「PCでゲームをするとき、コントローラーはXboxじゃないとダメなのかな?」
そんなことはありません。PlayStationのコントローラーはWindowsでも使えます。
ただし、世代によって「つなぎやすさ」がかなり違います。この記事では、PS3・PS4・PS5のコントローラーについて、Windowsでの接続方法を初心者にもわかるよう丁寧に解説します。
まず結論 ― どのコントローラーが一番使いやすい?

| コントローラー | Windows | 手軽さ | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| PS5(DualSense) | ドライバ不要、有線もBluetooth両方OK | ★★★★★ | 最もおすすめ |
| PS4(DUALSHOCK 4) | 有線・Bluetoothとも使える。Steam推奨 | ★★★★☆ | 持っているなら十分 |
| PS3(DUALSHOCK 3) | ドライバ必須。手順あり | ★★☆☆☆ | 特別な理由がなければPS4以降を推奨 |
迷ったらPS5のDualSenseを選んでください。ケーブルをつなぐだけ、またはBluetoothでペアリングするだけで使えます。
すでにPS3コントローラーしか手元にない方は、この記事を読めば問題なく使えるようになります。
PS5コントローラー(DualSense)の接続方法
USB接続(最も簡単)
用意するものはUSB Type-Cケーブルだけです。
DualSenseとPCをケーブルで接続すると、Windowsが自動的にドライバをインストールします。ドライバのインストールやソフトウェアの導入は一切不要です。これだけで完了です。
Bluetooth接続

- DualSenseの電源をオフにします。電源が入っている場合は、ライトバーが消えるまでPSボタンを長押しして消灯させてください。
- DualSenseの「クリエイトボタン」を押しながら「PSボタン」も押し、ライトバーが点滅するまで長押します。
- ライトバーが青く素早く点滅し始めたら、ペアリングモードに入った合図です。
- Windowsの「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「デバイスの追加」を開く
- 「Bluetooth」を選択する
- 一覧に「Wireless Controller」が表示されるので選択する
- ペアリング完了
Steamでの設定
- Steamを起動する
- 「設定」→「コントローラ」を開く
- 「PlayStation設定サポートを有効にする」にチェックを入れる
これでハプティクスフィードバックやアダプティブトリガーに対応したゲームでは、これらの機能も利用できます。
PS4コントローラー(DUALSHOCK 4)の接続方法
USB接続
Micro USBケーブルでPCに接続するとWindowsがデバイスとして認識します。
ただし注意点があります。DUALSHOCK 4はXInput(Xboxコントローラーの規格)に非対応です。そのため、XInputを前提としている多くのPCゲームでは、接続しただけでは正しく動作しないことがあります。
この問題を解決するには2つの方法があります。
方法1:Steam経由で使う(おすすめ)
SteamはDUALSHOCK 4にネイティブ対応しています。
- Steamを起動する
- 「設定」→「コントローラ」を開く
- 「PlayStation設定サポートを有効にする」にチェックを入れる
Steam以外のゲームでも、Steamに「非Steamゲーム」として追加すればSteam経由でコントローラーを使えます。
方法2:DS4Windowsを使う
Steam以外の環境でも広く使いたい場合は、DS4Windowsという無料ツールが便利です。DUALSHOCK 4をXboxコントローラーとして認識させることができ、XInputにしか対応していないゲームでも使えるようになります。
- DS4Windowsの公式サイトからインストーラーをダウンロードする
- インストールして起動する
- 初回起動時にViGEmBusドライバのインストールを求められるので、指示に従う
- DUALSHOCK 4をUSBで接続(またはBluetooth接続)する
- DS4Windowsがコントローラーを認識すれば準備完了
Bluetooth接続

