ライフハックみたいな小技ってたくさんありますよね?
そーゆー系の技に触れると、「っしゃー!これ覚えたから、ワイの人生はこれから薔薇色や!」みたいな高揚感に包まれたりします。
でも、3日も経てば全然その技を使えていない自分に気がつきます。1ヶ月も経てば「なんだったっけ?」と思い出せなくなったりもします。
なんでそういう小技ってなかなか身につかないのでしょうか?
そりゃ、人間に備わったOSが強固だからです。400万年かけて人類が作り上げてきたOSはめちゃくちゃ強固で、少々の小技ではびくともしないんです。
ライフハックとか使えなくたって仕方がないんです!落ち込む必要ありません。
そんなダメダメな自分を肯定してくれる本が『生物学的に、しょうがない!』です。進化心理学者の著者が「しょうがないんやで」と優しく僕たちに教えてくれます。
生物学的に、しょうがない!
この本はタイトルに書いてある通り、「これは生物学的にしょうがないんだよ」という例をたくさん挙げております。
たとえば、人前で緊張すること。
「あー、明日の発表は憂鬱だ…」という経験をしたことがある人も多いはずです。緊張しなかったらどんなにいいことか。人前でハキハキ喋れる人を羨ましくも感じます。
でもね、緊張するのが正常なんです。不特定多数の前で緊張するのは人間として当然です。なぜなら、私たちは警戒心が強いがゆえに生き残ってきた子孫だからです!
警戒心が薄い個体は捕食者に真っ先に食われるので、生き残れませんでした。ですから、人間のほとんどの人は不慣れな場所では緊張するんですよね。
でも緊張しない人もいますよね。そういう人ってなんなのでしょうか?
著者曰く「突然変異」です。笑
普通だったらそのような突然変異個体は、捕食者に狙われて生き残れません。しかし、現代の人間社会では『捕食者に狙われる』という危険がなくなりました。だからそのような突然変異でも生き残れ、SNS全盛期の時代において幅を利かせているわけですね。
それでお金を儲けていくんだから、最高でしょうね。突然変異の遺伝子と時代がマッチしてるんですから。
とまぁ、このような話がいくつもある本です。サクッと簡単に読めるので、「あー、疲れたー、やる気でねー」みたいに人生に疲れた人は、寝る前の10分くらいで読んでみてください。日に日に「せや、しょうがないんや、だって人間だもん」とポジティブになれんじゃないでしょーか。
参考までに。それでは!
読書メモとして簡単に動画にしています↓↓↓
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