【初心者必読】配信マイクは「ノイズ」で選べ。ソフト除去の限界とダイナミックマイクの必要性

コンデンサーマイクがエアコンやキーボードなどの環境音を拾ってしまうイメージ図 オーディオ・配信機材
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「配信や録音のために、音の良いマイクが欲しい!」

そう思ってAmazonで評価の高いコンデンサーマイクを買おうとしているなら、少しだけ待ってください。

実は、マイク選びで最も重要なのは「音質の良さ」ではありません。「あなたの部屋の環境音(ノイズ)をどれだけ拾わないか」です。

この記事では、過去に私が「高性能なコンデンサーマイクを買って失敗した経験」をもとに、初心者が陥りがちな「ノイズの罠」と、ソフトウェア除去の限界、そして最終的にたどり着いた正しい機材選びについて解説します。

私がこれまでに使ってきたコンデンサーマイク↓
Shure MV51
Shure MV88+
Blue Yeti
TechZone Stellar X2


1. 最大の敵「環境音」とコンデンサーマイクの罠

マイクには大きく分けて「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の2種類があります。

一般的に「音がクリアで高音質」と言われるのはコンデンサーマイクですが、これには大きな落とし穴があります。

それは、感度が高すぎて、部屋の余計な音(環境音)まで全て拾ってしまうことです。

実際に拾ってしまう音

私が過去に防音室のない普通の部屋でコンデンサーマイクを使った際、以下のような音が入り込み、非常に苦労しました。

  • エアコンや扇風機の風切り音
  • パソコンのファンの回転音
  • 窓の外を走る車の走行音
  • キーボードやマウスの操作音

【失敗談】「ゲーム実況のカチャカチャ音」がうるさすぎる問題

コンデンサーマイクがゲームコントローラーの操作音(カチャカチャ音)を拾う失敗例

これは私が実際に経験した失敗談です。

以前、大人気のコンデンサーマイク「Blue Yeti」を使って、PS4のゲーム実況を録音してみたことがありました。

音質自体は非常に良かったのですが、録音したデータを聞き返して愕然としました。

コントローラーを操作する「カチャカチャ音」が、私の声と同じくらいの音量で鮮明に入っていたのです。

マイクアームを使っても、机の振動や空間の音を敏感に拾ってしまうため、ゲーム実況のように「手元で何かを操作しながら喋る」という用途には、コンデンサーマイクは相性が悪いことを痛感しました。


2. ソフトウェアや吸音材で対策できるか?

「マイクを買い替える前に、ソフトや設定でなんとかならないの?」と思いますよね。

私もマイクを買い替えるのが悔しくて、いろいろな対策を試しました。しかし、どれも「完全な解決」にはなりませんでした。

① ノイズキャンセリングソフト(Krisp / NVIDIA Broadcastなど)

ZoomやDiscordのノイズ除去機能や、OBSのフィルタ、NVIDIA BroadcastなどのAIノイズ除去は非常に優秀です。確かに環境音は消えます。

しかし、強力にノイズを消そうとすればするほど、肝心の「自分の声」の音質が劣化します。

声がケロケロしたり、お風呂場にいるような不自然な音(通称:水中ボイス)になりがちで、「高音質」とは程遠い結果になりました。

② 物理的な対策(リフレクションフィルター・吸音材)

マイクの周りを囲う「リフレクションフィルター」や、壁に「吸音材」を貼る方法もあります。

これらは部屋の反響音(エコー)を減らす効果はありますが、「エアコンの音」や「手元の操作音」を消す効果は薄いと言わざるを得ません。

しかも、本格的に対策しようとすると、マイクを買い替える以上にお金とスペースが必要になります。


3. 解決策:防音室がないなら「ダイナミックマイク」を選ぶ

ダイナミックマイクが周囲の環境音を無視して口元の声だけを拾う指向性の図解

ソフトでも物理対策でも限界がある。では、静かなスタジオを持っていない私たちはどうすればいいのでしょうか?

最も確実で、コスパの良い解決策は、マイクの種類を「ダイナミックマイク」に変えることです。

ダイナミックマイクはコンデンサー型に比べて感度が低く、「口元のすぐ近くの音」しか拾わない特性があります。

そのため、エアコンの音や、手元のキーボード音を「物理的に」拾わなくなり、ノイズ除去ソフトに頼らなくてもクリアな音声が手に入ります。

現在、私がメインで使用しているのもこのタイプです。これからマイクを買うなら、以下のモデルを強くおすすめします。

  • USB接続で手軽に使いたいなら:Shure MV7

4. もう一つのノイズ「吹かれ音」とポップガード

金属製ポップガードが息(ポップノイズ)をブロックして下に逃す仕組みの図解

環境音とは別に、マイクを使う上でもう一つ対策しなければならないノイズがあります。

それが「ポップノイズ(吹かれ音)」です。「パ行」や「ハ行」を発音した時に、息がマイクに当たって「ボフッ」となる不快な音のことです。

このノイズは、どんなに高いマイクを使っても発生します。これを防ぐためには、専用アイテム「ポップガード」が必須になります。

口の前に手を置くとわかりやすいのですが、「パ行」や「ハ行」の言葉を発する時は、手に風が当たると思います。この風がマイクにひろわれると『ボフボフ』という音が入ってしまうので、すごく聞き苦しい音声になってしまうんですね。

その息が直接マイクに当たらないようにしてあげるのがポップガードです。音声を録音する人にとってはポップガードは必需品ですね。

ポップガードはツバも防いでくれる

ポップガードの重要な役割としてポップノイズを防ぐということもありますが、もう一つ重要なことがあります。それがツバ対策になります。

ツバがついていくとマイクがどんどん臭くなっていきますよね笑。安物のマイクであればそれでいいかもしれませんが、高級なマイクだと大事にしたいと思いますので。

ポップガードの種類と選び方

Amazonなどで探すと、主に2つの種類があります。

  • 布製(数百円〜):安価ですが、高音が少し削れて音がこもる傾向があります。
  • 金属製(1,500円〜2,000円程度):おすすめはこちらです。網目が特殊な形状をしており、布製よりも音質への影響が少なく、息を効果的に下に逃してくれます。

特定の高いブランド品を買う必要はありません。Amazonで売っている1,500円〜2,000円前後の「金属製ポップガード」で機能は十分です。これがあるだけで、聞きやすさが段違いに変わります。

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まとめ:環境に合わせてマイクを選ぼう

  • 静かな部屋・防音室がある人:コンデンサーマイク(Blue Yeti, MV51等)がおすすめ。繊細な高音質で録れます。
  • 生活音がある普通の部屋・ゲーム実況をする人:ダイナミックマイク(MV7, SM58等)が絶対におすすめ。ノイズストレスから解放されます。

そしてどちらのマイクを使う場合でも、息のノイズを防ぐ「ポップガード」を用意すればさらに安心です。

自分の部屋の環境に合った機材を選んで、クリアな高音質を目指してくださいね!

参考までに。それでは!


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