FF7 リメイクをクリアしました。毎日数時間ゲームをやりました。こんなの久しぶり。本を読む時間、運動する時間、料理する時間、睡眠時間、などをごっそり削ってやりまくりました。金曜の夜から土日にかけてFF三昧でした笑
で、クリアした感想なのですが、「よく分からない」の一言です。どうやら初代PSのFF7をやっていないと理解できないっぽいです。ということで、前半にFF7 リメイクの純粋な感想、後半にFF7をより理解するために調べた情報を書いていきます。
- 1 FF7 リメイクの感想
- 2 FF7 リメイクのクリア後の追加要素
- 3 FF7 リメイクで語られなかったことを調べてみた
- 3.1 クラウドはもともとソルジャーになれなかった一般兵士
- 3.2 なぜセフィロスは最強のソルジャーなのか
- 3.3 ジェノバは古代種ではなかった
- 3.4 ソルジャーのつくりかた
- 3.5 ニブルヘイム事件
- 3.6 セフィロス・コピー計画
- 3.7 ザックスとクラウドは実験施設から逃亡&物語の開始
- 3.8 クラウドが幻覚を見る理由
- 3.9 ジェノバの他の能力
- 3.10 エリアスの父親
- 3.11 神羅が古代種を求める理由
- 3.12 セフィロスコピー計画で生まれた黒マントたちはセフィロスに操られる
- 3.13 ライフストリームとは?
- 3.14 セフィロスが死ななかった理由
- 3.15 セフィロスはなにがしたいのか
- 3.16 メテオとホーリー
- おわりに
1 FF7 リメイクの感想
全体的に満足度の高い作品となっておりました。なにより、女性キャラがカワイイ。
- ジェシー
- ティファ
- エアリス
みんないいキャラです。ファイナルファンタジーというよりは、美少女ゲームをやっている気持ちになりました。(って美少女ゲームやったことないけれど)
最後なんかエアリスに会いたいがためにゲームをやっているようなものでした😇
1.1 難易度ノーマルでクリアに40時間
本作品は、メインストーリー以外にサブクエストがあります。サブクエストは大きく3つに分かれており、私はうち2つをクリアしました。(7番街と5番街のクエスト)
3つ目のサブクエストは、「はやくストーリーをクリアしたいぜ!」という気持ちが強くなってしまったためスルーしました。囚われたエアリスを早く助けにいきたかったのです。
で、サブクエストを全部無視するのであれば、難易度ノーマルで37時間くらいでクリアできるかと思います。
1.2 難易度ノーマルでもなかなか難しい
難易度ノーマルでプレイしましたが、十数回は死にました。ボス戦だけでなく、普通に遭遇する敵にもやられました。ゲームが苦手な方はノーマルはちと厳しいかと。
1.3 だるいレベル上げなどはない
『レベル上げ』という作業は、難易度ノーマルには不要でした。ストーリーを進めていくうえで登場する敵を倒すだけでレベルが上がっていきました。
なんというか、時代を感じますね。スマホ世代にとってレベル上げという作業は地獄。レベル上げでゲームを諦めさせないために、工夫が施されているように感じました。
高校時代に、FF10ですべてを超えすものを倒すくらいにレベル上げを頑張った人間からすると、なんだか悲しいような気もしますが、時間的に厳しい社会人にはありがたいですね笑
1.4 正直なところストーリーは微妙(初FF7なら)
ストーリーが後半に進むにつれて「?」となることが増えました。最後まで進めば謎は解けるのかな、と思っていたのですが、最後まで謎のままでした。初代FF7をやっていた人にしか分からないのでしょうね。初FF7プレーヤーからすると、なんだかしっくりきません。
FF7 リメイクは分作ということで、FF7の全体のストーリーの10〜15%ほどまでの内容になっているので仕方がないと言えば仕方がないのですが、スッキリしない終わり方でした。
1.5 クラウド、セフィロスの魅力は全然伝わらない
クラウドとセフィロスといえば、FFの人気キャラランキングがあれば常に名前が挙がります。FF7をプレイしたことない私としては、「どれほど魅力的なキャラなのか!」とワクワクしながらプレイしたのですが、まったくといっていいほどクラウドもセフィロスも魅力が伝わってきませんでした。なんなら少し気持ち悪かったです。上述の通り、リメイク版はFF7の全体の10〜15%ほどの内容しかないとはいえ、これは酷いなーと。
- クラウドとセフィロスの関係ってなに?
