キングコングの西野亮廣さんがオススメしていたので読んでみた。おもしろかった。西野さんの思想とも似ている。とにかく「一見さんよりもファンを大切にしろ!」がキーワード。
なぜファンを大切にしなければならないのか?それについて具体的に書かれている本だ。Twitterでフォロワーを増やそうとしていたり、YouTubeでチャンネル登録者数を増やそうとしている人は必読だろう。
バブルを生きた人たちには分かりづらいのが『ファン』という概念だ。ファンを増やさなくても、売り上げは簡単に増やせたのがバブル時代なのだ。日本の人口も増えていたし、消費も増えていたし、なにより日本が驚くべきスピードで成長していた。
でも、これからは違う。人口は毎年100万人減る。若者より高齢者が増える。社会保障費の負担は若者に押し付けられるので、若者の消費は冷え込むのである。時代は大きく変わっているのだ。
そうなると、若者は貴重なお金を使うのをしぶるようになる。無駄には使ってられない。だから慎重に選ぼうとするのだが、昔に比べてモノは倍以上に増えているので選ぶのも大変だ。誰もが情報の海に溺れかけ、常に頭がパンクしそうになっている。
だからこそ売り手は『ファン』を作っていかなければならない。なぜならファンは迷わないからだ。「あそこの会社の製品は間違いないわ」と迷わずに選べることが、消費者としてもうれしいのである。
ではどうやってファンを増やしていくのか?ポイントは以下の3つに集約される。
- 共感させる
- 愛着を持たせる
- 信頼関係を築く
最近ではよく耳にする言葉だ。
ただこれは『当たり前』のことである。人として当たり前のことをやっていれば、自然とファンは増えていくのだ。たぶん、バブル期の考え方が異常だったのだと思う。しかしバブル期思考の人たちがまだ会社の上層にいるので、「人気タレントを使ってCMを打てばいいんや!」「新規顧客をゲットするんや!」みたいなことになっている。社員も消費者も疲弊するばかりである。
疲弊の構造を脱出し、社員も消費者もプラスになるような仕組みが『ファンベース』なのだ。具体的な方法については本書をお読みいただきたい。
*記事の内容を簡単に動画でまとめています↓↓↓
#ファンベース
モノやサービスが溢れかえっているこの時代、選ばれるためにはファンを作っていくしかありません。じゃあどうやってファンを作っていくのよ?って話ですが、基本は以下の3つです。
・共感
・愛着
・信頼
具体的には本書をどうぞ↓https://t.co/S40qGJg9Zu— フクヤマ@健康的に増量中 (@hemogurobinn2) 2019年9月20日
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