2026年9月、パナソニックから新しい全自動ディーガが発表されました。
その中で特に気になったのが、「テレビ番組をGoogle ドライブやMicrosoft OneDriveに保存できるクラウド録画」という新機能です。
私は現在、BUFFALO製のnasneを使って地上波テレビを録画しています。新しいDIGAを見た当初は「nasneから乗り換えてもいいのでは?」と考えました。
ところが調べていくうちに、話は思わぬ方向へ進みます。
新DIGAは魅力的ですが価格が高く、簡単には買い替えられません。そもそも現在のnasne環境は、本体2TBと外付けHDD 4TBで合計約6TBあります。容量自体には困っていませんでした。
「それならnasneのままでいいか」と思ったところで、以前から気になっていたnasneの弱点を思い出しました。
「nasne本体が故障した場合、接続している外付けHDDの録画まで利用できなくなる可能性がある」
そこからBDへの保存、LinkStation、RAID、他社製NAS、クラウド連携、さらにはChatGPTの活用法まで調べることになりました。
最終的には「どのレコーダーを買うか」よりも、「テレビ録画や自分のデータをどう残していくか」という保存設計を考える話に行き着きました。
今回は、その試行錯誤の過程を順番にまとめます。
- 1. 新しいDIGAの「クラウド録画」の特徴
- 2. そもそもテレビ番組をクラウドへ保存していいの?
- 3. Google ドライブに入るなら「DIGA」から自由になれる?
- 4. それでも「BDからクラウドへ移せる」のは大きな魅力
- 5. ネックは「価格」。現在のnasne環境を見直してみる
- 6. nasneの弱点:本体故障時のリスク
- 7. WindowsならBDへ逃がせるが、自分はMacユーザー
- 8. 候補に浮上した「LinkStation」
- 9. 「コピー」と「ムーブ」の違い
- 10. NASならテレビ録画以外のデータも保存できる
- 11. NASもHDDだから壊れるのでは?
- 12. LinkStationなら将来別の機器へ移せる
- 13. 他社製NASという選択肢はどうなのか
- 14. LS220系とLS720系を比較する
- 15. ChatGPT活用を見据えたクラウドとの使い分け
- 16. 現在考えている「nasne+NAS+必要な分だけクラウド」
- 17. 新DIGAはどう評価すべきか?
- 18. まとめ:「何TB入るか」より「安全に受け渡せるか」
- 気になる疑問
- 参考資料
1. 新しいDIGAの「クラウド録画」の特徴

パナソニックが2026年9月14日に発表した全自動ディーガ5機種では、クラウド録画機能が搭載されました。発売は2026年10月下旬の予定です。
主な仕様は次のとおりです。
- 対応クラウドサービス:Google ドライブ、Microsoft OneDrive
- 保存可能容量:最大10TBまで
録画先にクラウドを指定した場合も、放送をインターネットへ直接録画するわけではありません。
まずDIGAの内蔵HDDへ録画し、その後、DIGAとテレビの電源がオフになった状態でクラウドへ自動ダビングされる仕組みです。
クラウドへ保存した番組はDIGA本体から再生できるほか、「どこでもディーガ」アプリを使えばスマートフォンから外出先でも視聴できます。
HDDは消耗品であり、いつかは故障します。
大切な録画番組を内蔵HDDの物理故障から切り離し、Google ドライブなどにも残せるのは安心感があるように思えました。
2. そもそもテレビ番組をクラウドへ保存していいの?
