ、今回のSonos Playは、かつての据え置き型Playシリーズとは別物です。持ち運びに対応した、新しいポータブルスピーカーとして考えた方が分かりやすいです。

主な特徴は、最大24時間のバッテリー、IP67の防水・防塵、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、AirPlay 2、充電ベース対応などです。本体サイズはおよそ高さ192mm、幅113mm、奥行77mmで、重さは約1.3kg。国内価格は49,800円前後の製品です。

普通のBluetoothスピーカーとして見ると高めです。ただ、Sonos PlayはBluetoothだけで使う製品というより、家ではSonosシステムの一部として使えて、必要なときに持ち出せるスピーカーです。ここに価値を感じるかどうかで、評価が大きく変わります。

Roam 2とMove 2の間に入るモデル

Sonosのポータブルスピーカーは、これまで少し極端でした。

Roam 2は小さくて軽く、旅行やデスク横、ベッドサイド、ちょっとした外出に向いています。軽さを優先するなら、とても分かりやすい選択肢です。ただ、サイズが小さいぶん、広い部屋や屋外でしっかり鳴らしたいときには、少し物足りなく感じる人もいるはずです。

一方のMove 2は、音に余裕のある大型ポータブルスピーカーです。屋内外でしっかり音楽を楽しみたい人には魅力的ですが、重量は約3kgあります。持ち運べるとはいえ、毎日気軽にあちこち移動させるタイプではありません。

そこに入ってきたのがSonos Playです。Roam 2では物足りない。でもMove 2は大きすぎる。その間を埋めるモデルだと考えると、Sonos Playの狙いは見えてきます。

ただし、中間だから誰にでも合うわけではありません。Roam 2で十分な人もいますし、Move 2を選んだ方が満足できる人もいます。持ち運ばないなら、Era 100の方が素直な選択になることもあります。

どのSonosを選ぶべきか

Roam 2、Sonos Play、Move 2、Era 100の使い分けを示したフラットデザインの比較イラスト

Sonos Playを考えるときは、Roam 2、Move 2、Era 100と比べると判断しやすくなります。

目的合いやすいモデル
軽く持ち歩きたいRoam 2
家の中を移動しながら使いたいSonos Play
広めの場所でしっかり鳴らしたいMove 2
決まった場所で音楽を聴きたいEra 100

この表だけで見ると、Sonos Playは「家の中を移動しながら使う」用途が一番しっくり来ます。旅行用に常にバッグへ入れておくならRoam 2、庭や車移動のキャンプでしっかり鳴らすならMove 2、リビングや書斎に固定して音楽を聴くならEra 100。Sonos Playは、そのどれかに完全に寄せるのではなく、家の中と外の境目をゆるくまたぐ製品です。

Sonos Playは外用というより「家の中を移動できるSonos」

Sonos Playをリビングやキッチン、寝室など家の中で移動しながら使うイメージの挿絵

Sonos Playを一番うまく説明するなら、「外に持ち出すBluetoothスピーカー」ではなく、「家の中を移動できるSonos」だと思います。

普段はリビングやキッチンの充電ベースに置いておく。料理中だけキッチンで使う。寝る前に寝室へ持っていく。庭作業のときだけ外へ出す。お風呂の前後には脱衣所や浴室近くで使う。こういう使い方なら、Sonos Playの良さはかなり分かりやすくなります。

一般的なBluetoothスピーカーは、スマホと直接つないで単体で鳴らす使い方が中心です。一方、Sonos Playは家の中ではWi-Fiスピーカーとして使えます。AirPlay 2、Spotify Connect、Sonosアプリなどから再生でき、他のSonosスピーカーとグループ化することもできます。

すでにSonos Arc、Beam、Eraシリーズなどを使っている人なら、「この場所にも一時的にSonosの音を持っていきたい」という場面で便利そうです。個人的には、Sonos Playをアウトドア専用として見るより、家の中のSonosを持ち運べるようにした製品と見た方が腑に落ちます。

