人は、なぜ他人を許せないのか? 中野信子【読書メモ】

脳科学・心理学
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「あいつは許せない!」

って感情、一度は抱いたことあるじゃないですか。思い出すだけでも「イライラするぜー」ってなる時あるじゃないですか。

で、そんなイライラしている自分を客観的に見て「あぁ、ワイってまだまだ未熟者やな…」と落ち込んじゃう時もありますよね。

さてさて、なんで人間ってこんな仕様になってるんでしょうか。脳科学の知見を知りたく、中野信子先生の『人は、なぜ他人を許せないのか?』を読んでみました。

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誰もが正義中毒に陥りがち

「あいつは許せない」と感じているときって、つまり『自分は正しい!あいつは間違っている!』と考えている時ですよね。そういうとき、脳ではどんなことが起きているかというと、快楽物質であるドーパミンがドバドバ出ています。

「あいつは間違ってるぞ!攻撃対象だ!罰を与えなければ!」と思うとき、悲しいことに人間は快感を覚えるようにできているのです。そしてドーパミンの魔力に取り憑かれ、罰する対象を探し求めている人は正義中毒に陥ってしまうのです。

じゃあなんで人間はそんな仕様になっているのか?というと、『そーゆー進化をしてきたから』と考えられます。

ヒトという動物は集団で生きることを選択しました。集団で生きるということは、

  • 集団内は仲間、集団外は敵
  • 集団内で和を乱すやつがいたら秩序を保てなくなるから、早急に排除したい

というような判断をするのが吉です。

ようは『疑わしきものは罰するんや!』とした方が、集団の維持に役立つのです。中野先生は本でこのように書いています↓

結論を述べてしまえば、そもそも人間の脳は誰かと対立することが自然であり、対立するようにできています。p101

正義中毒から自分を解放するために

ヒトの仕様的に、ほっといたら誰でも正義中毒になってしまいます。「あいつ変だぞ!叩きまくろう!」という思考になってしまいます。

そうなりたくないのであれば、どうしたらいいのでしょうか?どうしたら正義中毒から解放されるのでしょうか。

答えはシンプルです。

「心身を鍛えろ!」

です。

シンプルすぎます。脳を鍛えろ!体を鍛えろ!が答えなのです笑。

具体例を箇条書きすると↓

  • 常に自分を客観的に見る習慣をつける
  • 慣れていることをやめて新しい体験をする
  • 不安定・過酷な環境に身を置く
  • 「あれって〇〇だよね」みたいに安易なカテゴライズ・レッテル張りに逃げない
  • 自分にも他人にも一貫性を求めない
  • 人間は不完全なものであり、永遠に完成しないことを知る
  • 生活習慣を見直し、脳に余裕がある状態をつくる
  • 食事を整える(オメガ3脂肪酸を積極的に摂取)
  • しっかり寝る

などです。

まぁいつもの話になってしまいますが、「ヤベー奴になりたくなかったら鍛えろ!」ってことですな。

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