日本語の理解を深めたいなら『日本人のための日本語文法入門』

本の感想
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『日本人のための日本語文法入門』を読みました。「中学生くらいに習った話なのかなぁ」と思いながら読んでみてびっくり、「え?なんでこれを中学の時に教えないの?アホなの?」と、この本を読んだ結果、日本の教育にあらためて不満をもつことになりました😅

 

日本語の文法体系は2つあります。

  1. 学校文法:学校で教えるやつ
  2. 日本語文法:外国人に教えるための文法

この本に書かれているのは後者の、外国人向けの『日本語文法』です。で、こっちを日本人も習うべきだと思いました。

中学生の時に習う『学校文法』は、古典の流れをくむ国文法として教えられます。学校文法では、言語学的な観点よりも、古典との継続性における形式的な面が重視されます。そのため論理的にいえば整合性がとれていないのだとか。

また、これらの文法体系は、論理の整合性という観点から見ると矛盾点を多く考え、言語学的にはおかしな体系となっています。つまり、国語学における文法理論は古典文法との継続性を重視した結果、言語学的な整合性は二の次になってしまったんですね。

これに対し、日本語文法には簡潔で合理的な理論が求められます。外国人に日本語を説明するためには、古典とは完全に切り離し、純粋に言語学的に整合性のある文法体系でなければならないからです。したがって、学校文法で教えられる形式的な品詞分類や活用は除外され、実践的でわかりやすい文法体系となっています。p12

いやいや、これ衝撃でしょうに。古典なんかどうでもいいじゃん・・・。古典を好きな人たちだけが自学自習すればいいですやん。なんでわざわざ整合性がとれてない文法を教えるのよ😱

 

半数の中学生が教科書を正しく読めてないのだから、日本語文法を学びましょうや!

子供も大人も日本語が読めないし数学的思考力は小学生レベルで止まっている

 

また、この本を読むと、

  • 日本語と英語の違い
  • 主語に使われる「は」と「が」の違い
  • 日本語特有の間接受身文
  • ら抜き言葉

などなど、普段まったく意識しないことなどが学べます。

 

私たち日本人は、生まれてから膨大な日本語に触れているので、文法などを考えなくても日本語を話せます。でも社会人になって文章を書く機会が増えたりすると、「あれ?これっていいんだっけ?」みたいな違和感に幾度となく出会うはずです。

 

「なんか不安だなぁ」と思っている人に、オススメの一冊。

 

読書メモとして簡単に動画にしています↓↓↓

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