最終更新:2026年1月27日
※本記事はApple公式情報をベースに、筆者環境での検証と合わせてまとめています。
きました。ようやく来ました。
Macから、HDMI接続のサウンドバー/AVアンプでDolby Atmos(ドルビーアトモス)を“そのまま”鳴らせるようになりました。
ずっと待っていたんです。macOS Sequoiaのどこかのバージョンでこの機能が追加されておりました!
今まではApple TV 4KならAtmosで鳴るのに、Macだと同じ作品・同じ環境でも2chに落ちることが多くて、Audio MIDI設定をいじっても「違う、そうじゃない」になりがち。
なんでや?なんでなんや!!
Apple TVではできるのに腹立つ(╯°□°)╯︵ ┻━┻
まぁそれは、それができたらApple TVが売れなくなるからだよねって話なんだと思いますけれど。
でもようやくMacからでもドルビーアトモスを再生できるようになりました。本当にうれしいです。
カギは HDMIパススルー(Prefer HDMI Passthrough)。
Appleの説明でも、「元のエンコードされたビットストリームをHDMIで転送する」機能として案内されています。
まず結論:Macでドルビーアトモスを再生させるために
まず結論から↓
- AppleシリコンMacであること(M1以降)
- HDMIでTV/モニター/AVアンプ/サウンドバーに接続
- macOSの 出力先をHDMI側にする
- Music / TV / QuickTimeのいずれかで「HDMIパススルーを優先」をON
- サウンドバー/AVアンプ側で Dolby Atmos表示になれば勝ち
以下ではもう少し具体的に話でいきます。
初心者向け:Atmosには「2系統」ある(ここを混ぜると迷子)

Dolby Atmosって、ざっくり2つの鳴らし方があります。
- ヘッドホン系(AirPodsなど):Mac側で空間化して“疑似的に立体”にする方向
- ホームシアター系(サウンドバー/AVアンプ):Dolbyの信号を機器側でデコードして“本気の立体音響”にする方向
✅この記事で扱うのは 後者。
Macが勝手に加工するんじゃなくて、DolbyのビットストリームをHDMIでパススルーして、サウンドバー/AVアンプに仕事をさせる方式です。
このアップデートでできること/できないこと
☺️できること
- Apple MusicのAtmos楽曲を、HDMI接続のサウンドバー/AVアンプでAtmos再生
- TVアプリ(Apple TV+等)のAtmos作品を、同様に再生
- QuickTime Playerで、対応するDolby音声をパススルー再生
この3つはAppleが明記している「パススルー対応アプリ」です。
😱できないこと(よくある誤解)
- 「Macの全アプリがAtmos出力になる」わけではない
→ このパススルー機能が確実に使えるのは上記の対応アプリのみ - “なんでも”通るわけではない(対応フォーマットに上限あり)
→ Appleが対応を明記:AC-3 / E-AC-3 / E-AC-3 JOC(Atmos)
必要なもの(ここで9割決まる)
1)Appleシリコン搭載Mac(必須)
Appleが条件として明記しています(Intel Macは対象外)。
2)Dolby Atmos対応サウンドバー/AVアンプ
受け側がAtmosデコードできないと当然ムリ。
3)HDMI接続(配線が命)
配線パターンはだいたい2つ。
A:Mac → AVアンプ/サウンドバー(HDMI IN)→ TV/モニター
- いちばんシンプル。HDMI入力がある機器ならこれが最強。
B:Mac → TV/モニター →(eARC)→ サウンドバー
- サウンドバーがeARC端子しかない(例:Sonos系)場合によくある。
- eARCはARCの強化版で、より高帯域の音声伝送に対応します。
4)HDMIケーブルは「48Gbps必須」ではない(でも油断すると沼)
“絶対にUltra High Speed(48Gbps)必須”とは言い切れません。
ただ、eARC構成ではケーブル品質・長さ・Ethernet対応の有無で事故りやすいのも事実。
メーカーはeARCで Ethernet対応ケーブルを推奨することがあります。
一方で、古めでも「with Ethernet」で動くケースはあります。
結論:トラブルを減らすなら、認証済みの新しめケーブルを選んで“ケーブル要因”を先に消すのがラク。
私は沼にハマるのが嫌なので、eARC対応の『UGREENの8K 60Hz Ultra High Speed HDMI2.1ケーブル 』を使っています。普通に使えるのでコスパいいと思います。3本持ってます(`・ω・´)”
設定手順:MacからAtmosを出す(完全ステップ)
ステップ1:macOSの出力先をHDMI側にする
- システム設定 → サウンド
- 出力で、HDMIで繋いでいる機器(TV/モニター/AVアンプ等)を選ぶ
ここで「Mac本体スピーカーのまま」だと、永遠に勝てません。
ステップ2:Apple Music/ TVアプリでAtmosを出す
次にミュージックアプリの左上にある設定から、パススルー接続をできるようにしていきます。
- ミュージック → 設定 → 再生
- Dolby Atmos:自動(または常にオン)
- HDMIパススルー:HDMIパススルーを優先(Prefer HDMI Passthrough)
※注意:これをONにするとクロスフェードが使えなくなるのは仕様です。
ミュージックアプリですと、以下のように設定します。
再生タブからドルビーアトモスのところを「自動」にし、HDMIパススルーのところを「HDMIパススルーを優先」にします↓