ここで疑問に思うのが著作権との関係です。
文化庁は、テレビ番組を録画して後日自分で楽しむ行為を「私的使用のための複製」の例として挙げています。
また文化審議会では、自分で用意したコンテンツを自分だけが利用するクラウドへアップロードする形態についても検討されてきました。
いわゆる「プライベート・ユーザーアップロード型」です。
もちろん、権利者に無断で公開したり、技術的保護手段を回避して可能になった複製を行ったりする場合は別の問題になります。
今回の新DIGAも、単にテレビ番組の動画ファイルをそのままGoogle ドライブへアップロードする仕組みではありません。
A-PABの認定基準に沿い、テレビ録画としてのコピー制御を維持した仕組みで運用されています。
3. Google ドライブに入るなら「DIGA」から自由になれる?
「Google ドライブに保存されるなら、将来DIGAを使わなくなってもGoogle ドライブから直接再生できるのでは?」
最初はそう考えました。
しかし、調べてみると少し思っていた仕組みとは異なりました。
クラウド上の録画番組には保護が施されており、Google ドライブをPCで開いて通常の動画ファイルのように再生することはできません。
番組を利用するにはDIGA本体や「どこでもディーガ」アプリが必要です。
スマートフォンから見る場合でも、自宅のDIGAがインターネットへ接続されている必要があります。
つまり、
「データの保存場所はクラウドであっても、再生・利用する仕組みはDIGA側に依存する」
ということです。
さらにパナソニックの公式情報には、クラウドサービスの障害や仕様変更、提供終了などによって再生やダビングができなくなる可能性があり、録画番組の永続的な保存は保証しないと明記されています。
クラウドへ入れたからといって、永久保存が保証されるわけではありません。
4. それでも「BDからクラウドへ移せる」のは大きな魅力

一方で、新しいDIGAには実用的な機能もあります。
それが「ブルーレイディスクに保存した番組をクラウドへダビングできる機能」です。
過去に録画したBDが大量にある場合、ディスクの経年劣化が心配だったり、保管場所に困ったりすることがあります。
そうした過去のBD録画資産を、正規のコピー制御を維持したままクラウドへ集約できる選択肢があるのは、該当する人にとって大きな魅力です。
昔のBDを大量に保存している人なら、この機能だけでも新DIGAがかなり気になると思います。
5. ネックは「価格」。現在のnasne環境を見直してみる
新DIGAは魅力的ですが、ハードルになるのは価格です。
2026年モデルの最廉価モデル「DMR-2X210」でも、Panasonic Store Plusの想定価格で107,800円でした。
上位モデルになると、さらに高額になります。
そこで現在の自分の録画環境を改めて見直してみました。
- BUFFALO製nasne本体:2TB
- 外付けUSB HDD:4TB
- 合計容量:約6TB
正直なところ、容量には困っていません。
6TBあれば現在の使い方では十分録画できます。
クラウド録画のためだけに10万円以上を投じて、今の環境を丸ごと入れ替える必要があるのか。
6. nasneの弱点:本体故障時のリスク
ここで、nasneについて以前から気になっていた仕様を思い出しました。
nasneの録画番組は元のnasne本体と紐付いており、本体交換後に以前のUSB HDDをつなぎ直しても再生できません。