Roam 2では物足りない、でもMove 2は重すぎる

Roam 2の軽さとMove 2の重さの間にSonos Playがあることを示した比較イラスト

Sonos Playの一番の魅力は、Roam 2とMove 2の間にある悩みを埋めてくれるところです。

Roam 2は軽くて便利ですが、広い部屋や屋外で鳴らすと、もう少し音に余裕が欲しくなる場面があります。逆にMove 2はしっかり鳴りますが、約3kgあるので「ちょっと隣の部屋へ」と気軽に動かすには重めです。

Sonos Playの約1.3kgという重さは、ちょうどその間です。もちろん、Roam 2ほど軽くはありません。バッグに常に入れておくようなスピーカーではないです。でも、Move 2ほど大げさでもありません。家の中で場所を変えながら使うなら、かなり現実的な重さです。

スピーカーは、音が良ければ良いほど満足できるとは限りません。日常使いでは「持ち出す気になるか」も大事です。その意味で、Sonos Playはいいところを狙っていると感じます。

充電ベース付きはかなり便利

Sonos Playで地味に大きいのが、充電ベースに対応していることです。

ポータブルスピーカーは、使いたいときに限ってバッテリーが減っていることがあります。使ったあとにケーブルを挿し忘れて、いざ持ち出そうとしたら残量が少ない。これはわりとあります。

Sonos Playは、使い終わったら充電ベースに戻すだけで充電できます。普段から定位置に置いておけるので、「使いたいときにすぐ使える状態」を作りやすいです。

ただし、充電ベースを使うには18W以上のUSB-C PD対応電源アダプターが必要です。充電ベースは付属しますが、電源アダプターは別売りなので、ここは購入前に確認しておきたいポイントです。

IP67対応。ただし水回りで過信はしない

Sonos PlayはIP67の防水・防塵に対応しています。キッチン、洗面所、脱衣所、ベランダ、庭、キャンプなどで使いやすい仕様です。水しぶきやホコリを気にしすぎずに使えるのは、ポータブルスピーカーとして大きな安心感があります。

ただし、防水だから何をしても大丈夫という意味ではありません。IP67は水に強い規格ですが、海水、温泉、洗剤、泥、長時間の水没まで何でも安心というわけではありません。濡れたあとは水気を拭き取る、充電前にしっかり乾かす、といった扱いは必要です。

特に浴室で使う場合は、湯気やシャンプー、石けん水にも注意した方がいいです。「水回りでも使いやすい」くらいに考えておくのが安全です。

音質はRoam 2より余裕あり。ただしMove 2やEra 100とは目的が違う

公開されているレビューを見る限り、Sonos Playの音質評価はおおむね良好です。Roam 2よりも低音や音量に余裕があり、ポータブルスピーカーとしてしっかり鳴るという評価が多い印象です。

Sonos Playは、2基のツイーター、1基のミッドウーファー、パッシブラジエーターを備え、単体でステレオ再生に対応しています。小型のRoam 2より音に余裕を持たせた設計です。

ただし、Move 2の代わりとして見ると少し違います。スピーカーは本体サイズの影響が大きいです。大きな筐体には大きな意味があります。低音の深さや音のスケール感では、Move 2の方が有利でしょう。

また、家の決まった場所で音楽を聴くだけなら、Era 100の方が自然です。Sonos Playは、純粋な音質だけで選ぶスピーカーではありません。音質、サイズ、バッテリー、防水、充電ベース、Wi-Fi、Bluetooth、Sonos連携をまとめて評価する製品です。

Bluetoothだけで使うなら少し高い

Sonos Playが家ではWi‑Fi、外ではBluetoothで使えることを示したフラットデザインの挿絵

Sonos PlayはBluetooth 5.3に対応しています。外出先でスマホとつないで使えるのは便利です。

ただし、BluetoothコーデックはSBCやAACが中心です。LDACやaptX系の高音質Bluetoothコーデックを重視する人向けの製品ではありません。

ここはSonosらしいところでもあります。Sonos Playの本領は、家ではWi-Fiスピーカーとして使い、外ではBluetoothでも使えるところにあります。Bluetoothだけで使うなら、JBLやBoseなどのBluetoothスピーカーも比較した方がいいです。