- セフィロスのかまってちゃん感、クラウドの追っかけ感が気持ち悪い
みたいな感想のままゲームは終わりを迎えました。謎が解けることを信じてプレイしていたのに😢
FF7が知名度あるゲームでなかったら、女性キャラがかわいくなかったら、たぶんクリア後に怒っていたと思います。「なんだよこの終わり方は!」と。
1.6 ゲームをしていてイライラしたところ
ちょいちょいゲームをプレイしていてイライラするところがありました。
- 強制的にゆっくり歩かされるところ(細いところとか狭いところとか)
- 移動するための謎解きのアクション(クレーンを動かすところとか)
- ゲームの後半のバイクで逃走するところ
無駄に時間を食わされるのでイライラしました。もっとスッキリ移動できたらヨカッタです。
2 FF7 リメイクのクリア後の追加要素
クリアすると次の要素が追加されました。
2.1 チャプターセレクト
FF7 リメイクは、2周目を設計してつくられています。強くてニューゲムができるわけですね。そして好きなチャプターからプレイできます。
2.2 ハードモード
チャプターごとに難易度も選べます。ノーマルでクリアすることでハードモードを選べるようになりました。
2.3 プレイログ
ストーリーの分岐状況が分かります。やり込めますね。
2.4 レベル上げなどが容易に
なんと2周目は経験値やAPボーナスがつきます。
3 FF7 リメイクで語られなかったことを調べてみた
何度も書いていますがFF7 リメイクは、FF7の10〜15%ほどしかリメイクされていません。ですから語られなかったところが多々あるわけです。
FF7をプレイしたことがある人ならスッキリしているかもしれませんが、初めてFF7 リメイクでFF7をプレイした人間からすると、気になって気になって仕方がありません。ということで、ウィキペディアを中心にFF7について調べてみました。
3.1 クラウドはもともとソルジャーになれなかった一般兵士
クラウドは「元ソルジャーでクラスファーストだ」みたいなことを言っていますが、これは嘘です。クラウドは嘘を言っているつもりではなく本心で言っているのですが、事実とは違います。(記憶がごちゃ混ぜになっている)
事実はソルジャーですらありません。ソルジャーになるつもりで故郷を飛び出した16歳のクラウド。しかし適性がなく、ソルジャーの最下級であるサードにもなれませんでした。だからサードよりもさらに低い一般の兵士として、神羅カンパニーで働くことになります。
3.2 なぜセフィロスは最強のソルジャーなのか
なぜクラウドの記憶がごちゃ混ぜになっているのか、その前にセフィロスの話をしましょう。セフィロスは、神羅カンパニーのソルジャーのクラスファースト。クラスファーストの中でも最強と評価されています。
なぜセフィロスが最強のソルジャーかというと、身体が人間と違うからです。古代種(セトラ)の復活を目的とした研究で、セフィロスは胎児のころに古代種の細胞を組み込まれました。それゆえに身体能力が普通の人間と比べて高くなっています。
で、セフィロスに組み込まれた古代種の細胞は、『ジェノバ』の細胞です。ジェノバはFF7 リメイクでも登場しています。
3.3 ジェノバは古代種ではなかった
古代種の復活を目的とした『ジェノバ・プロジェクト』。プロジェクトを主導していたのは、ガスト博士です。2000年前の地層から仮死状態で発見されたジェノバの細胞を、セフィロスに組み込みました。(ちなみにセフィロスの父親は、ガスト博士のチームの一員であった宝条です。セフィロスは自分の父親のことを知りません。)
しかし、ここで大きな勘違いがあります。ガスト博士は『ジェノバ=古代種』だと思っていたのですが、ジェノバは古代種ではありませんでした。ですから、セフィロスは古代種とは関係がないのです。
じゃあジェノバがなにかというと『宇宙生物』です。星を侵略するために宇宙からきたのですが、古代種との戦いに敗れて封印されたという設定です。
3.4 ソルジャーのつくりかた
セフィロスのような強い兵士をつくろうと目をつけた神羅カンパニーは、ジェノバ細胞を用いた兵士の量産に着手します。ジェノバ細胞を組み込み、魔晄を浴びせると身体能力が大きく向上することが分かりました。そうしてつくられた兵士が『ソルジャー』です。
ですがそこには大きな弊害があります。ジェノバ細胞に精神を乗っ取られる可能性があるのです。(上述の通りですが、ジェノバはもともと星を侵略しにきた宇宙生物)