- DUALSHOCK 4の電源をオフにします。電源が入っている場合はライトバーが消えるまでPSボタンを長押ししてください。
- SHAREボタン(左上の小さいボタン)を押しながら、PSボタンを長押しします。
- ライトバーが白く素早く点滅し始めたら、ペアリングモードに入った合図です。
- Windowsの「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「デバイスの追加」から「Wireless Controller」を選択する
- ペアリング完了
PS3コントローラー(DUALSHOCK 3)の接続方法
「USBケーブルを挿すだけ」では使えない
PS3コントローラーはUSBで接続するとデバイスとしては認識されますが、ボタンやスティックがゲームに反応しません。これはWindowsがPS3コントローラーを標準でサポートしていないためです。以下で解説するドライバの導入が必須です。
用意するもの
まず2点確認してください。
コントローラーがDUALSHOCK 3純正品かどうか
現在ネットで販売されているPS3コントローラーの多くは非純正品(コピー品)です。純正品と同じ型番・ロゴが印刷されており、外見ではほぼ区別できません。コピー品では今回紹介するドライバが動作しない場合があります。純正品かどうかはコントローラー背面のシールを確認してください。日本向けの純正品であれば「CECHZC2J」または「CECHZC2J A1」と記載されています。
データ通信対応のmini-USBケーブル
ここが最初の落とし穴です。mini-USBケーブルには「充電専用」と「データ通信対応」の2種類があります。外見はほぼ同じで見分けがつきません。充電専用のケーブルを使うとPCがコントローラーを認識しません。「つないでも何も起きない」という場合、原因の大半はこのケーブルです。パッケージに「USB 2.0」「データ通信対応」と記載されているものを用意してください。

なお、PS3コントローラーの端子はPS4のMicro USBとは異なるMini USB Type-Bです。形状が似ているため間違えやすいので注意してください。
使うドライバーは「DsHidMini」
以前は「ScpToolkit(エスシーピーツールキット)」というドライバが主流でしたが、2016年以降更新が止まっており、現在のWindows 10/11環境では正常に動作しません。Windows 11ではScpToolkitのドライバ証明書がセキュリティ機能によって拒否されるため、インストールはできてもコントローラーを認識しない状態になります。
今から設定するなら「DsHidMini(ディーエスヒドミニ)」一択です。ScpToolkitと同じ開発者(Nefarius氏)が「後継として作り直した」ドライバで、Windows 10/11に正式対応しています。
DsHidMiniの特徴をまとめます。
- Windows 10/11(64ビット・ARM64)に正式対応
- msiインストーラー形式で手順がシンプル
- 使用中に常駐ソフトを起動し続ける必要がない
- XInput(Xbox互換)として動作するため、最新のPCゲームでそのまま使えることが多い
- Steam、PCSX2、RPCS3、RetroArch、DuckStation、Dolphinなど幅広いソフトで動作確認済み
- GitHubでソースコードが公開されているオープンソースソフトウェア
- 有線(USB)・無線(Bluetooth)の両方に対応
DsHidMiniのインストール手順