現在の「nasne 2TB+外付け4TB=約6TB」という構成は、保存容量が6TBあるだけです。独立したバックアップにはなっていません。
nasne本体が故障した場合、外付けHDD自体が無事であっても録画が利用できなくなるリスクを抱えています。
さらに調べてみると、故障してから録画番組を救出する場合の費用もかなり高額でした。BUFFALOには、故障したバッファロー製nasneから録画データを復旧し、新品のnasneへ保存して返却する「データ復旧サービス」があります。
2026年9月時点の料金は次のとおりです。
| 対象 | 障害 | 料金 |
|---|---|---|
| nasne本体 | 軽度の論理障害 | 118,800円 |
| nasne本体 | 軽度の物理障害 | 168,300円 |
| nasne本体 | 中度の論理障害 | 143,550円 |
| nasne本体 | 中度の物理障害 | 267,300円 |
| nasne接続の外付けHDD | 軽度の論理障害 | 75,900円 |
| nasne接続の外付けHDD | 軽度の物理障害 | 125,400円 |
| nasne接続の外付けHDD | 中度の論理障害 | 100,650円 |
| nasne接続の外付けHDD | 中度の物理障害 | 224,400円 |
重度障害については別途見積もりです。
通常の修理を依頼する場合は、保存されているデータがすべて削除されるため、録画番組を残したい場合には注意が必要です。
一方、まだ故障していない状態なら「nasne向け バッファロー録画番組引越しサービス」も用意されています。
こちらは劣化したHDDから新しいHDDへ録画番組を移すサービスで、バッファロー製nasne本体は42,350円、4TBの対応外付けHDDは40,150円です。
ただし、このサービスは故障する前の製品が対象です。録画番組一覧を表示できる状態である必要があり、作業前や作業中に故障が確認された場合は引越しできません。
こうして金額まで見ると、「壊れてから考えればいい」とは思えなくなりました。
nasne本体の軽度障害でもデータ復旧には10万円を超える場合があります。現在使っている4TBの外付けHDDについても、故障後の復旧には数万円から十数万円以上かかります。
新DIGAのクラウド録画に惹かれた理由を突き詰めると、容量が欲しかったわけではありませんでした。
「録画を機器の寿命から切り離し、故障する前に別の場所にも残す仕組み」
これが欲しかったのだと気づきました。
7. WindowsならBDへ逃がせるが、自分はMacユーザー
nasneの録画を別の場所へ移す手段として、ソニーのWindows用ソフトウェア「PC TV Lite」があります。
PC TV Liteでは、
- PCへ番組をダビングする
- BDやDVDへ書き出す
- SeeQVault対応機器やメディアへ書き出す
といったことができます。
BDへはBDAV形式、AACSによる著作権保護を維持した状態で書き出され、対応するブルーレイレコーダーなどでも利用できます。
しかし、私のメインPCはMacです。
このバックアップ作業のためだけにWindows環境を用意して運用するのは、少々手間がかかります。
そこで、Macを使いながらnasneの録画を別の機器へ逃がす方法を探しました。
8. 候補に浮上した「LinkStation」