特に「Sonosアプリも使わない」「他のSonos製品もない」「家ではWi-Fi再生しない」という人にとっては、価格が高く感じるはずです。

Bluetoothでの複数台再生は面白いが、人は選ぶ

Sonos Playでは、Wi-Fiがない場所でも対応するSonosポータブルスピーカー同士をグループ化して鳴らせる機能が案内されています。

キャンプ、BBQ、庭、貸別荘、小さなイベントなどでは面白い機能です。Sonosらしい複数台再生を、家の外にも持ち出せるのは魅力があります。

ただ、これを目当てに買う人は多くないと思います。Sonos Playを複数台そろえて、しかも外で同時に鳴らす場面がある人は限られます。機能としては面白いですが、購入の決め手というより「使う人には便利な追加機能」くらいに考えるのがよさそうです。

実際に複数台で使う予定がある場合は、対応機種、最大台数、接続条件を公式ガイドで確認しておくことをおすすめします。

ホームシアター用に買う製品ではない

Sonos Playは、音楽用、ポータブル用です。

ArcやBeamのリアスピーカーとしては使えないことが、公式サイトで明記されています。

映画やテレビの音を強化したいなら、Sonos Playよりもリアスピーカー、Sub、サウンドバー側を見直した方が満足度は高いと思います。

Sonos Playが向いている人

Sonos Playが向いている人の使い方を生活シーンとともに表したフラットデザインの挿絵

Sonos Playが向いているのは、すでにSonos製品を使っていて、家の中の音楽エリアをもう少し自由に広げたい人です。

たとえば、リビングにはArcやBeamがあるけれど、キッチンや寝室にはスピーカーがない。そういう場合に、Sonos Playを1台持ち回る使い方は便利そうです。Wi-Fi環境なら、AirPlay 2やSpotify Connect、Sonosアプリから再生できるので、特定のスマホ1台に縛られにくいのも良いところです。

Roam 2では音が物足りないけれど、Move 2ほどのサイズや重さは必要ない人にも合います。キッチン、寝室、脱衣所、庭、ベランダなどを移動しながら音楽を流したいなら、Sonos Playのサイズ感はちょうどよく感じるかもしれません。

家族で共有しやすいのもポイントです。すでにSonos環境がある人ほど、Sonos Playの便利さは想像しやすいと思います。

Sonos Playが向いていない人

逆に、Bluetoothだけで使う予定なら慎重に考えた方がいいです。Sonos Playは多機能ですが、そのぶん価格も高めです。Bluetoothスピーカーとしてだけ見ると、コスパはあまり良くありません。

安くて音のいいBluetoothスピーカーが欲しい人には、Sonos Playは向いていません。JBLやBoseなど、Bluetooth中心で使いやすい製品もあります。Sonosシステムに入れないなら、そちらの方が満足しやすい可能性があります。

とにかく軽いスピーカーが欲しいならRoam 2、屋外や広めの場所でしっかり鳴らしたいならMove 2、家の決まった場所でしか使わないならEra 100を検討した方が分かりやすいです。

Sonos Playは買うべき?

すでにSonosを使っている人なら、Sonos Playはかなりアリです。リビング、キッチン、寝室、庭、ベランダなど、音楽を流せる場所を気軽に増やせます。Sonosシステムに追加する1台として考えると、使い道は想像しやすいです。

一方で、初めてのSonosとして買うなら少し慎重に考えたいです。Sonosの良さは、複数台を組み合わせたり、Wi-Fiで安定して音楽を流したりしたときに出やすいです。1台だけをBluetoothスピーカーとして使うなら、もっと安い選択肢でも満足できる可能性があります。

Sonos Playを買う理由は、「Bluetoothでも使えるから」ではなく、「家ではSonosとして使えて、必要なときだけ持ち出せるから」です。ここに価値を感じるかどうかで、評価はかなり変わります。

