「最高のがん治療」を読んでいたら、興味深いところがありましたのでメモ。
「抗がん剤治療は体がボロボロになる」というイメージを持っていましたが、医療の進歩によりかなり副作用などを低減できる時代になっています。
2020年3月現在でいうと、血液がん以外のほぼ全ての固形がんの抗がん剤治療は、通院治療で行えるようになっています。ですから欧米では、固形がんの抗がん剤治療を入院でおこなうことはほとんどありません。
しかし日本では、通院治療が可能な抗がん剤でもいまだに入院で行われています。通院できる抗がん剤治療を入院で行うということは、
- 患者の生活の質を下げ、社会復帰を妨げる
- 入院には多大なコストがかかるため、医療費を必要以上に使ってしまう
というデメリットがあります。
こんなところにも医療費を削減できる場所があるのですね。
>『「医療・介護産業」のタブーに斬りこむ! 日本国・不安の研究』を読んで
参考までに。それでは!
※厚生労働省のデータを見ても、半数以上の患者さんの抗がん剤治療が入院で行われています。p66
とのことで、日本は通院が進んでないと書かれておりました。で、ここのリファレンスが平成22年度とちょっと古いデーターでした。まぁ、今もそんなに変わってないのでしょうけれど。
https://www.mhlw.go.jp/stf2/shingi2/2r9852000000dqf6-att/2r9852000000dqio.pdf
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