所要時間は5〜10分ほどです。
手順1|GitHubからダウンロードする
以下のURLにアクセスします。
https://github.com/nefarius/DsHidMini/releases
ページを開くとリリース一覧が表示されます。一番上に表示されている最新版の「Assets」をクリックして展開し、以下のファイルをダウンロードします。
Nefarius_DsHidMini_Drivers_x64_arm64_vX.X.X.msi
(X.X.Xの部分はバージョン番号です)
注意点が2つあります。
1つ目。「Pre-release」と書かれているバージョンはベータ版です。通常は「Latest」と表示されている安定版を選んでください。
2つ目。DsHidMiniを正規にダウンロードできる場所は「github.com/nefarius/DsHidMini」と「docs.nefarius.at」のみです。検索結果に似た名前の別サイトが出てくることがありますが、そこからのダウンロードは避けてください。
手順2|インストーラーを実行する
ダウンロードした.msiファイルをダブルクリックして起動します。
「次へ(Next)」を押していくだけで完了します。途中でWindowsのUAC(ユーザーアカウント制御)の確認画面が出たら「はい」を選んでください。
インストールが完了すると、自動でブラウザが開いて公式ドキュメントのページが表示されます。確認したら閉じてください。
なお、v3のインストーラーはScpToolkitなど競合するドライバを自動的に検出して削除します。以前ScpToolkitを使っていた方も、手動でアンインストールする必要はありません。
手順3|コントローラーをPCに接続する
インストールが完了したら、mini-USBケーブルでPS3コントローラーをPCに接続します。
デスクトップPCの場合、前面のUSBポートより背面のUSBポートのほうが電力供給が安定していて認識しやすい傾向があります。前面でうまくいかない場合は背面を試してみてください。
手順4|ControlAppで認識を確認する
インストーラーと一緒にダウンロードされる「ControlApp.exe」を起動します。起動時に「.NET Desktop Runtime 8が必要です」と表示された場合は、Microsoftの公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。
ControlAppを開いて左側の「Devices」欄にコントローラーが表示されていれば認識成功です。デフォルトでXInputモード(Xbox互換)に設定されています。
ControlAppはドライバの状態確認や設定変更に使うツールです。確認が終わったら閉じて構いません。使用中に起動し続ける必要はありません。
手順5|Windowsのテスト画面で動作確認する
キーボードのWindowsキーを押して検索欄を開き、「joy.cpl」と入力してEnterキーを押します。
「ゲームコントローラー」という画面が開き、一覧に「DS3 Compatible HID Device」と表示されていれば正しく認識されています。
一覧のデバイスを選択して「プロパティ」→「テスト」タブを開き、スティックを動かしたりボタンを押して反応するか確認しましょう。すべてのボタンとスティックが反応すれば設定完了です。
SteamでPS3コントローラーを使う場合
SteamはPS3コントローラーをネイティブサポートしていませんが、DsHidMiniをインストールするとコントローラーがXInputデバイス(Xboxコントローラー)として認識されます。そのため、Steam経由でもゲームで使えるようになります。
Steamの設定でコントローラーが競合する場合は、「設定」→「コントローラ」から「PlayStation設定サポート」を一度オフにして、コントローラーを抜き差しした後に再度試してみてください。
Bluetoothで使いたい場合
有線で安定して動作することを確認できたら、Bluetooth接続にも挑戦できます。
Bluetooth接続にはDsHidMiniに加えて「BthPS3」という別のドライバが必要です。こちらも同じNefarius氏が開発しており、以下から入手できますhttps://github.com/nefarius/BthPS3/releases
リリースページから.msiファイルをダウンロードして実行するだけです。インストール後はPCを再起動してください。
Bluetooth接続時に必ず知っておくべきこと
BthPS3をインストールしてBluetoothでPS3コントローラーが接続されていても、Windowsの設定画面のBluetooth一覧にはコントローラーが表示されません。これは仕様です。ControlAppを起動してコントローラーが表示されていれば接続成功です。
また、Windowsの設定画面から「Bluetoothデバイスを追加」しようとしても、PS3コントローラーは一覧に出てきません。通常のBluetooth機器のようにペアリングしようとすると、Bluetooth接続が完全に失敗することがあるので注意してください。
よくあるトラブルと対処法