セフィロスのような強靭な精神を持つ人はジェノバ細胞を抑え込むことができますが、そうでない人は脱落していきます。精神に異常を起こさなかった人たちが、はれてソルジャーになれるというわけです。(クラウドは精神が強くなく、適性検査に引っかかってソルジャーになれませんでした)
(FF7の世界では魔晄はなんでもありです。エネルギーになったり、マテリアになったり、身体能力を向上したり)
3.5 ニブルヘイム事件
ソルジャーになれなかったクラウドが、どうやってソルジャーになったのか?それはニブルヘイム事件が関係しています。
老朽化したニブル魔晄炉の調査のため、セフィロス、ザックス(リメイク版の最後に出てきた人:ソルジャーのクラスファースト)、クラウドはニブルヘイム(クラウド・ティファの故郷)に訪れます。その魔晄炉では人間を素材としたモンスターの製造実験が行われていました。この実験に疑問を抱いたセフィロスは、実験を主導する宝条の研究資料を読み込みます。そこでセフィロスはジェノバ・プロジェクトを知り、自分も造られた存在であること、古代種であることを知ります。(古代種であることは勘違いなのですけれど)
セフィロスは古代種のジェノバが人間によって実験動物の扱いを受けていることに怒りを爆発させ、人類に対して強い憎悪感情を抱きます。そしてニブルヘイムを焼き払います。セフィロスはジェノバを母と呼び、保管されていたジェノバの首を持って約束の地へ向かおうとします。
そんなセフィロスを阻止しようとしたのが、ニブルヘイム調査に同行していたザックスとクラウド。ザックスはクラスファーストの実力を持つのですが、最強のソルジャーであるセフィロスに返り討ちに合います。しかし意外なことに、セフィロスはクラウドから一撃をもらい、ライフストリーム(星の流れ)に落ちて絶命します。
3.6 セフィロス・コピー計画
ニブルヘイム事件で重傷を負ったザックスとクラウドは、宝条に連れ去られてセフィロス・コピー計画の実験台にされます。ジェノバ細胞を埋め込まれ、魔晄を浴びさせられたのです。(5年間監禁)
セフィロス・コピー計画に成功した実験体には、ナンバーの入れ墨が彫られます。FF7 リメイクでも登場した入れ墨がある黒マントをかぶっている人たちは、セフィロス・コピー計画の被害者です。
精神に適性がなくソルジャーになれなかったクラウドが、ソルジャー並みの強さを得たのは、セフィロス・コピー計画が原因でした。しかしこの計画でも『成功』とみなされなかったクラウドには、入れ墨は彫られませんでした。
3.7 ザックスとクラウドは実験施設から逃亡&物語の開始
5年に及ぶ監禁生活を過ごす中、クラウドはジェノバ細胞で精神崩壊&魔晄中毒でグッタリしています。そこに転機が訪れます。ザックスがクラウドを連れて、逃亡を試みたのです。
逃亡するも、すぐに兵に追われ戦うことに。ザックスはもともとジェノバ細胞を組み込まれたソルジャーのクラスファーストですが、さらにジェノバ細胞を組み込まれたことにより弱体化してしまいます。ですから兵士によって殺されてしまいました。
一方、精神崩壊&魔晄中毒でぐったりしているクラウドは、「放っておいてもこのまま死ぬだろ」との判断から殺されず、放っておかれました。ところがその後に目覚めたクラウドは、ザックスの剣を握りミッドガルへ向かいました。その駅で偶然に幼なじみのティファに出会い、FF7の物語は始まっていくのでした。
3.8 クラウドが幻覚を見る理由
ここでようやくクラウドが「ソルジャーのクラスファーストだ」という勘違いの話に戻ります。結論からいうと、同じく実験台にされていたザックスの記憶と混ざり合ってしまったからです。
というのも、宇宙生物であるジェノバには特殊な能力がいくつかあります。能力の1つが『相手の記憶を読み取る能力』です。
ジェノバ細胞を埋め込まれたクラウドは、ジェノバの能力によりザックスの記憶を読み取りました。そして精神崩壊&魔晄中毒により記憶がこんがらがり、「ソルジャーのクラスファーストだ」と言うようになったわけです。
FF7 リメイクでクラウドはたびたび幻覚を見ますが、あれは自分の記憶であったり、ジェノバ細胞の影響で読み取ったティファの記憶であったり、エアリスの記憶であったりします。って、FF7初プレイの人にはつらい設定なのです。