TVアプリもほぼ同じです。
- TVアプリ → 設定 → 再生
- HDMIパススルーを優先をON
再生タブから「HDMIパススルーを優先」にします↓

ステップ3:「本当にAtmosで鳴ってる?」確認方法
本当にドルビーアトモスでなっているかは以下の3つで確認してください。(おすすめ順)
- サウンドバー/AVアンプ側の表示(入力フォーマット表示が一番確実)
- サウンドバーのアプリ(例:SonosアプリでDolby Atmos表示)
- アプリ側の表記(MusicのDolbyアイコン等)
アプリ表示だけで安心しないのが吉。
ミュージックアプリからですと、再生している曲の題名の左側にドルビーアトモスマークがつくようになります。
今まではロスレスマークでしたが↓

ドルビーアトモスマークがつくようになりました↓

ドルビーアトモスで再生されるようになりました!
そして実際にサウンドバーからドルビーアトモスで再生されています!(というのも、音の出力先をMac miniにしていると、一応ドルビーアトモスマークはつくんですよね。当然ドルビーアトモスの体験はできませんけれど。ですからアプリだけではなく、スピーカーの確認も必須なのです。)
めちゃくちゃ感動です。
ようやくMacからでもドルビーアトモスを楽しめるようになった!
嬉しい!(*^◯^*)
(ご存知とは思いますが、ドルビーアトモス対応曲を再生するには、アップルミュージックに契約する必要があります。)
TVアプリでもドルビーアトモスの再生を確認しました。Apple TV+のドラマ「サイロ」を再生してみると、ちゃんとドルビーアトモスで再生されていました(Sonosアプリでドルビーアトモスの再生を確認しています。下の画像はSonosアプリの画像です。Sonosアプリですと、ドルビーアトモスで再生されている場合、ドルビーアトモスマークがつくようになっています。)↓

最高です!ドラマや映画の迫力が増しました!
サウンドバーを入手してから、ずーーーーーーーーーーっとMacからドルビーアトモスを再生させたいと思っていました。Apple TVはドルビーアトモスを再生できるけれど、Macからは再生できないことにずーーーーーーーーーっと苛立ちを感じていました😡
この長年の悩みが解決しました!
アップルさん、このアップデートありがとうございます。
感謝の極みです。
5段階トラブルシューティング(沼に落ちた人を救うやつ)
レベル1:条件チェック(“そもそも”の壁)
- MacはAppleシリコン?(M1以降)
- 対応アプリ(Music/TV/QuickTime)で試してる?
- 受け側(サウンドバー/AVアンプ)はAtmos対応?
レベル2:経路チェック(“どこで”死んでるか)
- Mac → TV →(eARC)→ サウンドバー なら、TV側のeARC設定が重要
- Mac → AVアンプ/サウンドバー(HDMI IN)直結なら、eARC関係なくいける場合が多い
- 分配器/抽出器を挟んでるなら、そこでダウンミックスされることがある(仕様/相性)
レベル3:macOS設定(“出力先”の壁)
- macOSのサウンド出力先がHDMIになってる?
- ついでに、TV/AVアンプ側の入力が正しい?
レベル4:アプリ設定(“トグル”の壁)
- Music/TVで 「HDMIパススルーを優先」 がON?
- QuickTimeは 「表示→オーディオ→Prefer Passthrough」 になってる?
- コンテンツ自体がAtmos対応?(全部がAtmosではない)
- Apple MusicのAtmosはサブスクが前提
レベル5:物理リセット(“HDMIあるある”の壁)
順番が大事です。
- TV/サウンドバー/AVアンプの電源OFF→コンセント抜き→30秒→再起動
- HDMI抜き差し(できれば別ポート)
- ケーブル交換(短め・新しめ)
- TV側のeARC/CEC(機種で名称バラバラ)を一旦OFF→ON
よくある質問(FAQ)
- QeARCは必須?
- A
TV経由でサウンドバーへ戻す構成だとeARCが重要になりがちですが、AVアンプ等に直結できるならeARCに依存しない構成もあります。
- Q「非圧縮で出る」って本当?
- A
HDMIパススルーは「エンコードされたビットストリームをそのまま送る」方式です。
- QAmazon MusicのAtmosはMacでいける?
- A
Amazonのヘルプでは空間オーディオの対応端末として、Mac/デスクトップPCは対象外とされています。
「Mac+サウンドバーでAtmos音楽」を狙うなら、現状はApple Musicが一番確実です。
まとめ:Macがホームシアターの“仲間”になった

- Apple Music / TV / QuickTimeで、条件を満たせば MacからHDMIでAtmosが出る
- カギは 「HDMIパススルーを優先」 と 正しいHDMI出力先
- 詰まったら「条件→経路→macOS→アプリ→物理リセット」の順で潰す
長年の「MacだけAtmos蚊帳の外」問題が、かなり解消しました。
参考(一次情報)
- Apple:About HDMI Passthrough
- Apple:Apple MusicでのDolby Atmos
- Apple:ミュージック(Mac)の再生設定(HDMI Passthrough)
- Apple:TVアプリ(Mac)の再生設定(HDMI Passthrough)
- Apple:QuickTime “Prefer Passthrough”
- HDMI.org:eARC概要


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