そこで知ったのが、BUFFALOのLinkStationでした。
LinkStationはいわゆるNASです。
NASはネットワーク接続ストレージのことで、家庭内LANへ接続し、複数の機器から利用できるストレージです。
BUFFALOの一部の対応LinkStationは、nasneの録画番組をネットワーク経由でダビングする機能を公式に備えています。
例えばLS220シリーズでは、nasneを登録すると新着録画を定期的に確認し、未ダビングの番組を自動でダビングします。
ここで注意したいことがあります。
この自動ダビングは「残したい番組だけを選んで自動保存する」機能ではありません。
新しく録画された番組を自動的にダビングする仕組みです。
重要番組だけをNASへ残したい場合は、自動ダビングだけに任せず、必要な番組のダビング方法やNAS側の容量管理も含めて運用を考える必要があります。
それでも、nasneへUSB接続している外付けHDDとは大きな違いがあります。
LinkStationはnasneとは別の機器です。
nasneからLinkStationへ正規にダビングしておけば、nasne本体の故障リスクを分散できます。
9. 「コピー」と「ムーブ」の違い
テレビ番組のデータ移行には、ダビング10などのコピー制御が関係します。
簡単に整理すると次のようになります。
- コピー:コピー可能回数が残っている場合、回数を1消費してNASへダビング。元のnasne側にも番組が残る
- ムーブ:残りコピー回数が1回以下の場合、移行先へ番組を移し、元のnasne側からは消去される
重要な番組をnasneとNASの両方に残したい場合は、コピー回数の残存状況に従う必要があります。
すべての番組を無条件で2か所に残せるわけではありません。
10. NASならテレビ録画以外のデータも保存できる
NASの魅力は、テレビ録画の専用機ではない点にあります。
LinkStationにはMacからSMB経由で接続できます。
そのため、
- 写真
- 動画
- 書類
- その他の一般ファイル
などを保存する家庭内ストレージとしても活用できます。
数万円を投じても、テレビ録画を守るためだけの機器にはなりません。
Macの一般データ置き場としても利用できます。
Macユーザー向けの注意点
通常のファイル保存についてはMacからSMB経由で利用できます。
Appleシリコン対応のLinkStation 700シリーズ用アップデーターも提供されています。
一方で、BUFFALO公式のmacOS 26対応情報では、LS720DシリーズのTime Machine機能は「使用不可」と案内されています。
Macの共有ストレージとして利用することと、Time Machineの保存先として利用することは分けて確認する必要があります。
11. NASもHDDだから壊れるのでは?

当然ながら、NASのHDDも消耗品です。
そこで視野に入るのがRAID1です。
例えば「LS720D0802」は4TBのHDDを2台搭載した8TBモデルです。
工場出荷時からRAID1に設定されており、実効容量は約4TBです。
同じデータを2台のHDDへ保存するため、1台のHDDが故障しても、故障したドライブを交換してRAIDを再構築できます。
RAID1はバックアップそのものではない
ただし、RAID1ですべてが安全になるわけではありません。
例えば次のようなリスクは残ります。
- 2台のHDDが同時に故障する
- NAS本体が故障する
- データを誤って削除する
- 落雷の影響を受ける
- 火災や水害に遭う
BUFFALO自身も、RAID1はデータ保護に有効ではあるものの、完全なデータ保護を保証するものではなく、重要データには別のバックアップを併用するよう案内しています。
また、地上デジタル放送などのテレビ録画データは、BUFFALOのデータ復旧サービスの対象外とされています。
壊れてから何とかするのではなく、動いているうちに別の機器へ移せる状態を作っておくことが重要になります。
12. LinkStationなら将来別の機器へ移せる
「一度LinkStationに集約したら、今度はLinkStationから身動きが取れなくなるのでは?」
この点も気になりました。
しかし、LS220シリーズなどは「DLPA NAS Level.3」に対応しており、著作権保護された番組のムーブインだけでなく、ムーブアウトにも対応しています。
対応する別のNASへ移したり、対応レコーダーへムーブしたりできます。
PC TV Liteも、LinkStationなどのダウンロード型ムーブ送信対応機器からBDやDVDへ書き出す機能を備えています。
nasneからLinkStationへ移し→将来は対応するNASやレコーダーへ移行し→必要ならBDへ書き出す