以上、FF7 リメイクでFF7を初プレイして「へ????」となった人向けの補足説明でした。以下では調べたことをまばらに書いておきます。
3.9 ジェノバの他の能力
ついでにジェノバの他の能力についても書いておきましょう。
- 相手の記憶を読み取る(これによりクラウドの記憶が混濁)
- 読み取った記憶に出てくる人物に姿を変える擬態能力(作中でクラウドがセフィロスを何度も見ますが、ジェノバ細胞を埋め込まれた黒マントが擬態している)
- 体をバラバラにされても破片を集めて再生する能力
3.10 エリアスの父親
エリアスの父親は、なんとジェノバ・プロジェクトの創始者であるガスト博士です。ガスト博士はプロジェクトの過ち(ジェノバが古代種ではないこと)に気がつき、神羅を抜けます。
神羅を抜けた後も独自調査で古代種を探し続け、古代種の末裔であるイファルナと出会い、子どもをもうけます。この子どもがエアリスなのですね。
ガスト博士が神羅を抜けた後のポジションについたのが、宝条です。宝条はガストを探し、最終的にイファルナとエアリスを新羅に連れ帰ります。
3.11 神羅が古代種を求める理由
神羅は魔晄エネルギーを売りにしている大企業です。ですから、魔晄がもっとたくさん出る土地を見つけたいわけです。その土地こそ、古代種がいう『約束の土地』だと解釈しており、古代種を求めているのです。
3.12 セフィロスコピー計画で生まれた黒マントたちはセフィロスに操られる
セフィロスコピー計画の実験台にされた人たちは、ソルジャーの適性があるような精神力を持った人たちではありません。精神力がない人たちにジェノバ細胞が組み込まれると、ジェノバ細胞を抑え込むことができず、ジェノバ細胞に操られることになります。
上述したとおり、ジェノバ細胞は自身の破片を集めて再生する能力があるため、集まろうとします。またジェノバ細胞の能力を完全に操ることができるセフィロスは、ジェノバ細胞を通して黒マントの人たちを操ることができます。
3.13 ライフストリームとは?
ライフストリームとは、星のエネルギーみたいなものです。神羅はライフストリームに『魔晄』という名前をつけて吸い上げているわけですね。
3.14 セフィロスが死ななかった理由
で5年前、クラウドの一撃によりセフィロスはライフストリームに落ちました。普通なら死んでライフストリームに還っていくはずなのですが、ジェノバ細胞を組み込まれ、かつ強靭な精神力を持っていたセフィロスはライフストリームの中で自我を保ち続けました。
そしてライフストリームに流れる膨大な知識を吸収し、セフィロスは古代種やジェノバについての真実を知りました。そこから北の大地、かつてジェノバが地球にやってきた場所で、ライフストリームを利用して肉体の再生を行いました。
3.15 セフィロスはなにがしたいのか
ライフストリームでこの世の知識を吸収したセフィロスは、自分を古代種以上の存在と確信します。そして星と融合し、神となることを目指します。
3.16 メテオとホーリー
星と融合するために、膨大なライフストリームをセフィロスは求めます。どこから膨大なライフストリームが出てくるかと言うと、星は傷ついたとき、修復するために膨大なライフストリームを放出します。セフィロスはこれに目をつけました。
そこでセフィロスは星に大きな傷をつけるために、究極の破壊魔法メテオ(黒マテリアが必要)を使うことを計画します。唯一メテオを防げるのが白魔法のホーリー(白マテリアが必要)で、ホーリーを発動できるのがエアリスです。
おわりに
Wikipediaを見てびっくりするくらいのFF7の濃厚さ。そりゃFF7 リメイクをプレイしただけでは謎が残るだけですね。
物語のカギになるのはなんといってもジェノバかと思います。ジェノバの記憶を読み取る能力、擬態する能力、その細胞がセフィロスとクラウドに埋め込まれていること、この知識の前提がなければFF7 リメイクを理解できるはずもありません。
いやはや、もうちょっと説明があってもヨカッタのではないかなーと思います。まぁFF7プレー済みの人向けのゲームだから仕方ないのかもしれませんね。
参考までに。それでは!
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*追記
こちらの動画がとても分かりやすかったです↓
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