個人的な結論

Sonos Playは、微妙な製品というより「人を選ぶ製品」です。

Roam 2ほど身軽ではありません。Move 2ほど迫力があるわけでもありません。Era 100のような据え置きスピーカーとしての分かりやすさもありません。

でも、家の中を移動しながら使えて、たまに外にも持ち出せるSonosとして見ると、かなり納得できます。特に、すでにSonosを使っている人にとっては便利そうです。キッチン、寝室、脱衣所、庭、ベランダなど、「ここにも音楽が欲しい」という場所にそのまま持っていけるのは強いです。

逆に、普通のBluetoothスピーカーが欲しいだけなら、Sonos Playは高いです。家で据え置きでしか使わないならEra 100、外でしっかり鳴らしたいならMove 2の方が合います。

Sonos Playは、「Roam 2では物足りない。でもMove 2は重すぎる」という人のための、かなり現実的な中間モデルです。

RoamもMoveも持っていなくて、Sonosのポータブルスピーカーが欲しいのであれば、Sonos Playが現段階の第一候補かと思います。

FAQ

Sonos Playは実機レビューですか?

実機レビューではありません。Sonos公式情報、公開レビュー、既存モデルとの比較をもとにした購入前の整理です。

Sonos PlayはRoam 2より音がいいですか?

音量や低音の余裕はRoam 2より上と考えてよさそうです。ただし、そのぶんサイズと重量も増えます。軽さ重視ならRoam 2、音の余裕重視ならSonos Playです。

Sonos PlayとMove 2はどちらがいいですか?

音の迫力を重視するならMove 2、持ち運びやすさとのバランスを重視するならSonos Playです。家の中を移動しながら使うならSonos Play、広めの空間でしっかり鳴らすならMove 2が向いています。

Sonos PlayはBluetoothだけで使えますか?

Bluetoothスピーカーとして使えます。ただし、Sonos Playの魅力はWi-Fi接続時のSonos連携にあります。Bluetoothだけで使うなら、他社のBluetoothスピーカーも比較した方がいいです。

Sonos Playはお風呂で使えますか?

IP67の防水・防塵に対応しているため、水回りでは使いやすいです。ただし、浴槽に沈めたまま使う、濡れた状態で充電する、シャンプーや石けん水がかかる環境で雑に扱う、といった使い方は避けた方が安全です。

Sonos Playはホームシアター用におすすめですか?

ホームシアター用ではないことが公式サイトで明記されています。

まとめ

Sonos Playは、Roam 2とMove 2の間に入るポータブルスピーカーです。ただし、単なる中間モデルとして見ると少し分かりにくいです。軽さならRoam 2、音の迫力ならMove 2、据え置きならEra 100という選択肢があるからです。

Sonos Playの価値は、「家の中を移動できるSonos」であることです。普段は充電ベースに置いておき、料理中はキッチンへ持っていく。寝る前は寝室で使う。庭やベランダにも持ち出す。外出先ではBluetoothスピーカーとして使う。この使い方に魅力を感じるなら、Sonos Playはかなり面白い1台です。

逆に、安いBluetoothスピーカーが欲しいだけなら向いていません。家で固定して使うだけならEra 100、もっと軽さが欲しいならRoam 2、もっと迫力が欲しいならMove 2を選んだ方が満足しやすいです。

Sonos Playは、誰にでも必要なスピーカーではありません。でも、「家でも外でも、Sonosらしい音楽体験を持ち運びたい」という人には、ちょうど刺さるスピーカーになりそうです。

参考までに。それでは!

*関連記事
→Sonos Roamレビュー
→Sonos Moveレビュー

参考にした情報

この記事は、Sonos公式サイト、Sonos公式ユーザーガイド、国内外のレビュー記事、既存Sonos製品の仕様情報をもとに作成しています。

実機レビューではないため、音質や使用感については、公式情報と複数レビューで共通している傾向をもとに整理しています。購入前には、最新の価格、対応機能、ホームシアター連携の可否を公式サイトで確認してください。

福山

・Sonos Arc / Sub Gen4 / Symfonisk×2で映画と音楽を満喫中
・Sonos歴7年、Sonos PlaybaseからSonosにハマる
・趣味:映画鑑賞、RIZIN/UFC観戦、テニス観戦
・最高のコンテンツを楽しむためにSonosで環境を整えた人

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