『脳はみんな病んでいる』を読んで

『脳はみんな病んでいる』を読んで 本の感想
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池谷裕二さんと中村うさぎさんの対談本『脳はみんな病んでいる』を読みました。池谷先生の本は相変わらずおもしろいですー。

この本を読んでいて一番「ほえー」と思ったところが、脳研究者の池谷先生が「生物は脳なんて持っていてなんのメリットがあるの?」という考えに至っている点です。

 

「脳ってこんなにすごいよ!」という本はよく見かけますが、「脳っていったい何のメリットがあるのよ?脳を持った生物はあきらかに負け組でしょ」と書いてある本はなかなかないかと。

 

私たちは他の生物に比べて高度な脳の力を持っています。だからこそ、未来のことを考えて備えることができますし、クリエイティブなことだってできます。でも・・・「だからどうしたの?」と言われたら辛いところなんですよね😅

 

将来のことに備えなくたって、クリエイティブなことをしなくたって、ゴキブリやネズミはヒトより遥か昔から生き続けています。ミジンコにいたってはさらに昔から生き続けています。

 

ヒトも動物ですから、結局は遺伝子を次に残すためだけに生きています。じゃあなんのためにそこまで高度な脳が必要なの?っていう話なんですよね。

 

もちろん脳のおかげで、未来に期待を膨らますこともできます。でも逆に、将来に絶望だってするんですよね。スッゲー金持ちとか優秀な遺伝子に恵まれてなければ、ほとんどの人は生きるのが苦しいような気がします。人生が苦しいからこそ、宗教が生またわけですし。

 

ここまで脳が発達していなけば、遠い未来に怯えなくてもいいですし、過去を思い出して苦しまなくてもいいはずです。脳のメリットとは・・・?深いですね。それでは!

 

読書メモとして簡単に動画にしています↓↓↓

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