というルートが考えられます。
将来の対応状況にもよりますが、長期保存を考える上では「絶対に壊れない機械」を探すよりも、
「今の機械が動いているうちに、次の保存先へ移せるルートがあるか」
の方が大切だと感じます。
13. 他社製NASという選択肢はどうなのか
NASにはSynology、QNAP、ASUSTORなどの選択肢もあります。
一般ファイル用として考えると、これらは高機能で魅力的です。
しかし「テレビ録画」を条件に加えると事情が変わります。
かつてSynologyなどで録画移行に使われていた「sMedio DTCP MOVE」は、2026年4月から5月にかけて開発元のGreenBeeやSynologyで新規販売が終了しました。既存購入者を除き、今後のサポートや機能追加も原則行われません。
テレビ録画を切り離して考えるならSynologyなども非常に魅力的です。
しかし、
「nasneの録画をNASへ退避したい」
という目的であれば、nasneとの動作確認が行われ、DTCP-IPのムーブ機能を標準で備えるLinkStationが有力な選択肢になります。
14. LS220系とLS720系を比較する
BUFFALOの2ベイLinkStationでは、LS220系とLS720系が気になりました。
| 項目 | LS220系 | LS720系 |
|---|---|---|
| ドライブ数 | 2 | 2 |
| RAID1 | 対応 | 対応、出荷時RAID1 |
| nasne録画ダビング | 対応 | 対応 |
| ネットワーク | 1GbE | 2.5GbE |
| 処理性能 | 標準的 | より高速 |
| 向いていそうな用途 | 録画退避を重視 | 一般ファイルも本格的に扱う |
LS720D0802は8TBモデルですが、RAID1では実効容量が約4TBになります。
手元のnasne環境は約6TBなので、現在の録画をすべてNASへコピーすることはできません。ですからnasneは日常用としてそのまま使い、NAS側には残したい番組を中心に保管する運用なら、4TBでもかなりの容量があります。
ただし、自動ダビングを利用すると新しく録画された番組が自動的にダビングされるため、自動ダビングを使う場合はNAS側の容量管理も考える必要があります。
録画の退避が中心ならLS220系。
Macの一般ファイルも本格的に保存し、転送速度も重視するならLS720系。
今のところは、そんな分け方で考えています。
15. ChatGPT活用を見据えたクラウドとの使い分け
NASの導入を考えた際、もう一つ意識したのがAIとの連携です。私は、保存した資料やPDFをChatGPTで検索したり、要約したりしたい場面があります。
Google ドライブはChatGPTと連携できます。一方、LinkStationをGoogle ドライブのようにChatGPTへ直接接続する専用機能は、2026年9月15日時点では確認できませんでした。
そこで、NASとクラウドの役割を分ける方法がよさそうです。
例えば、
- テレビ録画や大容量動画:自宅のNASへ保存
- PDFや文章などAIで使う資料:クラウドへ同期
という形です。
NAS側にはクラウド容量の月額料金はかかりません。ただし、NAS本体代、電気代、将来のHDD交換費用などは必要です。
LinkStation 700シリーズには、DropboxやOneDriveとのクラウド連携機能があります。
数TBのテレビ録画をクラウドへ保存する必要はありません。
AIで使いたい資料だけクラウドへ置けば、NASの大容量とクラウドの利便性を両立できます。
16. 現在考えている「nasne+NAS+必要な分だけクラウド」

ここまで調べた結果、現在の自分には次の構成がバランスよく見えています。
nasne
普段のテレビ録画用として、現在の本体2TBと外付けHDD 4TBをそのまま使います。
LinkStation
nasneから残したい番組をダビングします。
自動ダビングを利用する場合は、新しく録画された番組が自動的に対象になるため、容量管理に注意します。
同時に、Macの写真、動画、PDFなどの一般ファイル置き場としても使います。
クラウド
AIで使いたい資料や、自宅外にも保存しておきたい重要な一般ファイルだけを置きます。
つまり役割としては、
- nasne:日常のテレビ録画
- LinkStation:録画番組と一般ファイルのローカル保管、中継地
- クラウド:AI連携と自宅外保管
という3層構成です。
最初からテレビ録画用NASと一般データ用NASを2台買う必要はないと思っています。
まずは1台で運用し、将来容量が足りなくなった段階で追加を考える方が無駄がありません。
17. 新DIGAはどう評価すべきか?
