このページでは“これからの生き方”について考えていきます。
以下に該当する方はこのページを読むと不快になると思うので、そっとページを閉じてください。
- 定年まで安泰に働き続けることができると考えている
- 年金があるから安心だと考えている
- ずっとテレビを観ていたい
- 努力はしたくない
- 学び直しなんてもってのほか
- 生まれも育ちも恵まれて、高学歴高収入でそもそも悩みがない人
これに1つでも該当する方は、私の価値観とはかなりズレてると思います。双方のためにも暇つぶしには他のサイトの記事をご覧になってください。
1 働くとはなにか?
“働く”とはどういうことでしょうか?
「就職した会社から給料をもらいながら、与えられた仕事をすること」
と考えている人が多いと思います。
間違いではありません。でもそれは『労働者側』の視点なんですね。経営者側の視点でみるとどうなるでしょうか?
1.1 社員の働き>社員の給料
企業が企業として成り立つためには必ず『社員の働き>社員の給料』が成り立っていないといけません。これが企業が成り立つために必要なルールです。
極端に言い換えてしまえば、
社員からピンハネしているのが企業
なのです。
1.2 給料とはピンハネされた残りのもの
あなたが企業で働いて生み出した付加価値から“ピンハネ”した残りカスが、給料です。といってもほとんどの人は会社という組織に所属しない限り、付加価値なんて生み出せないのですから、ピンハネされても当然といえば当然です😅
1.3 なぜピンハネされなければならないのか?
ピンハネされない道を選ぶのであれば『起業』しかありません。それができないのであれば、ピンハネをされ続けながら企業に属して生きていくしかないのです。
ただ、ここで考えて欲しいのが、「なぜ自分がそういう道しか辿れなかったのか?」ということです。私も含めてほとんどの人は『企業に就職する』という1つの選択肢しか与えられていません。それはなぜなのか?学校という教育機関、が私たちを徐々に洗脳していくからです。
「いい大学に入って、いい企業に入ることがバラ色の人生なんですよー。だから勉強しましょうねー」
と。
民間企業に就職したことない、公務員の教師たちが言うのだからタチが悪い。幼き頃からそう洗脳され、「先生の言うことは絶対なんだ!」と大なり小なりそう考え、毎日6時間ほど椅子に座り続けながら板書をする先生の背中を見続けることが、「当たり前だよね」という習慣を形成していくのです。
そういうわけで、大学を出る頃には『上司の命令に従順な部下』が完成します。自分の意志なく働き続ける企業戦士が誕生しているのです。そうなると、もう誰かの指示待ちじゃないと動けない、組織に属していないと付加価値を生み出せない体になってしまっているのです。
>これからの時代を生きるために親と子どもが知っておくべき学校教育の時代遅れさ
1.4 『働いた価値<給料』の人も多い
残念ながら『働いた価値<給料』のパターンも多いです。むしろそっちの方が多いです。だから組織の中では、優秀な社員ほどピンハネの額が上がっていくということです。
>なぜ窓際おじさん社員の給料は高いのか?若手社員のほうがパフォーマンス高いのに
「効率化 進めて気づく 俺が無駄」
サラリーマン川柳https://t.co/7tigG1TFBU
— フクヤマ@健康的に増量中 (@hemogurobinn2) September 26, 2019
1.5 ピンハネをケチるな!
ここで私が言いたいことは、「起業しろ!」とかでは全然ありません。企業で働くという実態を知った上で、「どう行動するのか?」を問いたいのです。
企業で働く限りは、
- 給料はピンハネされた残りカス
- 使えない社員のためにピンハネ額は大きくなる
- バブル期世代に入社した人たちの給料が減額しないために頑張る
という事実があります。
結局どこの企業で働こうが、どれだけ企業に利益をもたらそうが、『ピンハネされる』という事実は変わらないんです。そうであるならば、「あの企業は福利厚生がいいぞ!」とか「あの企業は初任給がいいぞ!」とかじゃなくて、
自分が働いてみたい業界で働けばいいじゃない
ということが言いたいのです。
どこに就職したってピンハネされるんですから、給料じゃなくて“やりたいこと”で選びましょうよ。
1.6 企業に勤める2種類の社会人
企業に勤める社会人には、2つのパターンしかありません。
- 仕事を楽しんでいる人
- 仕事を楽しんでいない人
のどちらかです。
どちらを選びたいですか?企業からピンハネされる以上、ほとんどの人は年収300万〜700万のあたりをウロウロするだけなんです。「700万稼いでるから周りからは高給取りって言われてるけど、仕事はつまんねえし、責任とかがあって嫌なんだよな・・・」てな人生より、「年収400万だけど、仕事内容は楽しいし、周りの人にも恵まれてるぜー」の方が良くないですか?(早くから結婚を考えるなら、年収が高い方がウケがいいですが)
>高い給料がもらえるということは?それだけストレス発散費が必要
2 なぜ転職を勧めるのか?
このサイトでは転職することをオススメしています。
その理由はなぜか?今まで書いてきた通り、
「どうせピンハネされるんだから、人生を楽しむ方向でいこうぜ!」
という考えだからです。
だから「給料アップのために転職考えてます!」という人は、好きにしたらいいんじゃない?と私は思います。
「今の仕事楽しくないんだよなー・・・」という人には「転職やりなよ」と背中を押しています。これが私の考えです。
2.1 転職サイト・エージェントをまとめてみた
転職サイト・エージェントやらって結構あるじゃないですか、使えそうなやつをこちらの記事にてまとめていますので参考にしてみてください。→→→【転職サイトとエージェントの違い】なぜ転職では複数のサービスを利用するべきなのか?
記事内でも書いていますが、エージェントには担当者の当たり外れがあるので、複数登録しておくか、「こいつダメやん」と思ったらすぐに切り替えましょう。
2.2 転職が当たり前の時代だから
転職は、もう当たり前の時代です。1つの会社に骨を埋める時代は終わりました。
>副業・兼業が当たり前になる時代へ【終身雇用・年金制度が安心でない今】
>転職が当たり前の今、その会社で働き続ける理由ってなんなの?
2.3 実際に転職はしなくてもいいけれど、いつでもできる準備はしておく
実際に転職するかどうかは、どちらでもいいです。ただ、『転職できる』状態にはしておくべきです。なぜなら、いつ早期退職の勧告がくるか分からないからです。
>大企業の希望退職をまとめてみた【大企業も公務員も一生安泰とは言えないよね】
企業側としては、早期退職のメリット・デメリットについて知っておくべきですけれど。
>早期退職の募集は企業にとって良い戦術なのか?【会社に残る社員とは】
おわりに
この記事を読んでるのが20代・30代なら、人生100年時代はなかなかキツイものになるはずです。
- 高齢化で医療費負担は爆増→社会保険料として若者負担へ
- 会社の上層部はバブル期おじさんばかりで時代についていけてない
- 下からはスマホを使いこなす世代が押し寄せてくる
などなど、不安な要素がいっぱいなのです。
なにかの能力を身につけていくしかありません。努力して、時間とエネルギーを能力獲得のために投下するしかありません。
ライフ・シフトで有名なグラットン先生はこのように言っています。「漫然と生きる人の未来は、厳しいものになるだろう」と。
ということで、なにかしら努力していきましょう。それでは!