つないでも何も反応しない
まずケーブルを変えてみてください。充電専用ケーブルを使っているとPCがコントローラーを認識しません。「USB 2.0・データ通信対応」と記載されたケーブルへの交換で解決するケースが最も多いです。
次にUSBポートを変えましょう。デスクトップPCなら前面より背面のほうが電力が安定しています。それでも変わらなければ、PCを再起動してから再接続してみてください。
joy.cplに何も表示されない
ControlAppを起動してコントローラーが表示されているか確認してください。表示されていない場合はドライバのインストールが不完全な可能性があります。DsHidMiniを一度アンインストールして再インストールしてみてください。
アンインストールは「設定」→「アプリ」から「Nefarius DsHidMini Driver」を探して削除します。
ボタンは反応するがアナログスティックが動かない
PCを再起動してから再度試してみてください。それでも改善しない場合はDsHidMiniの再インストールを試みてください。
4つのLEDが点滅し続けて止まらない
コントローラーをいったん抜いて再接続してみてください。それでも改善しない場合は、コントローラー背面のリセットボタンを押します。つまようじなどで1〜2秒押し込んだ後、再度USBで接続し直してください。
Steamで起動してもコントローラーが反応しない
ゲーム内の設定で「コントローラーの種類」を「XInput」または「Xboxコントローラー」に変更してみてください。DsHidMiniはデフォルトでXInputとして動作しているので、ゲーム側の設定をそれに合わせることで認識されます。
コントローラーをつなぐとマウスやキーボードが誤動作する
ScpToolkitのドライバ残骸が残っている場合に起こります。DsHidMini v3のインストーラーは競合ドライバを自動で検出・削除しますので、DsHidMiniを再インストールすることで解決できます。
各コントローラーで必要なケーブル一覧

意外とケーブルの種類で混乱する方が多いので、まとめておきます。
| コントローラー | ケーブルの端子 | 注意点 |
|---|---|---|
| PS5(DualSense) | USB Type-C | ― |
| PS4(DUALSHOCK 4) | Micro USB Type-B | PS3のMini USBと間違えやすい |
| PS3(DUALSHOCK 3) | Mini USB Type-B | PS4のMicro USBと間違えやすい。充電専用ケーブルは使えない |
よくある質問
PS3コントローラーのバッテリーが完全に切れている場合、USB接続で使える?
使えます。USB接続中はケーブルから給電されるため、バッテリーが完全に劣化していてもUSB有線であれば問題なくプレイできます。ただしBluetooth接続はバッテリーが必要なため使えません。
DsHidMiniは無料で使える?
はい。DsHidMiniはオープンソースソフトウェアで、完全無料です。
コントローラーの遅延(入力ラグ)はある?
USB接続であれば体感できるレベルの遅延はほぼありません。Bluetooth接続の場合、環境によってはごくわずかな遅延が発生することがあります。格闘ゲームやリズムゲームなど精度が求められるジャンルではUSB有線接続をおすすめします。
PS4やPS5コントローラーはDsHidMiniで使える?
DsHidMiniはPS3のDUALSHOCK 3専用です。PS4コントローラーには「DS4Windows」、PS5コントローラーはSteam経由またはWindowsの標準機能で使えます。
メモリ整合性(コア分離)をオフにする必要はある?
ありません。DsHidMiniは正規の署名済みドライバとして設計されており、Windowsのセキュリティ機能をオフにする必要はありません。「メモリ整合性をオフにしてください」と書かれている記事はScpToolkit時代の古い情報です。
複数台のコントローラーを同時に接続できる?
はい。USBポートの数だけ有線接続できますし、Bluetoothでも複数台の同時接続が可能です。ローカルマルチプレイに対応したゲームであれば複数人でのプレイも楽しめます。
まとめ

- これからコントローラーを買うなら、PS5のDualSenseがおすすめです。ドライバ不要でつなぐだけで使えます。
- すでにPS4コントローラーを持っているなら、Steam経由で十分快適に使えます。
- PS3コントローラーはDsHidMiniをインストールすれば使えます。「ケーブルはデータ通信対応のものを使う」「インストーラーはGitHubの公式ページからLatestと表示されているものをダウンロードする」この2点を守れば問題なく設定できます。
押し入れに眠っているPS3コントローラーを引っ張り出して、ぜひPCゲームに活用してみてください。
Macでも同じコントローラーを使いたい方は、「PSコントローラーをMacで使う方法」で手順を解説しています。あわせてご覧ください。
参考までに。それでは!
この記事の情報は2026年3月時点のものです。各ソフトウェアのバージョンアップやOSのアップデートによって対応状況が変わる場合があります。最新情報は各公式サイト(github.com/nefarius/DsHidMini、docs.nefarius.at)でご確認ください。


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