ここまで検討しても、新DIGAが不要というわけではありません。
NASは結局、自宅に置いてある機械です。
nasneとNASの両方に録画が残っていても、火災や盗難など自宅全体に及ぶトラブルには弱いままです。
その点、新DIGAには録画番組を自宅外のクラウドへ保存できるという利点があります。
過去のBD録画資産をクラウドへ集約できることも、ディスクを大量に持っている人には大きな魅力です。
通常買い替え時の注意点
ただし長期保存を考えた場合、パナソニック公式FAQの「クラウド録画引継ぎサービス」について気になる点があります。
公式には、
「通常の購入、買い替えを目的としたサービスではありません」
と案内されています。
この引継ぎサービスは故障や修理交換時のためのものであり、元のDIGAとのペアリング履歴などの条件があります。
「5年後や10年後に普通に新しいDIGAへ買い替えた際、クラウド上の番組をどう世代交代させるのか」
この運用面については、発売後の実際の利用例や今後の対応を確認したいところです。
現時点では、新DIGAへ急いで全面移行するより、発売後の情報を見ながら判断する方が自分には合っていると思っています。
18. まとめ:「何TB入るか」より「安全に受け渡せるか」
最初は「新DIGAのクラウド録画って面白そう」という単純な興味から始まりました。
「nasneから買い替えようか?」
「でも10万円以上するし、容量は足りている」
「いや、nasne本体が故障したら外付けHDDの録画まで困る」
「WindowsならBDへ逃がせるけれど、自分はMacユーザー」
「LinkStationならnasneから録画を別の機器へ移せるのか」
「NASなら一般データも置ける」
「それならAIで使う資料だけクラウドへ置けばいいのでは?」
調べるうちに話が広がり、最終的には、
「新DIGAへ急いで買い替えるのではなく、nasneを残しながらNASを追加する」
という形に落ち着きました。
新DIGAを調べ始めた結果、NASが欲しくなったのは少し面白い展開です。
今回調べていて最も印象に残ったのは、
「何TB保存できるか」と「安全に残せるか」は別の話だった
ということです。
機械はいつか壊れます。
長期保存において大切なのは、壊れない機械を探すことよりも、
「今の機械が動いているうちに、別の機器や次の保存先へ移せる状態を作っておくこと」
なのだと思います。
気になる疑問
nasneを使っているなら、新DIGAへ買い替えた方がいい?
容量や使い勝手に不満がないなら、クラウド録画だけを理由に急いで買い替える必要はないと考えています。
ただし、自宅外のクラウドへ録画を保存したい場合や、過去の大量の録画BDをクラウドへ集約したい場合は、新DIGA独自の魅力があります。
nasne本体が壊れたら、外付けHDDを別のnasneにつなぎ直して見られる?
再生できません。
録画番組は元のnasne本体と紐付いています。
別のnasneへ外付けHDDをつなぎ替えるだけでは録画を利用できないため、nasneが正常に動いているうちにLinkStationなど正規に対応した方法で移しておく方が安全です。
LinkStationへコピーすれば完全なバックアップになる?
完全ではありません。
nasneとNASの両方に番組があれば故障リスクを分散できますが、LinkStation自体もHDDを使用しています。
NAS本体の故障、誤消去、火災など、すべてのリスクに対応できるわけではありません。
RAID1ならNASのHDDが壊れても大丈夫?
1台のHDD故障には耐えやすくなりますが、バックアップそのものではありません。
故障したHDDは速やかに交換してRAIDを再構築する必要があります。
MacからLinkStationは使える?
通常のネットワークストレージとして利用できます。
Appleシリコン対応アップデーターも提供されています。
ただしBUFFALOのmacOS 26対応表では、LS720DのTime Machine機能は「使用不可」とされているため、Time Machine目的の場合は注意が必要です。
MacからLinkStationのテレビ録画は見られる?
DTCP-IP対応プレーヤーが必要です。
MacやiPad向けには「DiXiM Play U」などがあります。
購入前に1分間のお試し視聴で、利用予定のNASとの組み合わせを確認することが推奨されています。
NASとクラウドはどちらがいい?
