ドラム式洗濯機と縦型洗濯機ってどっちがいいんだろう。ヒートポンプ式とか色々あって分かりづらいなー。
そんな疑問に答えます。
結論から言いますと、ほぼ毎日乾燥機を使うつもりであれば、ヒートポンプ式のドラム式洗濯機を購入すればいいと思います。逆に、毎日乾燥機を回さないのであれば、縦型洗濯機でいいかと思います。
ヒートポンプ式洗濯機(ドラム型)とヒーター式洗濯機(縦型)の違いを簡単に表にしますと以下の通り。
ヒートポンプ式(ドラム型) | ヒーター式(縦型) | |
乾燥にかかる電気代 | 安い | 高い |
乾燥時の温度 | 60度程度 | 熱風 |
乾燥の衣類のダメージ | 弱い | 強い |
乾燥中のドアの開閉 | できる | できない |
本体代 | 高い | 安い |
乾燥方法 | 乾いた風を当てる | 熱風を当てる |
洗い方 | 叩き洗い | かくはん洗い |
洗濯よる衣類へのダメージ | 強い | 弱い |
以下ではもう少し詳しく、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の違いについて書いていきます。
ヒートポンプ式洗濯機とヒーター式洗濯機の違い
ヒートポンプはいろいろものに使われている技術になります。これを洗濯機に応用したのがヒートポンプ式の洗濯機になります。(乾いた空気を当てることにより乾燥させる)
ドラム式の乾燥には3つの方法があります。
- ヒートポンプ乾燥
- 低温風パワフル乾燥
- ヒーター乾燥(水冷除湿式)
このページではドラム型洗濯機=ヒートポンプ乾燥としています。
ヒーター式の洗濯機はイメージの通り、熱風を当てて乾燥させるものになります。また、ヒーター式は除湿の方式によって2種類に分けられます。
- 水冷除湿方式→乾燥中に水道水を使う
- 空冷除湿方式→乾燥中に水道水を使わない(湿気が出やすいというデメリットがある)
このページでは水冷除湿方式も空冷除湿方式もまとめて『ヒーター式=縦型洗濯機』としています。
それではここから、ヒートポンプ式洗濯機(ドラム型)とヒーター式洗濯機(縦型)の違いについて書いていきます。
違い1:乾燥にかかる電気代
- ヒートポンプ式→安い
- ヒーター式→高い
違い2:温度が違うため衣類の痛み具合も変わる
- ヒートポンプ式→60度ほどで乾燥するため衣類が痛みづらい
- ヒーター式→高温の熱風で乾かすため衣類が痛みやすい
違い3:乾燥中のドアの開閉
- ヒートポンプ式→熱くなりすぎないため一時停止すれば乾燥中でもドアを開けれる
- ヒーター式→高温のため乾燥中にはドアを開けれない
違い4:本体の値段が違う
- ヒートポンプ式→複雑になるため値段が高い
- ヒーター式→安い
という感じになります。
違い5:洗浄力の違い
- ヒートポンプ式(ドラム型)→少ない水で洗うためやや劣る
- ヒーター式(縦型)→従来の洗濯機通りの強さ
違い6:洗い方の違い
- ヒートポンプ式(ドラム型)→叩き洗いするため衣類は痛みやすい
- ヒーター式(縦型)→かくはん洗浄のため衣類に優しい
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のどちらがいいのか?
結局のところ、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のどちらがいいのでしょうか?以下のポイントで選べばいいかと思います。
- ほぼ毎日乾燥する人→ヒートポンプ式のドラム型洗濯機
- たまにしか乾燥しない人→ヒート式の縦型洗濯機
ようは、乾燥するかしないかで選べばいいかと思います。洗浄力やら容量はそこまで違いませんので。
乾燥にかかる電気代を比べてみる
一番気になるのが、
乾燥に使う電気代
だと思います。
1回の運転にかかる電気代の目安は、
消費電力量(kWh)×電気代単価
で分かります。これを縦型洗濯機に当てはめてみます。パナソニックの公式サイトが計算しているのを引用します。
・洗濯乾燥運転を行った場合
2.29kWh(2,290Wh)×27円(全国平均の電気代単価)=61.83円 となります。・洗濯のみを行った場合
0.06kWh(60wh)×27円(全国平均の電気代単価)=1.62円 となります。引用:https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/34/~/【タテ型洗濯機】%E3%80%80洗濯機の消費電力を教えてください
同様に、ドラム式洗濯機の電気代の計算も引用します。
・洗濯乾燥運転を標準コースで行った場合
0.89kWh(890Wh)×27円(全国平均の電気代単価)=24.03円 となります。・洗濯のみを行った場合
0.07kWh(70wh)×27円(全国平均の電気代単価)=1.89円 となります。引用:https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/26941/related/1/session/L2F2LzEvdGltZS8xNTUyMDMwODQ2L3NpZC9mVU5vV0JxZUxjQkFRc1Nwb3pHMEZDVW43c1NjTmtrckxFcG4xU2J0SlZBeVNQdGQ5djh2NHd3Vkc2X08yUnc2WHpGUllTR2hSV1k5engzRnBERXdmQjdYMm8xV1NCTm1kcTZqQkZTamNnXzJUXzdHN3JFeThpd0ElMjElMjE%3D
乾燥まで行った場合の差額を計算すると、
61.83円−24.03円=37.80円
になります。1年間のうち100日乾燥させたとしましょう。そうすると、ヒートポン式とヒーター式では3780円の差が生まれます。(ヒートポンプ式の方が安い)
これを安いとみるか高いとみるか・・・
それはあなた次第。本体代の値段の差と乾燥にかかる値段の差を比べて、どちらがお得かを考えてみてください。そういうことで、私は縦型洗濯機を選びました。
繰り返しになりますが、
ほぼ毎日乾燥する人はヒートポンプのドラム式
がいいかと思います。
コスパを考えて縦型洗濯機へ
- 本体代が安い方がいい
- そんなに乾燥しない
という2点を満たした私は縦型洗濯機を選びました。
次のポイントは以下の理由から全く考慮していません。
- 洗浄力→そんなに変わらないでしょ
- 衣類の痛み具合→高い服はクリーニングに出す
- 容量→どちらも変わらない
- 水道代→日本は水に恵まれた国
私と同じような考え方の人は、縦型でいいかと。
子育て大変&仕事もバリバリこなしている忙しいお父さん・お母さんはド、洗濯物を干す時間も惜しいでしょうから、ドラム式一択ですね。それでは!
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