どちらか一方に決めるより、用途を分ける運用がよさそうです。
テレビ録画や大容量動画はNASへ。
ChatGPTなどで利用するドキュメントや、自宅外にも置きたい重要な一般ファイルはクラウドへ。
このように分担することで、大容量クラウドの継続料金を抑えながら、それぞれの利点を活かせます。
参考資料
パナソニック「ニュースリリース(新型全自動ディーガ発表)」
https://news.panasonic.com/jp/press/jn260914-2
(2026年9月15日アクセス)
パナソニック「全自動ディーガ クラウド録画」
https://panasonic.jp/diga/feature/cloud-rec.html
(2026年9月15日アクセス)
パナソニック「クラウド録画引継ぎサービス」
https://av.jpn.support.panasonic.com/support/bd/info/cloud_rec/cloud_cs_service.html
(2026年9月15日アクセス)
PHILE WEB「パナソニック、Google ドライブ連携の全自動ディーガ報道記事」
https://www.phileweb.com/news/d-av/202609/14/65962.html
(2026年9月15日アクセス)
文化庁「著作権テキスト(私的使用のための複製)」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/kaizokuban/handbook/pdf/93952901_01.pdf
(2026年9月15日アクセス)
文化庁「文化審議会 総会 議事録」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/sokai/sokai_14/63/gijiroku.html
(2026年9月15日アクセス)
一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)「クラウド録画対応受信機認定」
https://www.apab.or.jp/business/cloud-rec/
(2026年9月15日アクセス)
BUFFALO「nasne(ナスネ)®の修理について」
https://www.buffalo.jp/support/other/shuri-nasne.html
(2026年9月15日アクセス)
BUFFALO「nasne(ナスネ)® よくあるご質問」
https://www.buffalo.jp/nasne/howto.html
(2026年9月15日アクセス)
BUFFALO「nasne(ナスネ)®対応情報(対応NAS一覧)」
https://www.buffalo.jp/support/taiou/buf-nasne.html
(2026年9月15日アクセス)
BUFFALO「LinkStation LS220D 製品詳細」
https://www.buffalo.jp/product/detail/ls220d0802.html
(2026年9月15日アクセス)
BUFFALO「LinkStation LS720D 製品詳細」
https://www.buffalo.jp/product/detail/ls720d0802.html
(2026年9月15日アクセス)
BUFFALO「macOS対応表(LS720D)」
https://www.buffalo.jp/product/taiou/search/?item_code=LS720D0202&lv1=2000___Mac&type=600
(2026年9月15日アクセス)
BUFFALO「LinkStation 700シリーズ ファームウェアダウンロード・更新情報」
https://www.buffalo.jp/support/download/list/?item_code=LS720D%2FN
(2026年9月15日アクセス)
BUFFALO「ニュースリリース(LinkStation クラウド連携機能追加)」
https://www.buffalo.jp/news/detail/20251218-01.html
(2026年9月15日アクセス)
BUFFALO「ニュースリリース(クラウドストレージ連携機能関連)」
https://www.buffalo.jp/news/detail/20230411-01.html
(2026年9月15日アクセス)
ソニー「PC TV Lite ヘルプガイド(BD/DVDへの書き出し)」
https://www.sony.jp/support/software/pctv-plus/helpguide/pctv-lite/contents/t0610_export_bddvd.html
(2026年9月15日アクセス)
ソニー「PC TV Lite Q&A(PCへ保存した番組の保存性について)」
https://www.sony.jp/support/software/pctv-plus/helpguide/pctv-lite/contents/qa604_export.html
(2026年9月15日アクセス)
ソニー「PC TV Lite Q&A(SeeQVault対応機器への書き出しについて)」
https://www.sony.jp/support/software/pctv-plus/helpguide/pctv-lite/contents/qa606_export.html
(2026年9月15日アクセス)
GreenBee「ニュースリリース(sMedio DTCP MOVE 販売終了について)」
https://www.greenbee.co.jp/news/2026/04/news-1607/
(2026年9月15日アクセス)
Synology「お知らせ(sMedio DTCP MOVE 販売終了とサポートについて)」
https://www.synology.com/ja-jp/company/news/article/sMedio_DTCP_MOVE_EOL
(2026年9月15日アクセス)
OpenAI「Help Center(Connect Google Drive to ChatGPT)」
https://help.openai.com/en/articles/10929079
(2026年9月15日アクセス)
DigiOn「DiXiM Play U Mac/iPad版」
https://www.digion.com/sites/diximplay/mac/
(2026年9月15日アクセス)
BUFFALO「データ復旧サービス 対応メディアと料金」
https://www.buffalo.jp/recovery/product.html
(2026年9月15日アクセス)
BUFFALO「nasne®向け バッファロー録画番組引越しサービス」
https://www.buffalo.jp/service/category/detail/recorder_n.html
(2026年9月15日アクセス)

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